お誘いいただき桐朋学園音楽部門同窓会による創立70周年記念グランド・コンサート~TOHO Next Legend~、に行って参りました。



帰りの都合などあり最後までいられなかったのですが💦とても豪華な内容、ずっともう興奮して聴いていたので今ぐったりしています。

最後まで聴いてた方の話によると4時間越えのプログラムだったそうな。


休憩中のロビーで周りを見ていると来ている方々は現役音大生っぽい方だったり、卒業生?な感じでみなさんお知り合いの感じで

「◯◯君出るんやね~」と聞こえてきたり、演奏が終わった方を称えている先生がいらっしゃったり「同窓会」な雰囲気でした!

音大の世界ってのだめカンタービレしか知らない私ですが、少し空間をご一緒させていただきなんか楽しかったです。

ゴールデンウィークに演奏を聴きに行った憧れの指揮者の方もいらして話しかけたかったけど我慢・・・(笑)留守番の夫に話したら「そんなのマナーで当たり前!」と怒られました(笑)


演奏はもちろん!皆さん本当に素晴らしかったのですが心に残ったことを記しておきます。


・中学生・高校生組の演奏、素晴らしかったです!!!この年齢でサントリー大ホールでソロ!「学生さんなのにすごいね」、とかでなく3人のプロとしての演奏本当に素晴らしかったです。ハープは天女が下界に降りてきたんか?というくらい美しい旋律でハート鷲掴みにされましたし、チェロは素晴らしい演奏をしてる、だけでなく空気感や視線配りなどから舞台を御自身で作り上げてる感じがしました。今後もおばさんは4人の動向を見守って行きますよ~!!!(笑)このコンサートのコンセプトの通り、皆さんのこれからの未来が本当に楽しみです♪


・ヴァイオリンの徳永二男さんの演奏、ラヴェル ツィガーヌ。演奏予定だった三浦文彰さんが乗る予定だった飛行機が飛ばなくてスペインから帰国出来ず、昨晩徳永さんの代打が決定し、たった1時間半の練習での舞台。ツィガーヌって1時間半で本番迎えられる曲でしたっけ?!!凄い!やっぱり音が重厚でボリュームもあり、貫禄が若手とは違いましたね。三浦さんの演奏も聴きたかったのですが、今日徳永さんの演奏が聴けて良かったです。演奏が終わったあと凄い拍手でした。

徳永さんは過去、同じような感じでブラームスコンチェルトのソリストの代打も務められた逸話もお持ちのようです。。。

このお話は徳永さん自身はしてません。全て高嶋ちさ子さんが解説されました。

三浦さんの演奏前に突如高嶋ちさ子さんが舞台に登場し「皆様に残念なお知らせと嬉しいお知らせがあります。」と、三浦さんの欠席と徳永さんの代理演奏を紹介されてました。三浦さんの演奏を楽しみにされていた人のがっかり感をフォローしつつ、徳永さんの演奏への期待感を高めていました。

その後、徳永さんの過去の逸話をご紹介しながら「昨晩代打を聞いたばかりで練習時間が1時間半しかなかったそうですが、きっと(ブラームスの時みたく)素晴らしい演奏をなされるでしょう。」と言われていて、なんてハードルをあげる弟子なんだ!とその時は思ったのですが(笑)

改めて振り返ってみると、もしもこれが仮に「1時間半しか練習時間がなかった」しか言っていなかったら、演奏への言い訳のようになってしまいますし、何もしらない私のようなトーシロは「私たちは三浦さんの演奏の代わりに1時間半の練習しかしてないツィガーヌを聴いた」というがっかりに繋がっていたかもしれません。

高嶋ちさ子さんのトークのお陰で、今回徳永二男さんの新しい逸話が作られる場面を目の当たりにした!とオーディエンスの皆さん満足感が高かったと思います。拍手の盛り上がりもそんなみんなの気持ちを表していました。

アクシデントにより、これからの未来のLegendを作るNext世代と、そして現在のLegendがみれた良いコンサートでした。



なんか今日を思い出す記念に・・・と、サントリーホールのお土産(ボールポイントペンとハンカチーフ)も買って帰りました。

お土産をわざわざ買ったけど、今年すごい勢いでサントリーホールに何度も行っている気がしないでもないです。


六本木の女王、と呼んでください。