マリカ8DX ハナチャンに乗りたくない逆張り用カスタム例 | 金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

人間は滅んだ方がいいと思っている人のブログ

[追記]

 本記事はDLC2弾時のアプデ前に書かれた記事であるため、前時代的な記事となっている。

 具体的には、DLC2弾以前ではおもさステータスが小数点以下切り捨ての挙動を見せていたが、2弾以降では小数点以下も反映された挙動を見せる。

 よって、本記事で紹介しているおもさステータス整数調整は特に意味のない行為となる。

 アプデ反映をしたカスタム例の新記事は書こうとは思っているが、重さ整数調整の意味がなくなった以上、とりあえずローラータイヤを選ぶだけでだいたい強い。

 本当に新記事を書くかどうかは今は決断しかねる。

[追追記]2カスタムだけ書きました

 

[追追追記]

 DLC4弾でキャラ、カート、タイヤのステータス上方修正が行われた。

 よって本記事はなおさら意味をなさない記事となっている。

 ただしステータス解説などで完全に無駄になっている訳ではないため、かつてはこうだったという歴史的なニュアンスも含め、削除はしないでおく。

 

 書いた時間長かったからもったいないし。

 

 ただ、本記事で紹介しているカスタムは現環境において全く意味のない選択であるため(中量級はなんか一周回ってほぼ最適解な感じはするが)、その点は留意してほしい。

 

 

 

 新記事を書いた場合、↓にURL記載

(現在はほぼ無価値)

 

(現在はタイヤの変更で環境に食らいつける)

 

 

↓DLC4弾仕様記事

 

 

 

以下元記事

 

 

 

 私は逆張り勢である。

 ということで、ハナチャンはたまにしか乗らない。乗らなさ過ぎて感覚を忘れる。危ない。

 

 本記事では、ネット対戦で蔓延るワルイージハナチャンローラータイヤかみひこうきに乗りたくねぇ、という人や、ハナチャンはかわいいけど、他のかわいい選択肢もほしい、またカッコいいカスタムに乗りたいという人向けに述べる。

 特に後者の見た目の話向け。

 前者の中で「勝ちたいけどハナチャンは乗りたくない」というのは、逆張りの中でも最下層、周りの流れに乗りたくないあまり、流れに乗らないという流れに乗ってしまっているだけである。

 「〇〇という理由をもって俺はハナチャンを使わない」と断言できる材料を持つべきである。

 そして本記事ではその材料を提供するつもりである。

 

 本記事の構成は、

・重要ステータス/ミニターボ値、重さ

・ハナチャンがなぜ強いのか

・好きなキャラを使えるMii向けカスタム

・その他ハナチャン以外のカスタム

 という流れである。

 

 では早速、

・重要ステータス/ミニターボ値、重さ

 

 まずこのサイトのステータスを見るのをオススメする。

マリオカート8 DX キャラクター性能 (blog.jp)

 色々なステータスが載っているが、この中で特に重要な値は「ミニターボ値」である。

 これが高ければ高いほど、ドリフト時のミニターボが溜まりやすく、かつ加速がより強く、より長く持続する。そしてこれは指数関数的な挙動を見せ、数値が高ければ高いほど、小さな数値の差が大きな影響となって現れる。

