<自殺という「事象」の捉えかた>

通常、「自殺するからには、大きな心労につながる出来事があったはずだ」

と考えてがちだ。

一つの大きな出来事やストレスによってうつ状態になり自殺するのは、

極めて稀なケースです。

現代の日本の環境で起こる一般的な自殺は

①小さなストレスなどが重なり、精神的疲労が蓄積し初期のうつ病になる

②たまたま、継続的に、更なるストレスが重なり、あるいは本人の対処が逆効果になる事によ    ってうつが中度になる

③うつの症状を抱えながら生活する事や自身のストレスによって、うつが更に悪化し

死にたい気持ちが生じてくる。同時に落ち込みが酷くなる。

④更に偶然の出来事が重なり、死にたい気持ちの波に飲み込まれ、実際の行為に至ってしまう。

データでは自殺の3分の2には、これだといえる直接的な「原因」が見当たらない。

自殺を考えない「うつ」はない

「死にたい」は「生きたい」です。

生きていたいけど、生きて行くには辛すぎるから死にたいのです。

言葉で表現しているうちは救えます。

心の整理がつき、何かを悟った様に日常生活を送りはじめたら注意!

決して良くなったわけではありません。

迷いがなくなったのです。