度々書いてます、私の職場の隣の部屋から聞こえてくる話。
隣の部屋は相談室になっているのですが。
今回は入院している母親(多分70代後半)とその息子さんと奥さん。独り暮しをしていた母親が転んで骨折をして退院となるけどもう独り暮しをさせられない、息子さんが一緒に住むことはできない(地元を離れてる)一緒に住むということは仕事を辞めなければならない、だから老人施設に入ってもらいたいのだが・というのが筋の話し合いでした。
今回二度目の話し合いのようでした。
息子さんは候補の施設(有料のわりと高級)も見学に行ったりして準備万端。
そして母親に独り暮しは無理なこと、同居するには自分が仕事を辞めなければならないこと、を穏やかに話しています。
最初は大人しく聞いていた母親も段々と(想像)な感じになり『私は絶対嫌だから!ひとりで大丈夫だから!』
『独り暮しはムリだということは先生とかからも聞いてるよね?俺も同居ができない、それで一番いい方法として○○(施設の名前)に入ってもらえないかと相談してるの』
あるあるな話ですがひとつ私が感心してしまったのは息子さんが絶対声を荒らげなかったこと。穏やかな口調だったこと。
この話し合いがどうなったか結論はわかりませんが患者さんのこの母親は恵まれているほうかな、と思いました。
独り暮しをできなくなったら、子どもがいる人は同居を望んだり施設に入ったりいくつか候補はありますが子どもがいなければ同居の選択は無くなるし施設に入りたくても安価なところは空きが無かったり。
昔々の日本は家に嫁いで同居が当たり前だったから普通におじいさんおばあさんが家の中にいたし家で亡くなるのも普通だった(と、思う)
私はどうなるかなぁ。
またネガティブで。