この間の4月末の土日は、新弾前でモチベーションが低下した現行カードから距離を置いて、旧裏とADV-PCGの古いカードで遊んできました。どちらも対戦経験こそあるものの、潤沢なカード資産を持っているわけではないので、今回はどちらも貸し出しデッキを借りて対戦をしてきました。対戦成績は、まぁぼちぼちでしたがとても楽しかったです。

そんなわけで、今回の記事の本題は、ポケモンカードって面白いよねってことです。この2日間のポケモンカードはとても面白かったです。普段の現行ルールがつまらないとかそういうわけではない(つまらなかったら続けてない)のですが、過去環境に触れることで新しい発見ができることに好奇心をくすぐられます。カードプールを全て把握している現行では得られないワクワクとドキドキがそこにはあって、まるで昔の、カードリストも把握せずにパックを開けていた頃のような純粋な楽しみがそこにありました。そして、当時知り得なかった環境デッキや一癖あるサプライズデッキたちとの出会いに感動し、その洗練された動きに胸踊らせる体験をする。情報に満ち足りた今ではなかなか得られない高揚感を得ることができました。当たり前といえばそうですが、シリーズが変わると対戦環境が様変わりします。対戦スピードや感覚が違うので、そこでも新鮮な感覚を体験できますし、それを理解できたときに気持ち良さがあります。

この他に、対戦するときの楽しさには2種類あると思ってます。それは純粋な勝ちを求めたヒリヒリとした対戦の楽しさと、勝ち負けにこだわらず遊べる対戦の楽しさだと思います。最近ではヒリヒリとした対戦ばかりしていて、負けたくないという気持ちに心拍数を上げながらやるギリギリの試合を楽しんでいました。でもふとしたときにそれが辛くなるときがあります。それは中高で部活をしていたときもそうでした。部活では、辛くても続けなくてはいけなくて、挙句どうしてその競技をしているのかわからなくなって、楽しかった気持ちを見失ったりします。変な話、趣味であれば自分の好きなタイミングで離れることができるので、辛くなることも少ないのかなって感じます。その点ポケモンカードは、競技的な環境から離れても楽しく対戦する環境は整っていますし、現行ルールから離れてみるということもできます。そしてそれは基本楽しいです。だから、ポケモンカードって楽しいって気持ちは定期的に思い出すことができますし、素敵なコンテンツだなって思います。

少し話は変わりますが、過去環境で遊ぶためには、その環境を回し続けていて、受け入れてくれる人たちが必要だと思います。旧裏界隈を例に挙げると、定期的にオフ会がオープンに開かれていて、対戦では環境は常に動いています。新規カードが投入されない閉ざされた環境が回っているんです。これって凄いことで、普通だったら2つぐらいのデッキが環境トップとして君臨してほとんど動かないはずなんです。でもポケモンカードはその環境が回っているんです。ある程度強いデッキは確立されていながら、ポケモンカードだけが持つ弱点システムや独特なメタゲームによって回り続けています。このコンテンツだけが持つ素晴らしさだと思います。だからいつまでも楽しく続けている人たちがいるんだと納得できました。

この先もずっと、人との繋がりを大切にしながら廃れることもなく続けていける趣味に出会えていると思うと、こんなに幸せなことはないなと感じます。

だから続けていきたいと思うし、それがポケモンカードをする理由だと思います。

ポケモンカードって面白いよね。