性格というものは

ふと、気を抜いた瞬間に

生き生きと自分の目の前の人物に襲い掛かるものだ。

相手の自慢話に

最初は大人しく頷いては見るものの

数分と持ちこたえられる訳がない

そんな自信もない。

気付けば

語ってしまっている武勇伝の数々

聞きたくないよね。

そうだよね、仕事で来ただけだよね。

冷静担当のもう一人の自分が止めに入る。

いつものパターンだ

また営業に来た子の大事な時間を奪ってしまった。