皆さん、こんばんは(こんにちは)。

 

突然ですが「ガクチカ」という言葉を知っていますか?

今回は難民⁉︎が出てるとも言われる世間の話題について少し触れてみたいと思います。

 

 

学生の本業は学ぶこと

まずこの「ガクチカ」であるが、就職活動の面接質問「生時代にを注いだこと」の略だそうで、社会人であれば、「仕事で成果をあげたこと」?とかになるのでしょうか…。

 

学生時代にアピールできるものがない、ストーリー展開できないことから勝手に無理ゲーと決めつけてしまっている学生が多いようです…。

 

何か海外留学や長期間のボランティア経験のように人とは違ったピカピカなエピソードがなければならないと思っているんですね…。

 

採用側がこの質問をする意味って…、何だと思いますか?

 

決してあなたのドラマチックなエピソードを期待している訳ではないと思います。

それどころか、仮に1日に何人もの学生の面接するとなった場合、面接官にとって何をやってきたかは実はたいして重要なことではないんですよね…。

 

大学や学校に入る目的って、「何かを学ぶ」ためですよね。

 

高い学費を払って、それなりの時間を費やし、基本的には学部や学科を自ら専攻して入学しているわけですから、それに関連するものを学んだり、学問だけでなく明確でなくても将来なりたい自分に必要なものを学ぶ場だったり時間のはずです。

(かくゆう私も苦学生でしたので、日々生活費を稼ぐために生きていましたけど…。)

 

何のために大学(学校)に入学したのかという目的や将来に向けた努力が端に追いやられ、華やかなエピソードだけ披露しても面接官には残念ながら何も届かないと思います。

 

何か色々と経験値が高い学生と比較して、自分は何もない…と思ってしまう気持ちは分からなくもないですが、そもそも他の学生と比較する必要もないですし、「ガクチカ」で悩むくらいなら、何ためにこの学校に入ったのかと初心に戻って考えてみる方がいいかもしれません…。

 

なぜ「ガクチカ」を質問するのか?

では、なぜこの質問をする面接官が多いのか…

 

全ての質問に共通することではありますが、回答の論理性を見てるんですよね。

頑張ったことであれば、その目的、理由、それは本当に頑張ったことと言えるのか…

 

少なくとも本当に力を入れた!と人前で話す内容であれば、それが例え平凡であったとしても、どの角度から質問されても準備などせずスラスラと自分の言葉で応えられるはずです。

ここに自信を持って応えられないということは、やはり学生である今を大切に生きていないのだと思います。(実にもったいないことです。)

 

あとは、その人の人間性を確認しているのだと思います。

仕事に置き換えたとき、その人はどのような場面で活躍できるのか、どんな大変なことがあって、それをどう乗り越えられたのかなど仕事とマッチしているかの1つの基準にしていると思います。

 

採用する側は一緒に働く仲間として、仕事に対する考え方が組織の考え方と合致しているかを確認していますので、面接で自信を持って対応したのであれば、仮に不採用になったとしても、『』がなかっただけと割り切ってしまえばいいのだと思います。

 

 

…長く仕事をしていると転職するのは勇気もいるし、なかなか大変で、他の仕事なんかできるだろうか…なんて不安になってしまうこともあるのですが、仕事なんて、本当に沢山ありますし、苦労して入った組織や企業が自分に合っているかどうかなんて分かるのはだいぶ先の話です…。

 

 

学生のみなさんに伝えられることしては、「ガクチカ」のことでそんなに悩まず、

 

 将来どんな仕事をやってみたいか?

 

是非、ここに時間をかけて多く悩んでいただければと思います。

 

 

 

…今回はここまでになります。

ありがとうございました。