ガンランス 鬼火 合気 リバースブラスト | 金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

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 モンスターハンターライズサンブレイクにおける、ガンランスの鬼火、合気、リバースブラストについて述べる。
 鬼火の何が強いのか、合気のどこが相性がいいのか、なぜリバースブラストなのか。これを述べる。
 ちなみに砲撃タイプは通常を想定している。拡散や放射は評価点が少しズレてくるため、本記事では通常型をメインに絞っている。


 まず、ガンランスの戦い方はライズ→サンブレイクで全く違うものになった、ということが重要であるが、砲撃全弾一斉発射のフルバーストが火力ソースであることは同じで、フルバーストを発動する手段が全く変わっている。
 これを前提条件に考えると、サンブレガンスの考え方を理解しやすい。

 ライズの頃はフルバーストの最速発動手段が、
・ブラストダッシュ→叩きつけ(ブラダキャンセル)→フルバースト
 (A長押し→X→A)
・ガードエッジでガード→叩きつけ→フルバースト
 (ZL+A→X→A)
 だった。

 前者のブラダフルバはバックステップや明後日の方向へのブラストダッシュなどで事前に敵の攻撃をかわしておき、敵の攻撃モーションが終わる瞬間を狙って叩きつけフルバーストを叩き込むもの。
 とは言え、軸合わせが強力な攻撃を事前に位置避けしておくのは難しいし、発動にラグのあるブラストダッシュで攻撃モーション終わり際を狙って突っ込むのも難しい。
 なので、どうしてもA長押し判定+ガンスを後ろに向けるモーションで時間をロスしてしまい、後隙の長いフルバーストをしてしまうと次の攻撃を喰らってしまう場面があった。
 完全にピッタリなタイミングでブラダで突っ込みフルバースト→バックステップ等で回避、というのができれば理想だが、そう簡単にはいかなかった。

 後者のガッジカウンターフルバはライズガンスの特徴的たる戦い方で、まずガードエッジで敵の攻撃を防御できる判定が0.8秒もある。
 太刀がガバガバ判定カウンターと評されていたが、真にガバガバだったはガードエッジである。
 そして、ガードエッジは切れ味回復との説明文があるがそんなのはオマケであり、真価はフルバーストに繋がる叩きつけ即時発動にある。
 なので、敵の攻撃をガードエッジで受け、フルバースト最速発動である叩きつけフルバーストを即座にカウンターとして出すのがこの戦い方である。
 が、ガードエッジでの防御成功モーション→叩きつけモーションを介してようやくフルバーストが発動するため、ブラダフルバ以上にフルバすると次の攻撃を喰らう場面が多かった。
 とすると、
ガードエッジ→叩きつけ→フルバーストできずに回避
 ということになってしまい、これが中々にストレスのたまるものだった。
 また、ブラダフルバと違い移動せずに攻撃をするため、敵の移動を伴う攻撃をガードエッジで受けると、そもそも叩きつけが当たらないこともあった。
 さらに、多段ヒット系の攻撃は1段目ガードエッジ→2段目被弾という、そもそもガードエッジしてはいけない場面すらあり(ゴシャハギ等)、そう簡単にフルバーストさせてもらえなかった。


 というライズの不満点を解消したのが合気リバースブラストなのである。
 さて、ここからサンブレイクの話に移る。
 まず、リバースブラストはガードエッジと同じZL+Aで発動する離脱型の技であるが、これは仕様を理解しないと認識がズレる。こいつは離脱技じゃない。
 と言うのも、リバースブラストは飛ぶ前まで(砲弾点火モーション中および残弾ゼロのときのリロードモーション中)「全身無敵」であり、ここで敵の攻撃を受け、離脱するのではなく「敵に突っ込み」、即座に叩きつけフルバーストを発動する技である。
(ZL+A+スティック進行方向とは逆(同時入力でいい)→X→A)

 つまりガードエッジと似たような感覚でカウンターを狙える。

 しかも、リバースブラストはブラストダッシュと違い、ボタンを押した瞬間に発動する上、ガンスを後ろに向けるモーションもないため、飛び立つ速度が段違いで速い。
 デメリットとして、リバースブラストは途中でブレーキをかけるため長くは飛べないが、それならそれで長く飛びたいときはブラストダッシュをしたらいい。リバブラフルバカウンターの近距離飛行ではブレーキは関係ない。
 ただ、もう1つのデメリットとして蟲を1消費することが挙げられる。これは砲弾を1発消費するだけのブラストダッシュと比較した際の明確な欠点であり、蟲管理からは逃れられない。

 そこで合気の出番である。
 合気は疾替え発動時に0.2秒の無敵時間を発生させ、そこで敵の攻撃を受けると後方へ先駆け移動+最も溜まっていない蟲のゲージを50%回復が発動する。
 つまり蟲が欲しいなら合気で回復、ということだが、ガンランスにおいてはそんな単純なことでは終わらない。

 上述した通り、フルバーストは後隙が長いことから、フルバーストしてしまうと次の攻撃を回避できない場面があった。
 ただし、これは後隙が長いというより、硬直解除できる行動が少なすぎた、という方がニュアンスが近い。
 例えば、フルバループ等で用いるフルバ→凪ぎ払いは、フルバーストの後隙硬直を途中でキャンセルして凪ぎ払いを発動している。
 が、凪ぎ払いは攻撃技であり、全く回避ではない。
 そこに現れたのが疾替えおよび合気だった。
 疾替えは非常に様々な行動の後隙を途中でキャンセルでき、それはフルバーストも例外ではない。
 なので、
ライズまではフルバーストしちゃダメなところでフルバースト→疾替え、合気で攻撃を回避+蟲回復
 というシナジーしかない戦い方をできるようになった。