 2の2乗=4→3の2乗=9の差は5だが、5の2乗=25→6の2乗=36の差は11である、みたいな話。

 そして上記リンクの表から読み取れる通り、ミニターボ値が高いほど、

・速度ステータスが低い傾向

・加速が高い傾向

・重さが軽い傾向

・曲がりやすい傾向

・滑りにくい傾向

 がある。

 この中で重要な傾向が、重さである。

 重さステータスは、重ければ重いほど相手と接触したときに相手を吹っ飛ばしやすい、また自分が吹っ飛ばされにくい。

 つまり、重い方がメリットしかない。

 イメージ的な話として、重いほど加速が遅そうなイメージがあるが、加速に関わるステータスは「かそく」のみである。

 重くて加速が高いカスタムであれば、重くて加速が速い(進次郎構文み)。

 そしてなぜこれが重要なのかと言えば、重さステータスは小数点以下切り捨てのような挙動を見せるからである。

 つまり重さ3と3.75はほとんど同じ値であり、3と4の比較でようやく明確な差が生まれる。

 そしてマリカのステータスは何かが高い代わりに他のステータスが低いという傾向が0.25刻みで見られるため、重さ3.75は重さ3と比べて0.75分の他のステータスが低い傾向がある上に、重さもほぼ-0.75されるという非効率なステータスになってしまう(あくまでも傾向の話。ワルイージパタテンローラーかみひこうきの重さ2.75が強いという例外もある)。

 そのため、重さは整数に調整するのが効率がよい。

 ただし、調整する意味があるのは3と4のみである。

 ネット対戦で蔓延っているワルイージハナチャンローラーかみひこうきは重さ3であり、

・これに押し負けない重さ3

・これに押し勝つ重さ4

・これに押し負ける重さ2.75以下

 の3種類という見方が現状の環境であるため、例えば重さを1丁度に調整したからといって、相手から体当たりを食らえばメチャクチャ吹っ飛ぶことは覆せない。

 一応、重さ2調整は吹っ飛び軽減の目的では意味はある。

 重さ5はミニターボ値が極端に低くなるため、ほぼネタカスタムである。青ターボが屁。

 

 ということで、カスタムの基本としてミニターボ値と重さがクリティカルポイントとなる。

 

 逆に、最もどうでもいいのが速度ステータスである。

 軽量級キャラほど遅い、重量級キャラほど速い傾向にある速度ステータスは、基本的にミニターボ値の影響に上塗りされる。

 ただし、同じミニターボ値同じプレイヤー技術での比較では、この速度ステータスが勝敗に最も影響するステータスとなるため、一概にどうでもいいとは言えない。特に、水中コース特攻のわくわくビートル、クッパシップ、重くてミニターボ値が低いカートにしか許されていないはずの+0.5加算を反重力地帯で受けられるトルネード、Gフォース、スーパースターなど、速度ステータス目当ての選択もある。

 ただし、プレイヤー技術が同じと言える状況はメチャクチャ上手いガチ勢間でしか起こりえず、また甲羅被弾1回で確実に速度ステータスの差なんてものは簡単にひっくり返るので、多くの場合どうでもいい。

 

 また、ステータスは

キャラステータス+カートステータス+タイヤステータス+カイトステータス

 の足し算で決まるが、これを影響力が大きい順に並べると、

キャラ>>>>カート≧タイヤ>カイト

 となる(不等号の多さは私個人の感覚)。

 なお、カートとタイヤで≧を用いている理由は、ステータス値自体はどちらも同じ程度の影響度であるが、カートは

・カート(4輪)

・ATV(4輪)

・ドリフトバイク(2輪)

・ハングオンバイク(2輪)(やめとけ)

 の4種類あり、それぞれドリフト時などで挙動が少しずつ違うという影響があるからである。

 

 例えばハナチャンバギーとスタンダードバイクは全く同じステータス値であるが、挙動がATVのものかドリフトバイクのものかという違いがある。

マリオカート8 DX フレーム性能 (blog.jp)

 

 なお、ハングオンバイク(スーパーコメット、マッハGP、ジェットライダー、ヨッシーバイク、マスターバイク(マスターバイク零式はドリフトバイク))は挙動が独特すぎるあまり、ハングオン挙動の強みを活かせる場面が限られる上、練習が難しい。

 逆張りだからと言ってハングオンに手を出すのは逆場りを極めすぎである。まぁハングオンでも上手く走れるというのはカッコいい技術ではあるが。

 

 また、≧を用いたもう1つの理由として、タイヤはローラータイヤ、スカイローラー(どっちも同じ性能)が一強状態ということも加味している。

マリオカート8 DX タイヤ性能 (blog.jp)

