※今回安定剤の個人的感想を書いています。少し偏った意見ですので

現在、安定剤を飲んでいらっしゃる方は、ご自分の感覚をまずは大切にされ、

どうぞ読み飛ばしてください。

 

 

去年、一年間、寝入ろうとすると動悸がして目が覚めたり、寝入った後も数時間したら

動悸でまた目が覚めたりしてました。

最初診察を受けた脳外科で、脳動脈瘤が見つかってから不安が高まり、

血圧が上がったり、動悸がして眠れないと話すと、

「あー、そういう人多いねん、よく効くお薬出しとくからそれ飲んだら治るわ」と

とても軽く出してくれたお薬がありました。

抗不安剤には依存性があるというのを知っていたので

「先生、依存したりするのは怖いねんけど」と聞くと「あー、全然大丈夫大丈夫!」と

笑顔でした。

 

そこは院内処方だったので、病院内の薬局で処方を薬剤師さんにお願いしました。

その時に、くどいとは思ったけど改めて「これ、依存性はありませんよね?」と

念押しで聞きました。すると、眉をかなりひそめる顔になり、「…ありますよ」と

言います。「え?先生は大丈夫って…」と驚く私に「…結構ありますけどね。

先生がそうおっしゃいました?」とあたふた。

だからと言って、先生に電話して確かめるほどの勇気もない様子。

(とても若い女性(23~25歳くらい)の薬剤師さんでした)

「うーん、先生がそうおっしゃるのなら、飲んでみます?」

そんなやりとりがあり、その薬を持って帰りました。

 

かえってネットで調べたら確かに依存性があると書いています。

同じ病院に聞いても、真意はわからないだろうと踏んだ私は、心療内科にいき、

その薬をみせて尋ねました。すると、「これは、依存性あります」とのこと。

その薬を飲むのはやめて、心療内科で出し直してもらったとても弱い

抗不安剤を頓服的に使用することにしました。

 

実はその、依存性のある薬、手術後数か月して行った婦人科でも

出されそうになりました。そこでは更年期の話と動悸の話をしました。

すると「絶対これがいいから。毎日飲んで。依存?ないない!私も飲んでるから」

とかなり強く勧められたのを、必死で断りました。

 

1年余り、毎日ではないにしろ、その弱めの抗不安剤と、それより一段階強めの

(といってもまだ弱い)抗不安剤を症状に合わせてどちらか一つ寝る前に時々のみました。

 

それを飲んだからと言って飲んで動悸が全くないわけじゃなかった。

でも飲まないより気持ちがましだから飲んでいた感じです。

 

そんなこんなで、更年期が終わるまで仕方ないか…と思っていた今日この頃。

今、実は動悸が全くありません。

 

どうしてか?

 

お薬を飲まなくなったんです。

いろんなブログを暇に任せて読んでいたら、ベンゾ系抗不安剤の離脱症状について

のブログをたまたま見つけました。

自分は、弱いやつだから関係ないしと読み飛ばしそうになったのですが

文の中に私の飲んでいるごくごく弱い抗不安剤の名前を見つけて、思わず読みました。

 

長く飲んでる方、薬に体が反応しやすい方、いろんな場合があるので

全員ではないようですが、抗不安剤を長く飲んでいる方が、それを辞める際

身体に反応がでて、苦しんでらっしゃるという事実を初めて知りました。

そして飲んでいる間も、離脱症状が出て、不安や鬱がひどくなったり。

 

この話、ウソみたいで、最初半信半疑でしたが、それを読んで自分も一年、

飛ばし飛ばしとはいえ飲んでるからもしかして…と思って

その日から飲むのを辞めました。(一気断薬といってこれはかなり危険だということを

後で知りました。たまたま私は薬の感受性が薄かったから大丈夫でしたが

今、断薬を考えてらっしゃる方は決してマネしないでください)

 

辞めてから、眠りにくい日が数日たまにやってきたりはしましたが

私はどこか、前より頭がクリアになったような、不安になる度数が減ったような感じです。

そして、1か月半立ちますが気が付くと、あれだけ治らなかった動悸が

なくなりました。

びっくりです。

 

信頼できる心療内科の先生にこの話を聞いてみました。

ベンゾ系のお薬を欧米では連続して出さないらしいこと、断薬についてのサイトが

あるくらい苦しんでいる人が多いこと、信じられないような不調がどんどん起こっている人も

いることなど。

先生も、正直悩ましいところだと言ってました。少しの痛みを強く感じる人がいるように

薬の感受性というのもあって、何年強い薬を飲んでいきなりやめても、どうもない人もいれば、

少しの間しか飲んでないのに強い反応が出る人もいる。

そしていま症状的に、薬がなくては立ち行かない人もいる。その場合薬の力を借りないと

治る方向に進めない。できるだけ出したくはないけれど…。と。

 

薬って。。。。ゲッソリ特に中枢神経に働きかけるものは簡単に考えない方がいいのかも。。

 

自分が身をもって知ったことでした。

驚いたことは、科が違うとはいえ、お医者さんが、強く勧めるものであるということ。

知らないのか?あんな言い方をされたら、普通に大丈夫だと思うよ。

 

こういう話もありました。。。というお話でした。にやり