ななしいんくにおける銃 | 金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

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人間は滅んだ方がいいと思っている人のブログ

 脳内アウトプット。

 見えてる世界を形にしておく。

 

 まず、創作において「この子が銃を持つとしたらこれが似合う」が本記事のテーマである。

 そして「この子」を自分の推しに置き換えて色々想像してみる。

 持っている銃は何か。

 ハンドガン、ショットガン、狙撃銃、アサルトライフル、ロケットランチャーなどがあり得ると思うが、これら挙げた銃は敵を倒すものでも、作戦を成功させるためのものでもない。ただ「似合う」かどうかのアクセサリーとしての銃である。

 

 もちろん、例えば街中で武装するというテーマがあるのでハンドガン、といった状況による指向性はあるが、じゃあハンドガンの中でも何を選ぶかがアクセサリーとしての着眼点になる。

 

 

 まぁつまりはユリ嬢のうたみたライフルが解釈一致だったという話。

 wotaku楽曲であるsnooze。

 その瑚白ユリカバー。持っている銃はM16。

 原曲版ではAKタイプの銃を持っている少女が描かれている。

 

 

 AKとM16は並々ならぬ確執のある銃であり、誤解を恐れず簡単に言ってしまえば、テロリストのAKとアメリカ軍のM16という背景・構図がある。

 

 ここで、ユリ嬢がsnoozeを歌うにあたってAKを持っている姿を想像すると、ユリ嬢のイメージに対してAKは少々荒い印象がある。ちょっと野蛮すぎる感。

 テロリストの銃というイメージもさることながら、AKはアサルトライフルの中では珍しく7.62mmの弾口径であり、少々デカイ。つまり、(運動エネルギー)=1/2mv2における重さmが大きく、威力に優れる。

 対してアメリカ軍のM16は5.56mm弾であり、威力は劣るが精度に優れる。

 ゲームにおいても、多くは性能の方向性が同じである。

AK:リコイル大、集弾性悪、威力大

M16:リコイル小、集弾性良、威力低

 

 この背景を踏まえた上で、ユリ嬢⇒清楚と連想ゲームをして、より清楚にふさわしい銃を考えると、AKよりM16になる。

 なので、ユリ嬢うたみたライフルはsnooze原曲のAKに対するカウンター表現になるかつ清楚なイメージに近づく銃と言える。

 近年一般的なM4ではなく大型のM16を担ぐ清楚な少女、というギャップ的な表現も感じる。

 

 ちなみに、同じくM16にスコープをつけて狙撃銃とする人にはゴルゴ13がいる。

 静かな怖さという雰囲気について、実はゴルゴ13も元ネタの一人だったのかもしれない。

 しらんけど。

 

 また、ユリ嬢うたみたライフルを拡大してよく見てみると、セレクターがセミオートになっている。

 つまり引き金を1回引くと1発発砲するモード。引き金を引き続けると連射するフルオートや3点バーストにはなっていない。

 そして狙撃用の大きなスコープを取り付けていることから連想されるのは、まぎれもなく「一撃で仕留める」。

 ユリ嬢の清楚な面とバーサーカーな面を綺麗に合体させた、暗黙の主張と読み取れる。

 

 

 ななしいんくにおける銃と言えば、つい最近にユリ嬢以外にもあった。

 日向ましゅ3Dおひろめにおけるピットバイパー。

 歌を歌い始めたと思ったら拳銃を持ってて「なんぞ!?」となった銃であるが、これも日向ましゅという背景を読み取れる。

 

 ましゅの持っていた拳銃、ピットバイパーとはコルト社のM1911という拳銃をSTI社がM1911の100周年を記念して2011年製モデルとして生み出したSTI2011のジョン・ウィックモデルである(長ぇ)。

