シャトルを狙え | 走りーまんは少年野球を応援します

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サブ3を目指していたが、心折れて流浪の民。

 通勤途上、紅葉が色づいているのが目に入った。おいおい、ウソだろ?冗談はよしてくれ、今年の夏はどこにいっちゃったんだ?(しつこい)

 寝ても覚めても少年野球である。今週の太郎次郎'sテーマは「シャトル打ち50回」となった。あのヤクルトの山田哲人選手が取り組んでいたとのエピソードで有名な、シャトル打ちである。

 「シャトル」というのはバドミントンで使われるシャトルを指すのだが、これは元をたどると、織物の糸を通す器具を意味するのだそうだ。縦糸と横糸を重ねる際に、この「シャトル」を往復させることから、転じて往復させるものを示す言葉となったとのこと。

 言われてみれば、バドミントンのシャトルもラリーの往復が続くわけだ。スペースシャトルは宇宙と地球を行ったり来たりするし、シャトル便なんて呼ばれる往復バスもありますね。

 そのシャトルをバットで一方的にたたき続けるのだから、語源を真っ向から否定する練習方法ではある。本来ラケットで飛ばされるために生まれてきたシャトルもなかなかに災難である。

 この練習方法の一番の利点は「場所をとらないこと」。これに尽きる。

 以前書いたとおり、不特定多数の、しかも幼児も含めた子どもの遊び場である公園で軟式ボール(J号球)を打つには無理がある。ネットを張ってトスバッティングをやってもいいが、まだわざわざネットを買うには至っていない。カラーボールを練習で使うことも多いが、これもまた転がってっちゃうんですよね。いちいちボールを取りに行くのが面倒である。

 その点、シャトルは良い。飛んでいってもせいぜい数メートル。素振りと違って、狙って打つ動作に子どもは飽きが来ないし動体視力も鍛えられる。滞空時間が長く、タメをつくる練習にもなる。そして安い。

 難点と言えば、あまりに軟式球と重さや軌道が違いすぎる点か。太郎を見ていると、シャトル打ちばかりやって軟式のミートがバグっている時がある気がする。まあ、これもしばらくJ球を打っていると感覚が戻ってくるようだ。

 で、今週のテーマ「シャトル打ち50回」。厳密に言えば、テーマではなく練習方法だが。

 どうやら10月になると、試合も開催できるようになるらしい。コロナ禍も若干の落ち着きを見せ始めているところで、何とか再開されてほしいものである。

 人数が少ないチームといえども、さすがに1年生の太郎がスタメンになるのは難しい。だが、我がチームはとても子どもを大事にする監督・コーチ陣で「せっかくの試合なのだから全員が試合に出られるようにする」と考えてくれている。もうこれは拍手喝采である。

 で、そうなると、太郎の出番は代打か守備固めである。

 これまで、4~5試合に出たのかな?太郎の打撃成績は「すべて三振」である。打率0割0分0厘。凡打すら打てていない。ファールチップだけ1回あった。それ以外、空振りか見逃しである。

 せめてバットに当ててほしい。もうこれは親のエゴと言われても良い。切なる願いである。

 そのために今日も太郎はシャトルをぶっ叩く。頼むよ、頑張って。