栃木県立高校のニュースを見ていて、
胸がぎゅっとなりました。
正直に言うと――
「偏差値なんて気にしない」
そう思っているし、普段から口にもしているのに、
この高校の偏差値がふと気になってしまった自分がいました。
いじめは、
偏差値が高いとか低いとか、
そんなことで起きるものじゃない。
頭ではちゃんと、わかっているのに。
それでも、
どうしても数字を見てしまう自分がいて。
そのことに、少しだけモヤっとしました。
そんな事を考えていて思い出したこと。

あの時、
「中学受験したい」と
子どもが言い出した理由。
偏差値が高い学校に行きたい、
有名な学校に行きたい、
そんな話じゃありませんでした。
「勉強を一生懸命やる仲間がいるところに行きたい」
「先生が、楽しく教えるために授業を考えてくれる学校がいい」
ただ、それだけ。
今思うと、
あれは“逃げ”でも“背伸び”でもなくて、
自分の居場所を探す言葉だったんだと思います。
環境を選びたい、
安心して学びたい、
ちゃんと向き合ってくれる大人のいる場所に行きたい。
ニュースをきっかけに、
そんな子どもの言葉が
静かに心の中でよみがえりました。
偏差値じゃない。
でも、環境は大事。
そうやって揺れながら、
考え続けてきたんだな、と
あの頃の自分と、子どもに
少しだけ優しい気持ちになった夜でした。