 つまり、合気リバースブラストというのは、ブラストダッシュより速い発動のリバブラ+フルバーストの後隙をキャンセルできる合気による、最大限フルバーストを叩き込むための戦い方なのである。

 なお、既に有名ではあるが、リバブラフルバカウンターは敵の方に向かって移動してしまうため、これで敵の後方へ移動、闇討ちを発動し砲撃火力を1.2倍という戦い方が非常に有効(ただし良結果の傀異錬成か、ガードスキルを捨てられる腕が必須)。


 と、ここまできて鬼火の話をしていない。
 なぜなら鬼火は相性のいい補助効果スキルだからであり、サンブレガンスの動き方自体は合気リバースブラストが支配しているからである。
 鬼火は合気リバースブラストに追加効果を加えるオプションと言うとニュアンスが近いだろうか。

 ではここから鬼火の説明として、その「追加効果」であるが、まず、鬼火やられ状態は蟲を使った移動時に、その場に鬼火を設置できる。
 「蟲を使った移動」というのは移動を伴う蟲技も対象であり、ガンスで言えば地裂、リバブラでも鬼火を設置できる。
 そして鬼火を突っつくなどして爆破した際、100ちょっとぐらいの(カス)ダメージに加えて初撃は確定でダウンをとれる。
 さらにそして、リバースブラストは
技を発動した瞬間に鬼火を設置→砲弾発射時(飛び始めた瞬間)に鬼火を爆破
 という流れになるため、リバブラをした瞬間に鬼火爆破が発生する。

 つまり、鬼火やられが発症した際、能動的に相手モンスターのダウンを狙うことができる(怒った瞬間の咆哮にリバブラを合わせて確定ダウン)。
 鉄蟲ガルクの麻痺+操竜待機時のタコ殴り+この鬼火ダウン時のタコ殴りを加えれば、最初の傀異バーストはほぼ確実に防げる。
 これがガンス鬼火の強みである。

 なお、鬼火纏スキルはレベル3か4にしないと自動発症しないので注意。
 レベル3の場合、敵モンスターが怒り時に発症、以後怒りが切れるまで20秒ごとに鬼火自動解除→鬼火再発症。
 レベル4だと怒りが切れても鬼火発症効果が1分持続。
 となっている。
 鬼火の爆破ダメージはあってもなくても変わらないカスダメージしか稼げないため、初回確定ダウンしか旨味がない場合は鬼火纏レベル3でいい。

 だが、レベル4にする価値のある場面はあり、これは他のスキルとの兼ね合いを考えることで回答を導ける。

 例えば、怨嗟マガド頭は
鬼火纏2
災禍転覆2
合気1
スロ3
 であり、鬼火ガンスと非常に相性の良い防具であるが、これを選ぶと自動的に災禍転覆が付いてくる。
 これは状態異常解除時に30秒間だけ攻撃ステータスを上げてくれるスキルであるが、鬼火纏は20秒ごとに鬼火解除(災禍転覆発動)からの再発症が発生するため、実質的に災禍転覆が常時発動する。
 しかし、レベル3で止めていると敵モンスターの怒りが切れた瞬間に鬼火纏の効果が終わってしまい、災禍転覆も切れてしまう瞬間が出てくる。
 こういった場面で、怒り終了後も1分持続するレベル4の価値が出てくる。また、死中に活などを併用した場合も同じことが言える。

 特にガンランスでは7733と言われる基本的な火力スキル(攻撃見切り弱点特効超会心)をほとんど盛れないため、災禍転覆や死中に活(共に劫血やられに対しても有効)といった、少ないスキル数で物理ダメを伸ばせるものは大きな利点となる。

 例えば、この記事を書いている時点でサンブレガンスはヤツカダキ亜種のトルチが一強状態であるが(属性で使い分ける必要性が皆無)、これはスロットや改心率が優秀な分、攻撃力が300と控えめになっている。
 そのため、災禍転覆の+12~18や死中に活の+20の加算は影響として大きくなる。
(100に10を足しても1.1倍にしかならないけど、1に10を足したら11倍になるみたいな話。元の数値が低いほど足し算の影響は大きくなる)


 以上より、サンブレガンスの鬼火合気リバブラとは、
・フルバーストを効率的に叩き込むための合気リバースブラスト
・初回確定ダウンと少ないスキルで物理ダメを上げる鬼火
 という構成になっている。

 通常時は敵の攻撃を回避したりリバブラの無敵時間を合わせてフルバーストを差し込み、ダウンを取ったときなどチャンス時にフルバループを行う。
 これがサンブレガンスの基本的な戦い方となる。

 ちなフルバループとは、
・X+A切り上げ→X叩きつけ
・ZL+X地裂→X+A叩きつけ
・A長押しブラダ→X叩きつけ
・ZL+A+スティックリバブラ→X叩きつけ
 のように、状況に合った派生で叩きつけを発動→フルバースト(A)→凪ぎ払い(X)→(爆杭(X)→突き(X)→)クイックリロード(ZR+A)→叩きつけ(X+A)→フルバースト(A)→凪ぎ払い(X)→クイックリロード(ZR+A)→叩きつけ(X+A)→……

 杭が装填されてて砲弾がゼロのときは、
地裂(ZL+X)→爆杭(X)→突き(X)→クイックリロード(ZR+A)→叩きつけ(X+A)フルバースト(A)→凪ぎ払い(X)→クイックリロード(ZR+A)→叩きつけ(X+A)→フルバースト(A)……

 である(通常型の話)。


 これを読んだ君はもうサンブレガンスを使いこなせる!
・鬼火を纏って
・(リバブラで)敵に突っ込み
・(フルバーストで)爆発
 つまり俺自身がマガイマガドになることだ。