兄の息子、私にとっては甥のための施設見学でした。
40をとうに過ぎている全介助の甥。
生まれついての脳性まひの状態で育ち、歩行はもちろん意志疎通もできません。通所の施設は幼い頃から利用してきましたがずっと自宅でみてきました。
詳しいことは私にはわからないのですが義姉が精神不安定になったのは甥を育てていく過程も要因のひとつだと思っています。
兄は仕事で外に出てしまうしほぼ義姉ひとりで頑張ったんじゃないかなぁ、と。
母が生きていて元気だった頃にチラッと言ったこと『◯◯子さんは手伝わせてくれないの』
母は気も強かったし(義姉もね)上手くいってなかったのかな。
私は学生で無関心に近かったし。
義姉が(色々あって)施設に入ってからは兄と甥は両親と同居して。
両親が亡くなってからは兄と甥の二人暮らし。
兄が前回、今回と入院騒ぎになったときは私が義姉と連絡を取ったりして、それで感じたこと、『甥(息子)の心配はしてない?』
入院した兄は息子の心配で、義姉は保護者?である兄の容態ばかり心配。
『◯◯(甥)はすぐ預かってもらえたから心配ないよ』と話してもそれに対する返事もないから聞いてない?関心ない?
話が脱線しました、施設見学です。
担当の方の説明を受けながら一通りを見学。
身体介護の担当の方、栄養士の方、看護師などとミーティング。
現在6人待機の状態で空くとしても半年ちょっとは見ていただきたい旨の話しになったとたん兄のひと言『そんな急には無理だ』
施設の皆さまビックリな表情でした(苦笑)
申し込む方たちは少しでも早くにお願いしたい方が大多数でしょうから。
兄はできる限り自宅でみたい、のが一番、自分が出きるうちは施設には入れたくない。
でも兄の周り、私もケアマネさんも通所利用している施設の方も皆々、先を考えたら今、兄も元気なうちにことを進めるのが一番と思っている。
人間年齢は関係なく、若くても支障が出ることはあるけれど、でも普通に考えれば高齢になるほどリスクは増えるわけで。
兄がGO!!!サインを出さない限り施設入所の一歩は踏み出せず
施設を出てからケアマネさんに『定期的に施設に申し込み状況を聞いていただいてそれを元に判断して申し込みという形をとる、というのが今のベストですかね』とこっそりお話。
帰りの車のなかで兄は『今日の担当は良かったけど職員はいつ変わるかわからないしなぁ』
『今◯◯がいなくなれば自分はなにをして良いかわからなくなるし』
施設見学できただけでも何ミリかは前進後退したのか…