スイスの徴兵制度 | cocooning*

スイスの徴兵制度






今日はスイスの徴兵制について書きます。
長いので興味のある方のみどうぞ。








学生時代に『永世中立国スイス』と習ったのを覚えている人も多いのでは?


そんなスイスへ住む様になって不思議なことのひとつが徴兵制でした。
永世中立国なのになぜ徴兵制があるのか。

その答えは

いつ近隣の国が攻めてこないという補償はない、その時に備えて
「自分の国は自分たちで守る」ため

でした。





スイスは自国を守るために国民皆兵の民兵制度をとります。
20-30歳の男子に兵役の義務があり女子は任意で行われています。
国民全体に兵役義務をかけている国はスイス以外にもヨーロッパにいくつかあります。

義務とは言っても中には宗教的な理由、身体的な理由から兵役を拒否するものもいます。
厳密な審査をクリアする必要があります。
兵役を免除された人は代わりに民間防衛(*1)もしくは社会奉仕活動(*2)などの
非軍事的公共サービス活動を兵役の1,5倍の期間行わなければなりません。
非軍事役務もしない人は所得税の対象となる所得額の3%を収めなくてはなりません。


*1 民間防衛…戦争、自然災害、テロ攻撃などの際に民間人を守る(武器は持たない)
消防団、警察などの手助けをする


*2 社会奉仕活動…病院、老人ホーム、身体障害者ホーム等でボランティア活動をする




20歳になった男性はまず15週間の初任訓練を受け、除隊年齢(兵種によって異なる)に達するまで
毎年、十数日の現任訓練を受けます。

訓練期間中は当然会社などを休む事になり、休めばお給料はもらえませんが
「損失補償手当」という一種の保険手当が支給されます。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー追記ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


銃器による自殺者  

スイスは国民皆兵制。
男子は20歳の年に約4カ月間の兵役を果たした後42~50歳までの間にほぼ毎年数週間の訓練があり、
計260日間の兵役訓練を受ける。
その間、銃器は自宅に保管され兵役終了後も保持できる。これは非常時にすぐ出動できるという、
いわばスイスの中立を守る伝統から来ている。


ーーーーーーーーーーーーーーーー(引用 swissinfo.ch)ーーーーーーーーーーーーーーーーー




スイス民兵は日常それぞれの家庭に銃器の保管を義務づけられています。
家に銃があるのです!
わたしは初めて本物の銃を見た時驚きました。
片手で持てるものではなく両手で持つ大きくて重いライフルがベッドの下やクローゼットの上に無造作に
保管されているんです。

銃の他にもヘルメット、ガスマスク、ナイフなどもあります、もちろん迷彩柄の洋服も。


迷彩服を着て銃を担いでいる民兵を街中や電車で見かけることしばしば。
(訓練に出かける、訓練から帰ってくる途中の民兵たち)
銃が身近にない環境(日本)で育ったわたしは
気が狂って乱射したりとかないのかな、なんて思っちゃいます。
正直、怖いです。




徴兵制について簡単に書きましたが
今スイスで話題になっていることと言えば銃器。
特に民兵が家庭に保管している銃器について注目されています。


今日、2月13日に銃の規制を求めるイニシアチブの国民投票が行われます。

スイスでは大切な問題の最終決定を下すのは国民なのです。
国民投票は年に何度も行われます。



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民兵は、兵役中に軍隊から支給されたライフルを家庭で保管できるが、
兵役終了後もそのままになっているケースが多い。
しかし、それらの支給された銃器を使って家族を射殺する事件が続いたため、
家庭内での銃器保管に反対するイニシアチブが立ちあげられた。


イニシアチブが可決された場合、軍から支給された銃器の家庭内保管は禁止され、

武器庫に預けることが義務付けられる。


ーーーーーーーーーーーーー(引用swissinfo.ch )ーーーーーーーーーーーーーーーー




ちなみにスイスにはいちおう大統領がいます。

しかし、大統領は7人の大臣たちによる1年ごとの輪番制。

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現在の代表7人。
女性が4名!





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憲法や法律の制定には、連邦議会だけではなく国民もまた積極的に関わることができる。

直接民主制ならではのこの制度は、活発に利用されている。


 スイスの有権者には、年に数回、連邦や州、地方自治体から封書が郵送されてくる。

政治に関する意見を示すよう求められるのだ。

純粋な代議制民主主義とは異なって、スイスの国民は数年ごとに選挙に駆り出されるだけでなく、

最高政治機関として人事以外の案件について定期的に意見を述べることができる。



ーーーーーーーーーーーーーーー(引用swissinfo.ch)ーーーーーーーーーーーーーーー




スイスの政治についてはまた詳しく書きたいと思っています。





銃器の問題、可決か非可決か結果が出たらブログに書きたいと思います。






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