 このタイヤはミニターボ値+0.75、重さ-0.5であり、タイヤの中でミニターボ値を最も強化するが、最も軽くなってしまうというタイヤである。

 では、なぜミニターボ値を少し落とした重いタイヤが選ばれないのかと言うと、タイヤステータスのミニターボ値の絶対値÷重さの絶対値=1となるような傾向(ミニターボ値が高い分、同じ値だけ軽くなってしまう傾向)がある中、ローラータイヤはこの値が1.5であり、1を超えるためである。つまり、軽くなってしまう分よりも多くミニターボ値が高くなる。そしてミニターボ値は最も重要なステータスである。

 最も重要なステータスが普通よりも伸びるため、このローラータイヤが選ばれる。

 逆に、ミニターボが低く重いタイヤはほぼ意味を成していない。

 重さの整数調整がしたいならカイトで調整した方が効率がよく、重さを1以上重くしたいならキャラクターを変えた方が効率がよいためである。

 そのため、タイヤに関しては逆張り勢だろうが誰であろうが、全員ローラータイヤかスカイローラーを選ぶハメになる。ここに個性は生まれない。

 

 カイトは最も影響度が低いが、その低さから逆に、重さの整数調整だけして他のステータスはあまりイジりたくない、という時にカイトの選択が重要となる。

マリオカート8 DX グライダー性能 (blog.jp)

 また、カイトは同じ性能のものでも画面の見やすさが違うという差があるため、画面の見やすさを考慮した場合は、

・重さ-0.25/ミニターボ値+0.25のかみひこうき

・重さ+0/ミニターボ値+0.25のピーチパラソル

・重さ+0.25/ミニターボ値+0のセイルプレーン、ゴールドカイト

 の4択しかない(実質3択)。セイルプレーンとゴールドカイトは画面の見やすさが正直個人差レベルのため、多くの場合見た目で選ぶことになる。

 また、ピーチパラソルと重さ+0.25組はかみひこうきと比較して滑りやすくなるという点も考慮が必要である。

 すべりにくさステータスは最小単位の0.25差が素人でも実感できるレベルで操作感に影響してくるため、カイトの違いで生まれる0.25の差がバカにできない。

 例えば重さ4調整の代表格として知られるメタル系キャラ+ネコクラシカル+ローラータイヤ+ピーチパラソル(通称メタルネコ)はめちゃくちゃ滑りやすい。

 砂漠や雪がなく、すべりにくさステータスが関係ないコースであれば何てことはないが、例えばどうぶつの森(冬)は超難関コースと化す。

 

 

 以上がステータスについての話であった。

 中でもタイヤはローラー一択という点がカスタムにおけるコントロールポイントになりやすく、ここで重さ-0.5が確定するというのが大きい。

 逆張りや可愛い、カッコイイを目的とした場合、好きなキャラ+ローラーに合ったカート→カイトで重さ調整、または好きなカート+ローラーに合ったキャラクター→カイトで重さ調整というのが考え方の基本になる。

 また、ピーチパラソルは重さの違い以外ほぼかみひこうき劣化なため、ローラータイヤ+かみひこうきの組み合わせが最も速いと言える組み合わせとなる。

 考えるのが面倒な場合はとりあえずローラーかみひこうきを選べばだいたい強い。

 

 

・ハナチャンがなぜ強いのか

 

 では次にハナチャンがなぜ強いかを述べる。

 逆張りと言えども、人気なものがなぜ人気なのかを理解しなければ、前述の通り、流れに乗らないという流れに乗っているだけになってしまう。

 

 まず、テンプレのワルイージハナチャンを要素ごとに分けてみる。

 テンプレは、

・ワルイージ

・ハナチャンバギー

・ローラータイヤ/スカイローラー

・かみひこうき

 である。

 上から順にこの選択である理由を述べる。

 

