大学の研究室2 | ポカポカの思いつき日記

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日常生活で思いついたことや思っていることを書き残すメモに近いブログ。

私がかつて所属した研究室は少し変わっていたのでちょっと記しておきたい。

 

大学の研究室は教授1人に助教授2人、助手2人の体制で学生は助教授の下に割り振られ助教授を指導教官として卒業研究を行う。

ただ私が配属された研究室は助教授が2人、講師が1人、助手が1人の体制で、学生は助教授と講師の下に割り振られ、そこで卒業研究を行っていた。このような体制になっていた理由は、教授がある一人の助教授のことを好きにやらせており、実質的にこの助教授は独立した研究室のようになっていた。事実この助教授の実験室は学科の中で最も広いものであり、如何に優遇されていたことが分かる。結局のところ私が配属された研究室は、実質的に教授、1人の助教授、1人の講師、1人の助手という講座ともう一つ助教授の特別な講座があるという構成であり、講座同士の交流も殆ど無いという不思議なところであった。これはこの助教授の人がかなり個性的で自由にやらせるしかなかったのだと思われる。
 
ちなみに毎年この助教授の所には院生1人、学生2人が配属されるのだが、やはり個性的な助教授に付いて行けず、この助教授の所からドクターコースに進む人はいないし卒業性が訪れることも無かった。他の教室は狭い所に多くの学生、ドクター、助手、研究生、そして卒業生なんかが頻繁に出入りしキチキチで実験なんか非常に苦労していたみたいだが、この助教授の広い実験室には最大4人の学生しかおらず、本当にスカスカの状態であった。お察しのように学科の落ちこぼれであった私と私といつもつるんでいた友人とはこの助教授の下に配属され苦難の一年間を過ごすこととなった。
 
このように大学の研究室の中にはちょっとイメージしていたのと違うところもあり、やはり成績が悪い奴はそういうところに行かされがちになるため勉強はしっかりやっておいた方が良いと思う。