2011enojun~67冊読了~/お勧め本BEST10 | こはるーポカポカ日記

こはるーポカポカ日記

みんな読んじゃいなよ!プチョヘンザ!!

2012読書全67冊

1 「アヒルと鴨とコインロッカー」伊坂幸太郎(創元推理文庫)
2 「永遠。」村山由佳(講談社文庫)
3 「永遠の0」百田尚樹(講談社文庫)
4 「死神の精度」伊坂幸太郎(講談社文庫)
5 「パレード」吉田修一(幻冬舎文庫)
6 「星の王子さま」サン=テグジュペリ (新潮文庫)
7 「夏と花火と私の死体」 乙一(集英社文庫)
8 「家日和」奥田英朗(集英社文庫)
9 「その日の前に」重松清(文春文庫)
10 「月魚」三浦しをん(角川文庫)
11 「空の中」有川浩(角川文庫)
12 「ダーク(上・下)」桐野 夏生(講談社文庫)
13 「ナラタージュ」島本 理生 (角川書店)
14 「さくら」西 加奈子(小学館)
15 「レベル7」宮部 みゆき(新潮文庫)
16 「TVピープル」村上春樹(文春文庫)
17 「天空への回廊」笹本 稜平(光文社文庫)
18 「夢をかなえるゾウ」水野敬也(飛鳥新社)
19 「羊をめぐる冒険(上)(下)」 村上春樹 (講談社文庫)
20 「落ちこぼれてエベレスト」 野口健 (集英社文庫)
21 「ダンス・ダンス・ダンス(上)(下)」(村上春樹)
22 「宮沢賢治1896-1933」ちくま日本文学全集(筑摩書房)
23 「サウスバウンド(上)(下)」奥田英朗(角川文庫) 
24 「羊男のクリスマス」村上春樹 (講談社文庫)
25 「ZOO1」乙一(おついち)(集英社文庫)
26 「ZOO2」乙一(おついち)(集英社文庫)
27 「螢・納屋を焼く・その他の短編」村上春樹 (新潮文庫)
28 「壬生義士伝(上)(下)」浅田次郎(文春文庫 ) 
29 「風の歌を聴け (講談社文庫)」 村上 春樹
30 「エイジ (新潮文庫) 」重松 清
31 「リアルワールド (集英社文庫)桐野 夏生
32 「ハサミ男 (講談社文庫)」殊能 将之
33 「 荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)」荒木 飛呂彦
34 「 池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)」石田 衣良
35 「失はれる物語 (角川文庫) 」乙一
36 「楽園 上下 (文春文庫) 」宮部 みゆき
37 「The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day 」乙一 (著), 荒木 飛呂彦 (イラスト)
38 「図書館革命(メディアワークス)」有川 浩
39 「東京奇譚集 (新潮文庫) 」村上 春樹
40 「心霊探偵八雲〈1〉赤い瞳は知っている (角川文庫) 」神永 学
41 「獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫) 」上橋 菜穂子
42 「バカポジティブ(マガジンハウス) 」関根 勤
43 「リカ (幻冬社文庫) 」五十嵐 貴久
44 「鴨川ホルモー (角川文庫) 」万城目(まきめ) 学
45 「町長選挙 (文春文庫) 」奥田 英朗
46 「ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) 」岩井 志麻子
47 「文通 (角川ホラー文庫) 」吉村 達也
48 「海辺のカフカ (上・下) (新潮文庫) 」村上 春樹
49 「わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 」カズオ・イシグロ
50 「カラフル (文春文庫) 」森 絵都
51 「涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) 」谷川 流
52 「食堂かたつむり (ポプラ文庫) 」小川 糸
53 「美丘(角川書店)」石田 衣良
54 「深紅 (講談社文庫) 」野沢 尚
55 「蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫) 」芥川 龍之介
56 「凶宅 (光文社文庫)」 三津田 信三
57 「卒業 (新潮文庫) 」重松 清
58 「墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫) 」小池 真理子
59 「光源 (文春文庫) 」桐野 夏生
60 「松本人志の怒り 青版」(集英社)
61 「松本人志の怒り 赤版」(集英社)
62 「少年H(上下) (講談社文庫) 」妹尾 河童
63 「インシテミル (文春文庫) 」米澤 穂信
64 「暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫) 」乙一
65 「ララピポ (幻冬舎文庫) 」奥田 英朗
66 「オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 」アガサ クリスティー
67 「シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫) 」コナン ドイル (著), Arthur Conan Doyle (原著), 延原 謙 (翻訳)



◎2010年が70冊なので、ワタシの読むペースはだいたい年間70冊前後だということがわかりました。
とりあえず、67冊並べてみました。個人的なお勧めランキングは下記の通り。

2011 enojunお勧めランキング 

 1位 「少年H(上下) (講談社文庫) 」妹尾 河童
 2位 「夏と花火と私の死体」 乙一(集英社文庫)
 3位 「リカ (幻冬社文庫) 」五十嵐 貴久
 4位 「ZOO1」乙一(おついち)(集英社文庫)
 5位 「羊をめぐる冒険(上)(下)」 村上春樹 (講談社文庫)
 6位 「ダンス・ダンス・ダンス(上)(下)」(村上春樹)
 7位 「家日和」奥田英朗(集英社文庫)
 8位 「海辺のカフカ (上・下) (新潮文庫) 」村上 春樹
 9位 「光源 (文春文庫) 」桐野 夏生
 10位 「夢をかなえるゾウ」水野敬也(飛鳥新社)

