小まめに更新しようと思ったものの、長続きしない。珈琲党員です。SNSやり過ぎですな。たぶん。

はてさて、それはそうと表題です。今回は引用なし、ただの印象論です。

金正恩は、去年の今頃は、まだまだ狂人扱いだったと思います。が、核開発・ミサイル開発プロジェクトを成功させ、いま、何となく六者協議の関係国と関係を好転させつつあるように見える。

ロシアとは、元からそんなに衝突していなかった。

中国とは、もともと犬猿の仲だったが、ここにきて急激に方向転換した。この身代わりの早さが見事だった。

韓国は、勝手に宥和政策に舵を切った。

アメリカは、アメリカ大統領と戦うのに必死で、正直を言えば北朝鮮どころじゃない……というのは冗談だけど、トランプは中間選挙を控えて、外交政策で国内向けにアピールできれば満足だろう。金正恩から一般ウケする譲歩を引き出した上で親しく会談して笑顔でハンバーガーでも食って、「東アジアの独裁者も屈服させたぞ!どうだ俺の手にかかれば悪者も改心するんだ!史上初の北朝鮮のリーダーと会談した大統領!キムはアメリカを狙うことはしないと約束した!」とでもぶち上げれば、(その口約束がどんなに空虚でも、北朝鮮のリーダーにとってアメリカ大統領との会談は国家として認めさせることになり、アメリカにとってよりも、むしろ北朝鮮にとって喜ばしいことであれ)アメリカ国内のトランプ人気は回復するだろう。

あとは日本で、安倍政権は北朝鮮を仮想敵として国内の雰囲気を盛り上げた方が良いんだろうけれど、逆にうまいこと交渉して拉致被害者の生き残りを帰還させる事にでも成功すれば、国内人気は回復できるかな。仕事熱心な外相の河野洋平が頑張っているかもしれない。
あるいは、日本だけ蚊帳の外にされて、安倍政権も国内スキャンダルでぐだぐだになって、またしばらくの間は短期政権が続く情けない体たらくになるか。

そして、北朝鮮は体制存続するのかもしれない、と思い始めました。去年は当ブログも北朝鮮の崩壊とかを論じてましたけどね……どうも、金正恩はそんなバカな真似はしないように見えてきた。既に彼らは着地体制を整えている。
国内に自由はなく、人権は蹂躙し、国際犯罪にも手を染めているけれど、大人の事情で北朝鮮は存続し、やがて経済発展でうやむやっと国際秩序の中に安定した地位を築く。人権弾圧しながらでも経済発展が可能なことは、中国が示している。

正義って何だろうなぁ、と思うのでした。
※NHKの記事タイトルに誤りがあったので訂正しました。「首相、きのう何してた?」ではなく「総理、きのう何してた?」が正しい。
左翼界隈で聞くところでは、安倍晋三氏は「総理」と呼ばれることを好み「首相」と呼ばれることに不快感を示すと言う。そこで当てこすりのように「安倍首相」と呼ぶのが左翼、総理のご意向を尊重して「安倍総理」と呼ぶのが右派安倍シンパの流儀らしい。どっちも正気の沙汰じゃ無いと思います。本人が妙なこだわりを持っていようが関係なく、通じる表現を使う以上の事では無いはずだ。


NHK NEWS WEBが面白いことを始めました。新聞によくある「首相動静」に相当する「総理、きのう何してた?」という記事を掲載し始めました。

NHK NEWS WEB

例えば、4/11の記事を見ると、以前に当ブログのこちらの記事で「政敵潰しに暗躍している」という内容で取り上げた、北村情報官と話している様子が伺えます。


どうやら政治記事の不人気を解決する試みとして、週刊誌っぽい体裁を取り入れた「WEBマガジン」というスタイルで政治記事の発信を始めるつもりみたいです。僕個人にとっては、「なんかガチャガチャしたうるさいデザインで、迎合的」とか感じてしまったものの、より多くの人に政治の話題を届けようという姿勢はすごく好感を抱きます。公共放送として望ましい姿勢だと感じます。

じつはNHKはこれ以外にも、例えば膨大な文字情報に対して統計的な処理をかけて「その時、何が問題になっていたか」「誰と誰が頻繁にやり取りしていたか」を分析したり、ツイッターのつぶやきを分析して(少なくともツイッターを積極的に利用している層の)世論を分析したり、野心的な試みをしています。今まで撮れなかった映像を撮るために、水中カメラや高感度カメラの開発とかもしてますよね。私はNHKに対しては、「野心的・革新的な組織」として、割と好意的であったりします。
気軽な更新をもっとしよう、と決意し、今日は政治の話で軽めの記事を。

冷泉彰彦
2018/3/13
Newsweek日本版

森友問題でいよいよ政府が守勢に立たされている現状に対し、「確かに安倍政権は良くない。しかし、現状は国際的に重要な局面で、いま政府がグラつくのはマズい」という内容です。悪いものは悪いが、タイミングが適切でない、という事ですね。
これには、納得しました。私はずっと安倍政権はあり得ないと思ってきたけれど、今は北朝鮮情勢に加えて米中貿易戦争とかも日々情勢が緊迫していて、外交や経済の問題に官僚は集中してほしい。そのマンパワーを内閣の国会答弁作成とかに費やしてもらうと困る、という事でしょうか。
ついでに言えば、これで安倍政権が倒れたら、また短期政権が出来ては潰れ、を繰り返すのも困った話です。安定政権を作れる政治的基盤が何処かにあるのか、どうか。

賛否の分かれるところだと思いますが、河野洋平外相もなかなか活発に仕事をしているようです。(乱暴だとか、記者を恫喝したとかいう話も聞いているので、総評として現ポストに適任と言えるかどうか、私の判断は保留しますが、リーダーシップがあり仕事熱心、とは言っても良さそう)ならば、外交だけでも仕事熱心な現外相に担い続けてもらったほうがいいかも?

だからといって、落ち着くのを待っていたら、証拠隠滅とかが進みかねないしなぁ。人権蹂躙も指摘される現政権だから、うーん。

私の結論としては、現政権を潰すのは潰せる時に潰すしかないと思いますが、結果論として悪い時期に重なったな、というところでしょうか……自民党内の禅譲の形で政権が変わり、現在の体質が払拭しきれないものの、その代わり外交方針の大きなブレとかは発生せずに現況を乗り切り、その間に国民の政治参加、個人的に応援している立憲民主党が力をつける、といった動きになってほしいと思います。
ただ、やはりバブル崩壊以降、経済だけでなくマンパワーの点でも日本社会はかなり毀損したのかなぁ、と思います。立て直しはかなり茨の道かな……