「ワルイージ」

 このキャラクターはいわゆる準重量級と呼ばれるステータスをしており、

・速度ステータスが高い

・重い

・ミニターボ値が低い

 という傾向があるものの、ステータス値の高さ、低さは最重量のモートン、クッパ、重量Miiよりマイルドなため、より正確に言い換えれば、

・速度ステータスが少し高い

・少し重い

・ミニターボ値が少し低い

 と言える。これをさらにマシンカスタムも考慮した言い方をすれば、

・速度ステータスは十分

・重さも十分

・ミニターボ値は必要最小限以上をキープ

 と言える。

 この言い換えは完全に私個人の感覚ではあるが、認識として概ね差異はないはずであると自負している。

 特にミニターボ値の必要最小限以上というのは数値的に説明できる。

 というのも、ミニターボ値は前述の通り指数関数的な挙動を見せ、特に4より高いときに0.25差が素人でも差が実感しやすくなる(イコール、プレイングに影響しやすくなる)。

 そして準重量級キャラクターはミニターボ値3であるが、これがカートタイヤカイトとの組み合わせでミニターボ値4台に持っていきやすい(ほぼ)ギリギリのラインなのである。

 この効率の良さ+速度ステータスの良好さから、準重量級が速いキャラクターとして扱われている。

 なお、ワルイージと同じ性能のキャラクターは、他にロイとドンキーコングがいるが、ワルイージは細身なため画面が見やすいという利点がある。

 逆に画面の見やすさ以外は全て同じなので、見た目を理由にロイやドンキーを選んでもいい。

 私は「サングラスをかけているから」という理由でロイを好んで使っている。

 ワルイージ以外は目立つので不利という話は度々見かけるが、目立って不利になるのはガチ勢が集まって行う大会のみである。

 通常のネット対戦のレート戦では目立ったゆえに不利とかそうそうあり得ない。好きなカスタムに乗ればいい。

 それに問題なのは目立つことではなく、チーム戦において「こいつはワルイージハナチャンじゃないから相手チーム、甲羅スナイプしていい」と素早く判断されることである。12人全員が敵のレート戦において甲羅スナイプをするのは「目の前のお前が邪魔だったから」に他ならず、目立つ目立たないの話はしていない。

 

「ハナチャンバギー/ローラータイヤ/かみひこうき」

 ローラータイヤとかみひこうきの理由は前述の通り。

 ミニターボ値最大強化タイヤのローラーと、ミニターボ値速度ステータス最優良のかみひこうき。

 つまりどちらも最大値の選択。

 最大を目指した選択なので、ほぼ固定の選択と言える。

 すると、ここまででワルイージ、ローラータイヤ、かみひこうきまでが決定できたので、重さを一旦確認してみると、

 4-0.5-0.25=3.25

 となり、重さの小数点以下が0.25のため、重さ-0.25のカートを選ぶと効率的であることがわかる。

 重さ-0.25のカートは

・シルバーアロー、ハナチャンバギー、スタンダードバイク、バーニングボール

 ⇒ミニターボ値+0.25

・スケルトン、モト・ドーザー、きせかえスクーター

 ⇒ミニターボ値+0.5

 であるが、これだけみるとスケルトン系統を選んだ方が強そうに見える。

 だが、ここで速度ステータスが問題となる。

 スケルトン系統は地上・空中・反重力と幅広い範囲で速度ステータス-0.5という最大級の減算を受けてしまい、ミニターボ値0.25差を覆してハナチャンバギーより遅くなってしまう場面が多くなってしまう。

 マジでイジメかよと疑うレベルに速度ステータスが劣悪であり、ミニターボ値より速度ステータスが重要になるという希有な例がハナチャンバギーとスケルトンの比較になる。

 概ねこのような流れでハナチャンバギーが選ばれる。

 

 なお、同じ性能であるシルバーアローは車体の大きさから甲羅被弾率が比較的高いため選ばれにくい。

 スタンダードバイクとバーニングボールはどちらも同じドリフトバイク挙動であり、基本的にはより小型なスタンダードバイクが選ばれる。

 ATV挙動のハナチャンか、ドリフトバイク挙動のスタンダードバイクかという選択であるが、4輪であるATVの方が操作感がより直感的であり、練習しやすいことからハナチャンの方が広まったと考えられる。

 

