扇げば尊し 和菓子の音
ここ数日で驚いたこと
卒業式はおろか
音楽の授業でも
仰げば尊しは歌われない
音楽の教科書から削除されたようだ
勿論、今の高校生は存在すら知らない
仰げば尊しを削除した理由として
言葉が難しく理解できないたからだそうだ
君が代はもっとわけわからないと思うが・・・・
先日、情報番組で何十年ぶりに仰げば尊しの演奏を聴いた
10代の頃の出来事の記憶が一気に押し寄せて来た
今までどこに潜んでいたのだろうというくらい
思わず
泣けた
あの頃意味なんて分からなかったし
考えた事もなかった
しょうがなく歌わされていた
こんな日が来るなんて想像もしていなかったし
改めて音楽の尊さを知った
音楽の持つ力を知った
メロディーが流れると瞬間移動が可能になる
感情までがあの日とリンクする
人間の記憶力も大したものだ
令和の「仰げば尊し」、勿体ない
「音楽」は記憶の鍵になる
最悪な日に聴いた曲は聴きたくないだろうし
逆に幸せの絶頂で聴いた曲はテンションを上げるでしょう
最近では医学界でに認知症の治療にも音楽が使われている
自分の事を思い起こせば
母に強制的に行かされたピアノ教室が
後々曲作りに結びつき
ロックバンドを結成し
コンサートでステージに立ち
某楽器メーカー主催のコンテストに出場を重ね
結局
上には上があることを思い知り
プロは断念
自作の楽曲は全く思い出せないが
そのころ流行っていた曲は覚えている
聴きたくはない
自分にとって音楽のない人生は考えられない
毎日傍らで曲が流れている
自分の記憶一つ一つに
テーマ曲が付いている