 今の文章は最後だけ読めばいい。日向ましゅが持っていた銃はジョン・ウィックの銃である。

 日向ましゅはジョン・ウィックが好きと公言していて、同時視聴も行っている。

 つまり、3Dおひろめで持っていた銃は「なんか銃を持ってみたい」というふんわりとしたものではなく、「この銃を持ちたい」と本人たっての希望であったと読み取れる。

 実際、ノーマルなSTI2011に対して、ジョン・ウィックモデルであるピットバイパーは見た目からも大きくカスタムされており、拳銃のマズルブレーキであるコンペンセイターが取り付けられ、照準器に蛍光で発光するパーツが採用されており、マガジンも長いものを使って装弾数が多い。

 この銃を持っているだけで、正にこの手にジョン・ウィックが存在する。

 

 このピットバイパーはジョン・ウィック4に登場するものであるが、ジョン・ウィックの銃と言えばコンペンセイターつきのHK45や、なんだこの変な銃は?から有名になったKSGなどがあるので、ちょっと今後を期待しちゃう。個人的に勝手にね。

 

 

 ということで、ななしいんくにおける銃に視線を向けてしまうワイだが、上記解釈アクセサリー銃のきっかけのひとつは龍ヶ崎リンだった。

 明度を上げるなどして右下を見ると拳銃が映っている。

 これはUSPマッチ。映画のトゥームレイダーでララ・クロフトも使用している0.45弾使用の競技銃。

 ワイの好きなHK社の出したUSPのカスタムモデルに相当する。

 ノーマルなUSPは9mm弾使用、ハンマー式、15発マガジンで、HK社を代表する普遍的な拳銃であるが、USPマッチは攻撃的なカスタムがなされている。

 まず使う弾丸が違う。0.45弾(インチなのでメートル換算すると11.43ミリ)で、9mm弾から大きく威力を上げている。

 拳銃と言えば一般的には9mm弾を使用するものであり、0.45弾を使う拳銃は見た目の通り威力を優先したモデルである。

 例えば、ヤクブツをキメた相手には9mm弾を当てても急所じゃない限り「痛ぇ」で済まされてしまい動きが止まらないことがあるので、急所じゃなくても動きを止めるためにデカイ弾の銃を使う、といった目的などで採用される。

 中には12.7mm弾というバカでけぇ弾を使うデザートイーグル(レイン・パターソン、小森めとなど)もあるが、さすがにここまで来るとバカみてぇな威力という印象になっていく。

 

 この9mmではなく0.45弾の銃、というところが龍ヶ崎リンのイメージと合致した。

 龍ヶ崎リンが9mmハンドガンを持っているのは少々小綺麗すぎる。0.45弾というワイルドさがあってこそ龍ヶ崎リンの銃だと考えており、それが上記うたみたで合致していたのである。

 

 だが、ワイルドな方面に振り切ってしまうのかと言えば、それは違う。むしろそれならガサキもデザートイーグルを持つべきだが、デザートイーグルは違う。ちょっと振り切りすぎに感じる。

 その「ちょっと振り切りすぎ」から軌道修正している最大の要因が、銃先端に取り付けられたスタビライザー。

 拳銃を構えた時、前方を重くすることで銃の重心を前にズラし、リコイルに抵抗するモーメントを強めている⇒反動を小さくしている。さらに、そのスタビライザーを保護パーツとして扱うことで、スタビライザー分の長さだけバレルを伸ばしている。バレルが長いと発砲された瞬間の銃弾が火薬の爆発エネルギーを受ける時間が長くなるので、初速が上がる。つまり精度と威力が上がる。

 

 龍ヶ崎リンの、一見全力でバカやってるように見えて裏での努力が感じられる印象を表すのに、0.45弾使用コンペンセイター付きハンドガンであるUSPマッチは見事にハマっているように感じる。

 

 

 という訳で、ワイは推しの持つ銃に対して何かしら解釈を持ってしまう。そういう生物として生れ落ちてしまった。

 ので、これからもそういう見方を貫き通していきたい。

 以上はその一端であった。




おまけ

こんなこともしてるよ


ななしいんく×銃でワイが本当に一番最初に手を付けたやつ↓

 

その続き↓

 

ななしいんくからは脱退してしまったものの、パトライブで出てきた銃↓