 ということで、テンプレのワルイージハナチャンローラーかみひこうきというのは、

ワルイージ→効率的な選択

ハナチャンバギー→効率的な選択

ローラータイヤ→最大値の選択

かみひこうき→最大値の選択

 という構成になっている。

 そして重さ3のミニターボ値4.25。

 ワルイージハナチャンとは、つまり最大値の選択に噛み合った選択ということであり、これが強さの要因である。

 

 

・好きなキャラを使えるMii向けカスタム

 

 ほんへ。

 推しのMiiを作って推しで勝つ。

 これほどまでにオタク向きな選択肢があるだろうか。

 ということで、まずはMiiの仕様についてから述べる。

 Miiの性能は3段階に分かれており、それぞれ小型、中型、大型と呼ばれる。

 これはMii作成時の背の高さと体の太さによって決まる。詳細な閾値はggってもらった方が速いが、とりあえず細かい操作をしたくない場合、

・最低身長、最細→小型

・体型無操作の真ん中→中型

・最大身長、最太→大型

 になる。

 そしてキャラクター傾向の例に漏れず、小型は速度ステータスが低く、加速やハンドリング性能、ミニターボ値が良好。大型は逆に速度ステータスが高く、ハンドリング性能、ミニターボ値が低い傾向にある。

 もっと言えば、

・小型は準軽量のベビィマリオ、ベビィルイージ、カロンと同じ性能

・中型はマリオ、ルドウィッグと同じ性能

・大型は最重量のクッパ、モートンと同じ

 である。

 最大値ステータスである大型はともかく、小型は最大値ステータスより少しマイルドなものになっている点に考慮が必要となる。

 1位を取ることに関して言えば、どれも一長一短な性能であり、全員1位を狙えるステータスである。

 ただし、中型は重さ3カスタムにするとワルイージハナチャンが強力なライバルとなり、重さ2相当カスタムでは軽量級のミニターボ値に勝てない点がネックとなりやすく、他との差別化が厳しい傾向にある。

 

 ではその中型からオススメカスタムを紹介する。

・中型Mii

・トルネード

・ローラータイヤ

・かみひこうき

 ミニターボ値4.25の重さ3。

 ワルイージハナチャンと同じ値であるが、速度ステータスが負けているため、純粋な速力で言えばワルイージハナチャン劣化となる。

 しかしこちらは曲がりやすさが高いため、適切な角度でインを突きやすく、不意の体当たりなどでもリカバリーが効きやすい。

 なお、トルネードはATV挙動であるが、Gフォース、スーパースターがステータス値同性能でカート挙動。

 ATV挙動かカート挙動かの違いはあまり大きな影響はないため、純粋な強さで選ぶ場合は車体形状の良さから選ぶ。

 トルネードは後ろからの甲羅回避に有利かつ、ドリフトしながらのアイテムコイン回収に有利な縦長形状ゆえに選ばれる(ハナチャンバギーが強いのも同じ理由)。

 

 

・中型Mii

・ネコクラシカル

・ローラータイヤ

・ピーチパラソル

 ミニターボ値4.5の重さ3

 ミニターボ値がワルイージハナチャンを上回るため、差別化がしやすい。

 ただし、平均より滑りやすいネコクラシカルと、すべりにくさ-0.25のピーチパラソルの組み合わせにより非常に滑りやすい。

 雪や砂漠においては、ワルイージハナチャンと比較して遅い代わりにハンドリング性能が良好、という中型の利点を失いやすいため、トルネードの安定性をとるか、ネコクラシカルのミニターボ値をとるかは選択になる。

 なお、くまライド(ATV挙動)もネコクラシカル(カート挙動)と同じステータスであり、可愛さが目当ての場合にネコかクマかという選び方ができる。

 純粋な強さで言えば、タイヤが張り出していない分だけ細身のネコクラシカルに軍配が上がる。

マリオカート8dx性能計算 (sakura.ne.jp)

 

 

