季節の一句 〜オトナの教養講座〜 | ポイント千葉店オフィシャルブログ

季節の一句 〜オトナの教養講座〜


どうも!
お久しぶりです!
ポイント千葉店のお父さんBANE.です!!

私、弟がおりまして、その弟が山形に住んでいるものですから、
先日、久々に会いに行ってきました。
いろいろ連れまわしてもらったおかげで、だいぶいろんな所に行けて、
美味しく楽しく山形を満喫できました☆

その山形に立石寺というお寺があるんですが、
通称「山寺」と言って、
松井芭蕉の奥の細道にも出てきたお寺さんなんですね。
そこで詠まれた有名な句が、
「閑さや岩にしみ入蝉の声」
です。

奥の細道の本文を現代語訳したものを参照してみましょう。

「山形領に立石寺とういう山寺がある。
慈覚大師の開基で、俗世間から隔った、静かな寺である。
一見するように人が勧めるので、
尾花沢から取って返してここを訪れた。
その間、約30キロ程。
到着後、まだ陽が残っていたので、麓の坊に宿を借りておいて、
山寺の御堂に上った。

岩に巌を重ねて山と成したというほどの岩山で、
松柏は年輪を重ね、土石も古く苔は滑らか。
岩上の観明院・性相院など十二院は扉を閉じて、
物音一つしない。
崖を巡り、岩を這って、仏閣を拝む。
その景は静寂にして、心の澄み渡るのを覚える。」

とあります。
こうした環境の中で詠まれたのが、先ほどの一句。

「閑さや岩にしみ入蝉の声」

情景を思い浮かべながらこの句を振り返ると、
また違った味わいになるのではないでしょうか。


ちなみに、
この句が詠まれたとされているのが、元禄2年5月27日。
現代の太陽暦に直すと7月13日。
丁度、今ぐらいの季節なわけです。
かつてはこの蝉がアブラ蝉なのかニィニィ蝉なのかと論争になったらしいのですが、
最近ではあまり蝉の声も聞かなくなりましたね。
時代と共にいろんなことが変わっていきますが、
四季のはっきりした日本を愉しめるのはいつまででしょうか。
季節を有難く感じられるヒトで在りたいと想う、
今日此の頃でした。