労働の要素
筋肉や体力を使う 「肉体労働」
思考や発想力を使う 「頭脳労働」
感情を使う 「感情労働」
感情労働とは
他人の感情や自分の感情を扱う必要のある仕事
自分の感情を引き出したり抑えたりすることを通じ
自分の表面上の態度を繕う事を要するタイプの労働を言う
例えばK-POPアイドル
常にファンファーストで交流を欠かさない
多彩なのコンテンツで楽しませてくれる
ファンにとっては有難い事ばかり
ですが
K‐POP業界では
「感情労働」という概念が蔓延しているとか
アイドルは個人的な感情と公的な人物像の間を
絶妙に行き来しなければならない日常が繰り返される
ファンと継続的に交流をしなければならないプレッシャーは
不安障害や燃え尽き症候群に繋がる可能性があります
過酷なオーディションを勝ち抜き
掴み取った念願のアイドルデビューのはずが
度重なる
体調不良のお知らせ
本人が一番悔しいでしょうね
アイドルに求められる
ファンへの揺るぎない献身と熱意
そして頻繁なコミュニケーションはファンの忠誠心に大きな影響を与えています
熱心なアーティストは熱心なファンベースを築く傾向にあり
コミュニティの絆を強める一方で
企業側がこうした交流をパフォーマンスの指標としてみているところもあり
アーティスト自身も真の感情と世間へのイメージの乖離を招く要因となっているのも確か
継続的な感情労働の負担は
アーティストの疲労やメンタル問題につながる可能性は大きいです
体力や頭を使った仕事には労いが届くが
感情をたくさん使う仕事は周囲には伝わりにくく
疲労感も本人が表さない限り見えにくい
だからこそ
ホックシールドが定義した「感情労働（エモーショナルレイバー）」
周囲の理解を求める際に役立っています
今後アーティストとファンの間の健全で持続可能な関係を築くためには
アーティストの精神的健康の影響力への多方面からの理解
自律性に根差したコミュニケーションの最優先が必須となる
「ファンエンゲージメント」が示すように
個人と組織が一体となり
つまりファンとアーティストが一体となり
愛着や信頼関係の深いつながりが双方の成長に
貢献し合いより良い環境を作り出すことが可能になる
アイドルも人間である以上
個々の持つ限界があります
不安やストレスを上手く表現できる人間もいれば
限界まで抱え込み潰れてしまう人間もいます
キラキラのアイドルステージが終われば
洗濯もするし、お風呂も洗います
自炊もします
これからも推しが健康で笑顔で
大好きな歌やダンスや演技をずっと続けていけるように
最高のパフォーマンスが出来るように
私たちファンには何ができるのでしょうか
