分かる人、分からない人、関係ないと思っている人、現代医学では不老不死は困難である。

人生の最終段階の方々(高齢者・癌末期)が入院されている病棟に自分は勤務しています。

「人生会議」、日頃声を大にして言いたかった課題が詰まったテーマでした。

医療従事者、介護に関わるお仕事をされている方々は皆、今回の「人生会議」には思うところが必ずあると思います。どんなに大切な人でも、ゴールの見えない看病・介護はきれいごとでは済まされない事実。今や病院は長期入院はできません。長くても90日、歩いていた人も筋力低下で歩けなくなります。入院するという事は生活機能の現状維持以下となることを憶えていて欲しい。とかく「死」をテーマにすると嫌われ、悪者扱いせれる傾向にあるけれど、このテーマに苦言を呈した人達は、葬儀場の手配・財産分与・銀行口座凍結・私物の処分の権利・

生命保険・携帯電話の解約、戸籍謄本に原戸籍に印鑑証明・マイナンバーカードなどなど、

「それだけじゃない」ことが沢山、全部完了するまで半年、どこに何があるか知っていればの話で、「人生会議」はどう死ぬかではなく残された人生をどう生きるかを話し合う会議です。

人工呼吸器の管理、痰の吸引、オムツ交換、胃ろうからの経管栄養の注入これらはもう、家庭でやる時代になっています。病院での時代は終わりました。仕事はどうされますか?

経済的に大丈夫ですか?看る方も看られる方も、これはリアルです。

ちなみに自分は20年の介護を経験、祖父・祖母・義父・実父の認知症を看取りました。

皆さん、甘くないですよ。