 では次に小型。

 軽量級のキャラクターは、体当たりでどう足掻いても吹っ飛ばされるという意味で重さの整数調整が意味を成さないので、基本的にはパタテンテンorそらまめ(カート挙動かドリフトバイク挙動か)+ローラータイヤ+かみひこうきでミニターボ値特化のカスタムにするとだいたい強い。

 ただし、軽量級間でも性能差があるため、何も考えずにパタテンorそらまめを選ぶと、最軽量カスタムであるベビィデイジーorベビィピーチのカスタムの劣化になりやすい。

 この表は

青:ベビィデイジーパタテン

赤:軽量Miiパタテン

 の比較表である。

 Miiはわずかに速度ステータスとかそくステータスで勝っているのみで、ミニターボ値0.25の差の方がはるかに大きい。その上オマケみたいに滑りにくさでも負けている。

 一応ステータス差はわずかであるため、軽量Miiパタテンは決して弱くない、というか強いが、最軽量カスタムと比較してしまうと劣化と言わざるを得ない。

 そこで速度ステータスでもって差別化するため、

・軽量Mii

・ハナチャンバギー

・ローラータイヤ

・かみひこうき

 が選ばれる。

 パタテンからハナチャンに乗り換えることで、速度ステータスを比較的大きく離せる。

 とは言え、この場合は最軽量カスタムとミニターボ値の差が0.75まで広がるので、劣化上等でパタテンorそらまめを選んでも問題はないと考えられる。

 明確に差別化を意識してハナチャンを選ぶか、劣化上等でパタテンそらまめを選んでキャラクター特性を活かすか、これが小型Miiの選択と言える。

 

 

 最後に大型Mii。

 大型Miiは最重量キャラと同じステータスなため、ワルイージハナチャンが流行る前に流行っていたモートンスタダの組み合わせがそのまま使える。

・大型Mii

・スタンダードバイク

・ローラータイヤ

・セイルプレーン、ゴールドカイト

 ミニターボ値3.75の重さ4。

 スタンダードバイクのドリフトバイク挙動が慣れないという場合は、ATV挙動で同ステータスのハナチャンバギーでもよい。

 ただし、最重量キャラの曲がりづらさをドリフトバイク挙動で誤魔化すためにスタンダードバイクが選ばれているため、ワルイージハナチャンと比較するとダイレクトに曲がりやすさステータス不足の影響を受ける点に注意。

 またミニターボ値3.75であり4に届かないため、ミニターボが溜まらないためにドリフトを解除できないという曲がりづらさも付随する。

 そこにさえ目をつぶれば、高い速度ステータスと重さ4を活かして自分の走り方を押し通せる。

 

 なお、キャラクターの重さが中型Miiと同じで小数点以下が0.5のため(中型3.5と大型4.5)、重さの整数調整がどちらも同じ組み合わせになる。

 そのためトルネードローラーかみひこうきもネコクラシカルローラーピーチパラソルも大型Miiは重さ4調整になるが、

・トルネード→曲がりやすさがより致命的な低さになる

・ネコクラシカル→滑りにくさがより致命的な低さになる(メタルキャラを選んだ方がバランスがいい)

 以上より、大型Miiは基本的にスタンダードバイクかハナチャンバギーしか選択肢がない。

 そして重さ4ちょうどを諦めたとき、速度系ステータスが同じで重さが0.25だけ軽いワリオ・ほねクッパを選べば、重さ4ちょうどでハンドリング性能良好という場合や、前述のメタルキャラ(重さが同じでミニターボ値で勝る)を選んだ方がネコクラシカルはバランスがいいなど、スタンダードバイクorハナチャンを諦めるくらいならキャラを変えた方が効率が良いという場合がほとんどとなる。

 

 

 ということで、

 

・中型Mii→トルネードローラーかみひこうき、ネコ(くま)ローラーピーチパラソル

 

・小型Mii→ハナチャンローラーかみひこうき、パタテン(そらまめ)ローラーかみひこうき

 

・大型Mii→スタンダードバイク(ハナチャン)ローラーセイルプレーン

 

