昼休みの雑談
やっぱりお金だよね
の話から
旦那が定年になったらの
論争に及んだ
旦那が定年になったら
毎日
365日
これから死ぬまで
家に居るなんて
耐えられない!
じゃぁ
お金が十分あったら
どうなの?
これは
究極のタレレバ話だ
結局
一生困らないくらい
お金があるなら
何でも耐えられる
結論に達した
論争の中
私は
反論を続けたが
お金推しに
論破された
きっと
世の中の人間は
一生安泰の貯えがあれば
大抵のことに
耐えられるのだろう
だが
私は違う
国家予算程の
お金を積まれても
自由が欲しかった
40年ほどにも及ぶ
旦那のアルコール依存症からの
DV
首を絞められる
蹴られる
罵声を浴びせられる
壁を蹴る
冷蔵庫
洗濯機
今も残っている拳の後
そして
恐れていた定年がやってきた
朝から晩まで
酒酒酒酒三昧
電気もTVもフル稼働
アルコールは覚醒作用があるから
まともに眠らない
一晩中大音量で音楽流してる
これが我が家の
「普通」
40年あまり
私はDVに
耐えて来たわけではない
闘ってきたという表現が正解だ
相手の暴力を黙って受けてきたわけではない
そんな悲劇のヒロインなんぞ興味はない
殴られたら殴り返し
蹴られたら蹴り返し
絶対
自分の中で
「負ける」事を
許さなかった
DV
経験した人間にか理解できない精神状態
おそらく
耐えるか
離婚するか
感覚が麻痺して流されるか
こんな闇
お金があったって
どうにもならない
DVは逃げても
どこまででも追いかけて来る恐怖
だから留まるしかない
子供がいれば尚更だろう
お金というものは
「幸せ」があってこその
+αだと思う
DVを受けてるものにとって
お金があれば
何でも耐えられるなんて
言えない
マジで
金なんかどうでもいいから
地獄から抜け出して
自由が欲しかった
自由って
お金があっても買えないんだよ
知ってた?
