2010年から2019年までの10年間にリリースされたJPOP音楽から、

KTA44がどうしても気になった曲をCD-Rに焼いてオリジナルアルバムを作ったよーって話の続き。

残すところ、ご紹介させていただくのはあと2曲。


ぼくらが旅に出る理由 野宮真貴
【2015】

もともとこの曲は、1990年代中期に

あの、元フリッパーズギターで

あの、小山田圭吾と共に大活躍した
うぁの、小沢健二がソロに転向後に発表した曲です。

若さにあふれ、爽やかで、ちょっと切ない青春ソング。

当初、彼のバージョンは心ない音楽通から


「ポールサイモンさんの曲に似てるじゃあないか」とか言われていたようですが


今はもう、そんな事ほじくり返す人も私だけになるぐらい、オザケンの曲は世の中に浸透しています。

「ほじくり返す」で思い出すのは、やはり小山田圭吾のオリンピッ・・・





さて、様々なアーティストがオザケンをリスペクトし、『ぼくらが旅に出る理由』をカヴァーしていますが

元ピチカートファイヴのボーカルにして、私が〝日本7大女性歌手〟に挙げる
野宮真貴 もその1人。

2015年に彼女がリリースしたカヴァーアルバムでも取り上げられていました。


カヴァーの経緯は存じ上げませんが
活躍した時代が〝ほぼ同じ〟である
ピチカートとフリッパーズは
何かと関わりがありますからね。


私は上記のアルバムリリース以前の
野宮真貴のライヴ映像で、この曲を唄っているのを観たことがありましたが

イントロは例のポールサイモン仕様でした。

しかしこのカヴァーアルバムに収録されたバージョンのアレンジは、野宮さんにピッタンコのとてもしっとりバラードになっていて、

何よりもイントロは、ポールサイモン仕様でもオザケン仕様でもありませんでした。

そもそもメロディーが美しいこの曲。
野宮さんのやさしい歌声も相まって、うっとりと聴き惚れていると

なんと!
曲のクライマックスになって、

♪チャー ラッチャッチャ
♪チャー ラッチャッチャ

原曲のイントロが入ってくるではありませんか!(表現が乏しくてすみません)

ここの部分を初めて聴いたとき、
野宮さん達の原曲へのリスペクト、
原曲への愛をを感じて私はオザケンでもポーサイでも(そんな風に略さない)ないのに涙腺が緩んでしまいました。



残念ながらYouTubeには
この曲だけの動画はなく、

アルバムのダイジェスト動画しか貼ることが出来ませんでした。

KTA44がそんなに言うなら聴いてみようかと思った方は、CDショップかレンタル屋へ行ってみてくださいね。


カヴァーアルバムだから、
他にもあなたの知ってる曲、入ってるかもよ。

そして、あなたの町のCDショップやレンタル屋にこれ、置いてないかもよ 

(ノ`△´)ノこらっ!