私は4歳の頃に叔母の家の養子になったのですが
理由については
大義名分な綺麗なヤツ(理由①)と
欲が絡んだドロドロしたヤツ(理由②)があります
(細かい事はポツポツとたまに書いてます)
自分が子供を産んで育てて解ることは
親も子供と共に成長するという事
成長岐路とは経験とそれで得た学びの中で
何を考え、選択し、行動するかで変わる
最終的に言動で住む世界さえ変わる
人生が変わるんです。
何かでもう生きていたくないと悩んだ時
最終的には生活圏を変える
(強制的に周りとの関わりを変える)
ことは自◯へ向かう気持ちの歯止めにはなると思うんです。
まぁそれはある程度の判断が出来る年齢になってからであって
何の判断も出来ない幼児の人生は
親が握っていると言っても過言ではないでしょう
私は母(母同士が姉妹)の話し合いで養子になることが決定しました
というか、生みの母の一存と言った方が近いかな
過去、色んな人が私の養子になった経緯を話してくれましたが
それはそれは理由①と②が混ざり合って
整理するのに時間がかかりまして。
けれど唯一、一貫していたのは
生みの母(末の妹)から育ての母(長女)に
自分の娘をやる、と言った事でした。
元々体の弱かった育ての母(姉)と元気自慢の生みの母(妹)は歳が離れていて
早くに親を亡くした母達4姉妹は
長女(育ての母)を除いて親戚に引き取られ
惨めな生活を強いられる事となり。。
そこでお金の無い惨めさを嫌というほど味わったのでしょう
そしてそういう生活は二度と嫌だと心に強く思ったはずです
4姉妹の中2人はそれぞれ生活の安定の為も多分にあるだろうと思われますが
二女は大きな寺の跡継ぎ
三女は都内で老舗の床屋に嫁ぎ
長女と四女は手に職をつけ。。
長女は旧家の武家に嫁ぎ
分家してもらってすぐに
親戚に引き取られていた四女を引き取ったのです。
長女は歳の離れた四女をとても大事に
そして厳しく躾けたそうです
その後四女は同業者と結婚しますが
その時に姉に
『 私が子供沢山産んで、姉ちゃんにやるからね！』
と約束したらしいのです
！！！！！！！
そうだ！これがそもそもなんだ！
生みの母(四女)の想いは私に丸投げされたんです！！
生みの母は経済的な理由で子供は2人しか産みませんでした。
先に生まれたのは兄
そして2歳違いで妹の私
そして約束通り私は子供のいない
叔母の家に養子となったのです。
子供産んだらちゃんと育てろよ！！
って何度も何度も思いましたよ、若い頃は
『貧乏で、アンタの事捨てたんだよ、◯ちゃん(生みの母)は。口減しの為に貰ってやったんだから感謝しなさい！』
って幼稚園児に言う育ての母も大概だけど笑
まぁ母2人の心情は複雑だったんだろうけど、
それも今なら理解できます。
そんな感じで始まった私の人生は
メンタル潰しが趣味の様な育ての母の躾で
荒波の中で波に飲まれて
グルングルンと振り回されながら
ラッキーにも海上に顔が出たら息をして
何とか生きながらえてきた、みたいな
そんな数十年でした。
そんな中、
やっといろんなことが過去になってきていたのに
生みの父から電話がありまして。
『お前に謝らなきゃならないと思って』
？？？？？
いきなりどーした？って思ってきいてみました。
『突然どうしたの？謝るって何を？』
実はつい最近、
生みの母が亡くなった後直ぐに再婚した嫁(後妻さん)から電話あって
夫婦喧嘩の仲裁したばかりだったから
嫁が出て行ったかと思ってドキドキしたんだけど
『俺さ、お前を養子に出したじゃん？
それも子供の時にさ。
親だったら、いくら貧しくても子供を人にやったりしたらダメだよな。
後悔してるんだ。
だから、それ、謝りたくて』
いきなりで驚いたけど
今更何言ってんの？
って思ったよね。
もうさ、養子とか実の子とか実の親とか
実生活の中じゃ考えることもないことで。
自分の家庭と生活と子供と仕事と
それは私が築き上げた私のテリトリーで、
その中に勝手に踏み込まれた気がして
とても不快だった
ハッキリ言って本当に生みの父は
種付けだけの人。
子供の名前も間違えて届け出すような、
それでいて何しても謝らない自分勝手な人。
そんな事は重々承知で、
生みの母の法事で生家に行った時
私の育ての親たちを罵る生みの父を
『アンタの代わりに私を育てたんだよ！養父母は！
大変だったんだよ、兄ちゃんまで寄越されて！』って思いながらも
うんうん、そんな気持ちだったんだねって慰めて、話を聞いて
それだけでも親孝行だと思いませんか？笑
そこに、養子にだして悪かったって？
何言ってんの？
自分が楽になりたいだけじゃない！
私にごめんって言っても
私が恨み言言って
自分を責めないって知ってて言ってるじゃん
優しい私は仕事中で出られなかった電話を折り返して
そんな父親のメンタルを救ってあげました。
『そんなこと、謝らなくていいよ
私は今、お父さんが健康に産んでくれたおかげで元気に病気もせずに暮らせてるから。
私は今幸せにやってるから大丈夫だよ。
ありがとうね、気にしてくれたんだね
お父さんも体気をつけて元気でいてね』
なんて優しいんだ私は笑