 が私の考えるオススメである。

 もちろん、各パーツとも上記リンクのステータス表を見て同ステータスの別パーツを選んでもよい。

 上記のオススメ組み合わせは、車体形状やカイトの画面の見やすさなど、同じ性能ではない部分を考慮すると「一般的にはこれが適していると考えられている」というものに過ぎない。

 ステータス値さえ同じになる選択肢であれば、色々弄ってみても問題はない。それこそハングオンバイクに手を出してみてもよい。

 

 

・その他ハナチャン以外のカスタム

 

 最後の章。

 効率的なカスタムは、強いて言うならば重さが整数でミニターボ値が確保できていれば何でもよいが(もちろん中には他のカスタムの劣化になる組み合わせも存在する)、その中から私が個人的にオススメしたいカスタムを載せる。

 

・ロイ

・パタテンテン

・ローラータイヤ(赤)

・ピーチパラソル

 ミニターボ値4.75の重さ3。

 私が一番力を入れて練習しているカスタム。

 画面の見やすさを考慮すると、ロイと同じ性能で細身なワルイージを選んだ方が適しているが、ロイを選ぶことによってパタテンの色がピンクになる。そしてローラータイヤも赤のものを選ぶことで、ピーチパラソルも相まって色を統一できる。

 女性的なイメージを抱きやすいピンクに、明確に女性的なデザインであるピーチパラソル、さらにかわいらしい丸い車体。そして乗っているのはグラサンをかけて野太い声をあげるロイというミスマッチさが、個人的に好きである。

 もちろん性能も非常に優秀で、ワルイージハナチャンと比較して同じ重さながらミニターボ値が0.5も違い、ミニターボ加速で勝る。さらにハンドリング性能も良好で、ミニターボが比較的すぐ溜まる分早くドリフトを解除できるのも相まって、ハナチャンでは溜められないミニターボを多くの場所で溜められる。

 ピーチパラソルを選ぶことによる滑りにくさステータスの低下がネックではあるが、そこだけ目をつぶれば多くの場面でワルイージハナチャンと差別化できる。

 なお、重さは2相当になってしまうが、かみひこうきを選ぶことでこの滑りやすさを軽減できる。

 すべりにくさステータスが関わるコースでは絶対に影響を受けるすべりにくさをとるか、体当たりにおける安定性から重さ3をとるかの選択になる。

 私は色味的にも重さ3優先派。

 

 

・ワリオ、ほねクッパ

・パタテンテン、そらまめ

・ローラータイヤ

・かみひこうき

 ミニターボ値4.5の重さ3。

 ミニターボ値特化カスタムであるパタテンローラーかみひこうきで自動的に重さが整数になるキャラクターの中から、最も重いワリオ、またはほねクッパを選ぶカスタム。

 性能がワルイージハナチャンと非常に酷似しており、

 非常に多くの項目で同じステータス値になる。

 違う点は、ワリオパタテンの方がわずかに速度ステータスが劣り、ミニターボ値が0.25勝るという点。

 正直、こんな些細な速度ステータス差はミニターボ値0.25の差から見ればハナクソであり、純粋に同性能でミニターボ値だけ勝っていると見て差し支えはないと考える。

 つまり、私はこれをワルイージハナチャンの上位互換と考えている。

 ただし、パタテンテンはハナチャンと比較して横幅が広く、後ろからの甲羅スナイプに比較的弱いという差別点はある。

 だが、パタテンではなくそらまめを選べば車体が非常に小さくなり、ドリフトバイク挙動という違いこそあれど、本当にワルイージハナチャンの上位互換ではないのかと感じる。

 

 

