前日の夜は怖くてしばらく泣いていたけど、なんとか眠りにつき朝まで眠れたので私も一安心で手術当日の朝を迎えた。

当然だけど、怖くて怖くて仕方ない。

 

朝9時の入室。

 

病院の配慮で手術室の中まで付き添いをして大丈夫とのことで、前室でガウンなどを身に着けて、本人のベッドと共に手を握りながら手術室へ。

本人は大号泣。

点滴で麻酔を入れる予定だったけど、ちょっとかわいそうだねとなり、笑気麻酔をしてからルートをとったり、静脈麻酔、剃毛をしてくださることに。

麻酔で眠るところまでに届けて私は手術室を後にして夫と部屋で待つことに。

 

まさか手術室の中まで付き添いをさせてもらえると思わなかったので本人の精神的負担を考えると本当にありがたかった。

とともに、5類から移行したこの時期で本当によかったとも思う。

 

犬ちゃんが絶食だったので私たちも犬ちゃんの前での飲食は申し訳ないので飲まず食わずでいたので、手術中に軽く朝ごはんを食べた。

まさかこんな日が来るなんて。

一か月前の出来事だけど、本当に一瞬で生活が一変してしまうんだなと思う。

未然に防げるものでも、予防ができるような状態でもなかったから悔やんでも仕方ないし、何を悔いていいのかもわからない。

悔やんで何か状況が変わるなら何度でも何万回でもそうするけど、1㎜たりともそれが功を奏することはないから一日一日回復することだけに目を向けて頑張っていくしかない。

 

この日、一度目の手術と違うのは、犬ちゃんの状態が落ち着いていること、命の危機がないこと。(手術自体のリスクが0ではないけど)

それだけで気持ちが全然違う。

それに今まで自分の仕事の経験的にも骨を戻すことで内圧が変わるからか、意識がよりしっかりして思考力なんかも一段階改善することを知っているからこの頭蓋骨形成術自体にも違う意味で期待を感じていた。

一応先生にも確認してみたけど、教科書的には頭蓋骨形成術の目的は審美的な意味合いが強い(頭にへっこみがあることでの見た目の改善)けど、先生の臨床経験からも私が感じているイメージは間違いではないと思うと言っていた。

 

今回犬ちゃんは自家骨(自分のはずして骨)で形成予定。

骨を戻すリスクとしては感染が一番心配されるけど今のところ感染もなく経過している。

 

前日血腫除去はしないことに決定したこともあり13時頃には手術が終わり、再び看護師さんと一緒に手術室の中までお迎えに。鎮静も解除となっていて「ママ~えーん」と泣いていた。末梢神経ブロックもしてもらったためか傷の痛みの訴えは聞かれなくて、初回の術後は痛みと熱で苦しそうにしているのを見ているのが本当に辛かったからまずはほっとして自室へ戻った。

 

しかし、ここからが本当の地獄で、翌日のCT後まで飲水禁止と聞いて大パニックに滝汗滝汗滝汗

夜通し「水~えーんえーんえーん」「水飲みたい~えーんえーんえーん」と号泣で二人で寝不足のまま翌朝を迎えた…