懐かしい小説っ☆
確か私が高校生のときぐらいだったから、約7年前です(笑)
野ブタ。をプロデュース
白岩玄 作
2004年11月30日 初版発行
あれ、発行は8年前か。ちょっとサバ読みましたね←
当時、ドラマにもなって結構有名だったこの小説。
「いじめられっこは人気者になれるのか!?」
と、帯だけを読んだらしんみり系なのかコメディー系なのかハッキリしませんが、私の中でこれはコメディーよりです(笑)
でも、色々考えさせられる小説で。
主人公は2人。
クラスで人気者の桐谷修二。
そしていかにも「前の学校ではイジメられてました」な転校生、野ブタこと小谷信太(コタニ シンタ)。
桐谷修二は、絵にかいたような「人気者」。
でも、彼は裏の顔ではちかよって来た友達を「いらっしゃいませ。」と心の中で言っちゃうような、周りを小ばかにしちゃってるタイプ。
転校してきたばかりの信太は、修二のその人気者ぶりを羨ましく思い、修二に弟子入りさせてくれるよう頼んじゃいます。
修二の心は、「マジかよ」と思いつつ、「俺がこいつをプロデュースするってことか・・」とちょっと乗り気になってくる。
だから、野ブタをプロデュースってタイトルなんです←わかりやすい
あの手この手で、少しずつ信太を周りに溶け込ませていく修二。
信太も自分が少しずつ周りに溶け込めていくのがうれしく、色々やらせる修二に感謝します。
そしてすっかり信太が人気者になったころ、いつも仮面を被っていた修二の身にある事件が起きます。
それは修二の仮面を壊してしまうような大事件です。
周囲も少しずつ仮面が剥がれる修二に疑問を抱き・・・。
ざっくりと、こんな内容です。
この本のいいところは、とにかくスラスラ読める「読みやすさ」。
登場人物の気持ちの移り変わりやそれぞれの場所の描写がとてもわかりやすく、若い人は特にすんなり入っていける小説だと思います。
特に、修二の仮面が剥がれる大事件に関しては、「そんなことで?」と思っちゃうようなことなんですが、それでもその年代の人の心に疑問を生じさせるキッカケにしては十分な内容だな、と妙に納得できてしまう。
ちょっといたたまれないのが後味が若干悪い気がする(笑)
これで終わり、で納得できる人のほうが多いかもしれませんが、今時の子達は皆こうして再起するのか?と思うとちょっと切なくなります。
いや、きっとそうしながら大人になっていくってことかな?
あの時、あーしていれば
この時、こーしていれば
そんな後悔がところどころに散りばめられてて、読み手はもどかしい気持ちになるかもしれません。
その点、ドラマは拍子抜けしちゃうくらいのクライマックスだったな、って思います。
主人公もドラマは3人だし、
自分を信じてくれる人がいるのかいないのか、
自分すら、自分を信じることができるのかできないのか、
人と人との付き合いとはなんなのか、
この作品はそんなことを考えさせてくれます![]()
ドラマ版のキャストは、亀梨和也さん、山下智久さん、堀北真希ちゃんととっても豪華です。
ドラマと原作は分けて考えられたほうがよろしいと思いますが、「懐かしい!ドラマみたい!」って方はこちらもご参照くださいませ☆
(DVD-BOX)