・ベビィデイジーorベビィピーチ

・パタテンテン、そらまめ

・ローラータイヤ

・かみひこうき

 上記の小型Miiで少し触れた最軽量カスタム。

 ミニターボ値がマリカ8dx内で最大値となる5.75のカスタムであり、笑えるほど一瞬でミニターボが溜まる。

 その分速度ステータスが致命的な低さであり、常にドリフトをして常にミニターボによる加速を狙う必要がある。

 なお、すぐにミニターボが溜まるため直線ドリフトは非常に簡単であるが、この直ドリは角度が適切でないと、ただAボタンを押しているだけより遅くなる。

 そのため、この最軽量カスタムは直線部で最適な直ドリが要求される。

 それもミニターボの加速中にこの繊細な操作が要求されるため、おおよそ人間向きの性能ではない。

 簡単に言えば、メチャクチャ速い速度の中繊細な操作を要求される訳であり、相手からの妨害のないタイムアタックでも操作が難しいのに、対人戦では相手からの妨害もある。

 だが、この最軽量カスタムは多くのコースでタイムアタック1位であり、1位独走の2位以下アイテム殴り合いの構図になれば正に無敵となる。

 過剰なミニターボ値による操作の楽しさと、負けるときは雑魚・勝つときには無敵という振れ幅の大きい爆発力が魅力的なカスタムと言える。

 

 

・メタルマリオ、ゴールドマリオ、ピンクゴールドピーチ

・ネコクラシカル

・ローラータイヤ

・ピーチパラソル

 これも前述していた、いわゆるメタルネコ。

 ミニターボ値4.25の重さ4。

 重さ4を確保しながら、ワルイージハナチャンと同じミニターボ値4.25に到達している。

 ただし、その分速度ステータスに劣り、特に反重力においては曲がりやすさステータスごと劣化になってしまう。

 純粋な速力ではワルイージハナチャンに軍配が上がるが、メタルネコの真価は前述の通り、ミニターボ値4.25と高水準でありながら重さが4という点である。

 これによって相手を押しのけながら自分の走り方を押し付けられるので、乱戦に強い。

 この性質で序盤のだんごを抜け出し、あとはミニターボ値4.25を活かして1位を独走するという勝ち方が最も得意である。

 ただし、このカスタムはすべりにくさステータスが低く、雪や砂漠に弱い。

 ネコクラシカル+ピーチパラソルの宿命として、ミニターボ値を良好にできる代わりにすべりやすさだけは甘受せざるを得ない。

 

 

・タヌキマリオ、ボーイ(スプラ)、むらびと♂(どう森)

・パタテンテン、そらまめ

・ローラータイヤ

・かみひこうき

 ミニターボ値5.25の重さ2。

 最軽量カスタムと比較して、ミニターボ値を少し落とす代わりに速度ステータスを確保し、重さも2ちょうどなので吹っ飛ばされ具合を軽減できるカスタム。

 というより、ミニターボ値を最大確保できるパタテンローラーかみひこうきで勝手に重さが整数になる組み合わせの重さ2パターン、というだけである。

 その結果として最軽量カスタムと比べてマイルドなステータス値となっているが、到底人間向きではなかった性能がマイルドになっているため、操作性が現実的な難易度となっている。

 最軽量カスタムほどの爆発力こそないが、操作を簡単にしてかつ重さ2でふっとび軽減効果も得られるため、十分実用的な選択肢であると考えている。

 

 

 ということで、私が使うカスタムは他にもあるが、私がオススメするカスタムは以上である。これら以外は他カスタムとの差別化が難しい。

 例えばイギー(ルイージ)トルネードローラーかみひこうきやロゼッタ(BotWリンク)くまライドローラー(緑)ピーチパラソルで青染めカスタムを使ったりしているが、まぁこれはそのキャラクターが好きなら使えるカスタムという程度である。

 

 そして、本記事の主眼としてはハナチャンを使わない、ということであったが、もう一点。

 上記リンクで載せた、

Mario Kart Blog

マリオカート8dx性能計算 (sakura.ne.jp)

 この2つのサイトが到達するべきサイトであることも紹介したかった。

 他の企業サイト等は昔の情報のまま更新されてなかったり、そもそもステータスの単位がゲームの画面上表記と違ったり、解釈が明確に間違っていたりするので、信じるべきは上記2サイトの数値のみである。断言しちゃうもんね。

 他人の解釈なんて信じるな。

 この記事だって鵜呑みにするな。

 絶対に不変の数値だけを信じろ。