脱三振。その先を目指して | 走りーまんは少年野球を応援します

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サブ3を目指していたが、心折れて流浪の民。

 先週の試合でようやく連続三振を脱した太郎(ヒットを打ったとは言ってない)。

 

 年上の外角低め速球(まあ速いと言ってもたかが知れてるが)をはじき返し、内野フライ。抜けていれば、という当たりではあったが、相手の巧守に阻まれてしまった。それでも、素振りやシャトル打ちを続けてきて結果が出たことに、ほんの少し自信をつけたようだ。前はなかなか好きではなかった素振りも(ちょっぴり)積極的にやるようになった。

 太郎に限らず、自チームの子を見ていると、打てないときの所作が大体共通していることに気づく。

①トップの位置が下がっている
②ホームベースから離れすぎている
③タイミングがとれず振り遅れている
④高めのボール球に手を出す

 このあたりだろうか。

 ①は、既に構えの時から低かったり、高く構えていても打撃動作に入ろうとすると下がってしまったり、いろいろである。どちらにしても、腕やアタマが前に出てしまい、軸が作れずにスイングがぶれてしまっている。

 ②は単純にボールが怖いのか、とにかくベースから離れてしまい、バットがボールに届かない。踏み出して前にいければまだ良いのだが、それも難しい。

 ③は、かなりはっきりしていて、練習で遅いボールしか打っていないので、速い球に慣れていない。

 ④の心理はいまいち分からないが、とにかく高めに手を出してしまう。①のようにトップが低いので、より一層当たらない。特に太郎は追い込まれると、すぐに高めに手を出して空振りをする(そして泣く)。

 こう整理してみて思ったのだが、引っ張る意識を持たせる練習が大事なのではないだろうか。内角に来たボールを、しっかりと腕をたたんで、ミートポイントを前にして、ゴロで良いので強い打球を打たせる…。打ち方を学んだら、徐々に速い球へステップアップしていく…。

 言うは易し、行うは難し、井上ひさし。とにかく根気よく練習してもらいたいと思う。