◆その他 お勧め作品
「ララピポ (幻冬舎文庫) 」奥田 英朗
「永遠の0」百田尚樹(講談社文庫)
「暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫) 」乙一
「失はれる物語 (角川文庫) 」乙一
「鴨川ホルモー (角川文庫) 」万城目(まきめ) 学
「蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫) 」芥川 龍之介


◎2011年は一気読みという作品は少なかったものの、これはすごいなと思う作品は結構ありました。
しかも、乙一(おついち)さんの作品には波長が合いまして、やられた感はすごかったです。
奥田英朗さん作品も好き。村上春樹さん、桐野夏生さんの作品はやはり好きです。
しかし、そんな中、1位の「少年H」はズシンと来ましたね。戦争とは?という観念を基本から教えていただきました。戦争にどっぷりと軍人側、パイロット視点で描かれたのが「永遠の0」という作品でしたが、少年Hは民間人からの視点で描かれていて、その時の様子がまるでリアルすぎる感じで描かれていました。
この本、何度も手にとっては読む気が失せてしまうというのを繰り返し、ずーっと読まなかった作品でしたが、読み終わってみると、これはすごい本だなと。教科書で、戦争を学ぶよりよっぽどいい。これが戦争だったんだと思い知らされました…。そういう意味で1位ですね。

2位は乙作品。この「夏と花火と私の死体」が16歳の作品だというからすごい!天才です。短編小説なんですけどね、このクオリティは度肝を抜かれましたね。小説なのにリアル。ありそうでない話なんだけど、ひょっとしてあるんじゃないか…と思ってしまうというか…そういうところを綺麗に突いてきます。

3位の「リカ」は恐かった。。。一気読みという意味ではこの本でしょうね。先が気になって仕方ありませんでした。オチもすごかった…!!この恐怖、ぜひ体験してみてください!!

4位「ZOO1」は短編集だけど、「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」の2作品はすごい作品でした。「ど・インパクト。」恐かったというか、こんな小説を描ける人の頭の中をのぞいてみたくなりますねぇ…すごかったです。。。

5位「羊をめぐる冒険(上)(下)」 、6位「ダンス・ダンス・ダンス(上)(下)」、8位「海辺のカフカ (上・下) 」は村上春樹小説。羊とダンスは主人公が同じです。とりとめのない話でオチも特になく、流れていくままに小説は進むんですけど、それがね、何とも言えないんですが、村上春樹を船に例えると、ゆっくりした川をどこの岸辺に到着するか全くわからないし、どこに国境があったのか、どこに迎えてくれる人がいるのか…なんだか不思議な旅行に出た気分になるんですよねぇ…不思議です。
カフカは村上春樹ワールドにしては、ちゃんと物語になっていて、安定した進行でした。でも、不思議なことは怒るし、なんとも言えない雰囲気に満たされます…。嫌いな人は嫌い。好きな人はどっぷりと好きっていう感じになりますねぇ…。ワタシは好きなんですよねぇ…しかも好きな理由がまったく見当たらないというか…そこがすごいですけどねぇ…。

7位「家日和」の奥田さんの作品はほんわかして好き。ララピポも好きでしたねぇ…。同じくらい好きですけど、家という部分でまったりと描いてしまうすごさを感じたので7位にランクインです(^^♪

9位「光源 」は桐野小説。ストレートに物語を描いていて、今までの毒々しさが違うカタチで表現されていて、リアル感がすごい。これ、ノンフィクションじゃないかったいうくらいに登場人物たちのキャラ設定がすごい。地味な感じで進んで行くんだけど、人間のグレーゾーンをよくぞまぁあんなにうまく表現できるものだなと感心します。やはりこの作家さんは大好きです(^^♪

10位「夢をかなえるゾウ」これは、読むのが遅かったけど、軽く読めたので好きでした。自己啓発本としても有名です。ガネーシャの言うことはいちいちそうだなぁ…と思う部分があり、うなずくか所も多かったけど、いざ実行するとなると怖気づくんですよねぇ…そんなときなんて自分は小さい男なんだと思い知らされるのですが、それでも、この本を読んだということで、前よりかほんの少しでも前向きになったかもしれないと…そう思うことがポジティブシンキングに繋がると思います。

あとは、ねるぽっくるから借りた芥川龍之介なんかもおもしろかったですねぇ…。今までちゃんと読んでいなかったせいですが…、今読んでもすごくわかりやすい短編が多いです。日本昔ばなしみたいな話も多いし(^^♪
乙作品はだいたい当たり本でしたね。あとは鴨川ホルモー…。これは、本当は嫌いなはずのタイプの小説なんですけど、妙にインパクトがあって、頭にこびりついていたので、実は好きだったのかもなぁ…と改めて思い直しています。
「永遠の0」はおもしろいという方が多い。でも、作りは壬生義士伝と似た感じ…。どっちを先に読むかで印象も少し違うんじゃないかなぁ…(^_^;)0は零戦のことで、戦争の話なんですけど、ぜひ少年Hとセットで読んでもらいたいですねぇ。そうすると戦争の一部分がくっきりと解る気がします。

◎さて、今年は何冊読めるかな?おもしろい本があったらぜひご紹介下さい。やはり口コミが一番です!!