※映画鑑賞の感想です。
※ネタバレ注意

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おヒゲ姿も。

生来の
整ったパーツに、
涼しげな目元ゆえ。

清涼感を伴って
美貌が際立ってしまう、
山田孝之さま。
(盲目的ですみませぬ)


この
画像のように、
リリーさんが
劇中で笑うシーンは
ほとんど
無かったように
思うのですが。


言動の残忍さに
不釣り合いな、
穏やかな声色と。
柔和で、
ときに
ノーブルな
仕草と表情は。

実行犯の
ピエールさんのみせる
荒々しい動作や、
眉を、表情筋を
歪ませた
血まみれのお顔よりも、
深く静かにこわい。


あと、
死刑囚となった
ピエールさんと
対峙する、
リリーさんの
冷ややかな
眼つきは。

体表面から体温を
奪われる
錯覚おこすくらいに
氷点直下。



狂気のカタルシスは。

正義を振りかざして
善悪を
わけること?

それとも、
殺意も悪意も
罪悪感も超越して。

人間自体の
本質である
残虐さに
向き合っているか、
目を背けているか、
ってこと?



ジャーナリズム魂で
事件を、
真相を、
追いかけていた
はずの主人公の目が。


キムラの去った
面会室の扉を
見据える
表情が凶々しくて。


これまた、
怖かったです。



家族間で。

または、
社会的に
不良債権になった
いのちが
抹殺されて。


生きている家族
(非労働者)
(娘たち)に
還元される錬金術。


そして、
裏切りを餌に
操り。


操られる
いのちすらも、
情に流されることなく
利用価値のみで
存在をはかる
錬金術師、、


生きてるにんげん、
最恐こわい。


そして、
優しい声色で
近づく輩に
気をつけろ、
ってことなのかしら。


世渡り上手、になるには?
賢く
生きる知恵って、
なんだろう。


考えすぎて
ループしまくる。



池脇千鶴ちゃんの、
(ひととして)
してはいけないと
わかっていても、と
己を律する
苦悶の表情が
印象のこる。

オトナな女優さんに
なったのだな、、

なんて、
母心も刺激されつつ。



はい、閑話休題。


某レビューは
両極な意見満載(苦笑。

みる人を
選ぶ作品なのかも
しれません。


R15ですので、
オトナだけで。
(濡れ場ありです。)

静かに薄暗い照明のなか
腰掛けて、
じっくり
鑑賞していただきたい
作品ですにゃ。