新たなスタートラインに立つ君へ

 ~私達が振り返る人生で一番大きな後悔~

さぁこれからという君に後悔を語るのは気が引けるが

大事なことかもしれないから語らせてほしい

年齢を重ねる毎に

君のような10代を見ていると

自分の人生を振り返って後悔する日々が増えてくる

「あの時~もしも」なんて馬鹿げた妄想は

退屈しのぎにもならないのはわかっている

ただあまりにも君が眩しい光に満ち溢れているから

つい不甲斐ない過去を悔いてしまいそうになる

「後悔」とは心理的なもので

行動を起こしたことに対する後悔と、行動を起こさなかったことに対する後悔の2択

どちらも後悔には変わりはないが

長い人生の中では肯定される出来事もあるかもしれない

生きるという事は本来であれば奇想天外、全て想定外、予測不能

ワクワクに満ち溢れていなければならない

アメリカで高齢者数千人を対象に「人生の後悔」に関する調査が行われた

彼らが自身の人生を振り返って語ったのは

もし人生をやり直せるなら、将来のことを心配して過ごした時間を取り戻したい

将来を心配するのは、限られた人生の貴重な時間を大いに無駄にしている事になる

具体的に起きてもいない事を心配している間にチャンスが逃げてしまう

35年前の自分へ言ってあげたいこと

就職の事を心配せずに自分の才能、情熱を信じ思いのまま真っ直ぐに進め

自分のやりたい事を追及する勇気を持て

多少のリスクは覚悟し努力を惜しまず続け世界をめざし行けるところまで進め

お金の事は心配しすぎるな、世界を旅しろ、チャンスを掴みに行け

失ったお金は取り戻す事はできるが、失った時間はどんな術を使ったも戻る事は無い

他人の期待に応えようとするな

自分以上に愛情を注ぐ価値のある人間など地球上に存在しない

私は東日本大震災を経験し数秒前の笑顔の尊さが身に染みた

「生きる」という事は残酷にも「死」もってしか表現できない

後悔などする時間もないことを悟った

世界では紛争が起こっている

想定外の事は平気で起きるものだ

君は何をしたいんだい?