「ジヴェルニーの食卓」という

題名からも、表紙の絵からも・・・・モネだな。

 

(アンリ・マティス、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌの話の4部作)

 

 

 

美しい睡蓮の絵。「睡蓮ー2本の柳」(オランジュリー美術館)

この表紙を 見るだけでも価値を感じる美しさ。ラブラブ

 

モネ

 私にとっては  人生の大きな転換点となった大事な画家 

 

 国立新美術館で 開館記念展覧会として 「大回顧展ーモネ」が開催されました。

約100点の絵画。

当時 私は 地方に住んでいて 絵画展とは無縁の生活。

というより、生きていくだけで 精一杯の生活でした。

 学生時代は絵画展によく行っていたため、

展覧会に行くということは、希望に満ち溢れている世界でした。

なんだか、行くことによって この生活から 脱皮できる・・

そんな感じすらしました。

  「絵に興味な~い!」という娘。

当時、娘と二人暮らしだった私は、

  「東京に行けるよ。」チューチュー

   と言って一緒に行きました。

娘にも(絵は楽しい。)って思ってもらいたくて。

   (まあ、ひとりで不安っていうのもあったのですが。)

熱を出しながら ついてきた娘。

   (熱があっても連れていく母・・あれ~)ガーン

熱のため、所々にある椅子に座りながら

  「『積みわら』 が好き。」 と娘。ニコニコ

  (うれしいよ母は。)爆  笑爆  笑笑い泣き

 

 なんだか 明るい希望が見えた時でした。

その6年後、やっと 大きく羽ばたけた私でした。

そんな思いれのあるモネです。

 

 本の内容は 義理の娘、ブランシュの目を通して 

過去と現在を入り混ぜながら、睡蓮の制作のようすを 描いています。

 

 白内障を患い、

描くことが困難をきたしているモネ。

苦しい胸の内。

モネを 心配して 

ブランシュの作る料理

オマールエビやガトーショコラの焼ける匂い。

 

私は 

モネの生きている世界に

迷い込む。

 

 

小説は 史実ではないので 

フィクションとノンフィクションが書かれていることを

意識しなければいけないけど、

タイムトラベルで行ってみたい世界に 行けた。

そんな感じでした。

 

 この本を 読んでから、

モネの庭に 訪れたら 良かったのに・・とも 思いますが、

 

私の記憶の中の モネの家や庭が

一気に色彩や温かみを帯びてくる。

再婚相手のマリアや子供たち

あたたかい食卓。

ダイニングのキッチンの 黄色は

 なんだかとっても 印象に残っていて、

そこに家具だけでなく、モネ家族の

息づかいが 加わった。

 

       ありがとう マハさん。

 

そして じゃーん!

 2014年に娘と モネを巡る旅をしてきました。

  大きく転換しているでしょ!

  私の人生。グラサン

 

    

 

   

 

 

エトルタの海岸

 

 

ルーアンの町 ルーアン大聖堂

モネはこの大聖堂のまえのホテルに何か月も滞在して

描いたそうです。

 

   

 

オランジュリー美術館のモネの睡蓮の写真・・・・

紛失しました~

大切って思う写真ほど なんか 削除しているんだよね。

またやってしまった。

 

 人生って 変わる瞬間がある。

本当に好きな絵を見に行けた私。大きく変われた。

 

 今も 変わるとき。

また 好きなことをやってみようかな。

 

苦難があっても、人生ってすばらしい!って言うよ。

 世界中の人がしあわせに なあ~れ!ウインク