◆前置き
だいぶ浸透したであろうふるさと納税ですが、それでも
「名前は聞くけどよくわからない」
「興味はあるけどやってない」
という方はいらっしゃると思います。
ふるさと納税に関しては
・納税
・寄付
・控除
・確定申告
etc・・・
と、とにかく意味がよくわからない単語が多すぎて拒絶反応が起きるのはよくわかります。
なのでこの記事では一瞬で概要を理解できる日本一わかりやすいを目指した説明をしたいと思います。
◆結論
それではふるさと納税を一言でいうと↓
===================
来年の税金を先払いして特典をもらえる仕組み
===================
です。
一気にわかりやすくなりませんか?
今回の記事は「ふるさと納税を理解する」を目的としています。
理解できた・興味がわいた・やってみたい、という方向けの「ふるさと納税のやり方」はまた別の記事にしたいと思います。
(やりかたはよ、というかたはコメントください。コメントが入れば急ぎます)
◆解説
1.わかりづらいと感じる原因
税金に関する解説や情報は企業や専門家が事業として説明をする場合は「しかるべき資格」と「正しいワード」で実施しなくてはいけません。
なので特に後者の「正しいワードでの説明」が必要な為、
「誰でもわかりやすく説明」
が困難になります。
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フルサトノウゼイニヨルホンネンチュウノキフキンガクヲヨクネンノジュウミンゼイオヨビショトクゼイノコウジョタイショウトスル
(ふるさと納税による本年中の寄付金額を翌年の住民税および所得税の控除対象とする)
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もう頭が痛くなり読みたくもありません。
いつも思いますが税金に関する説明はなんでこんなにワケワカメな単語と表現の説明になるのか、
「わかりづらくしたい」
としか感じません。
で、これを素人が一番わかりやすいと思う表現をするとさっきの
===================
来年の税金を先払いして特典をもらえる仕組み
===================
なのです。
2.混乱させるワード
「なんだかよくわからん」と思われるであろう代表ワードは下記の2点と思います。
(他にも「○○について解説してほしい」があればコメントください)
ア.寄付金(きふきん)
イ.控除(こうじょ)
ウ・返礼品(へんれいひん)
この2点について説明します。
ア.寄付金(きふきん)
『寄付』をwikipediaで調べると
=========
金品を贈与すること
=========
と出ました。
はい、出ました「贈与(ぞうよ)」。
なんでまたいちいち難しい言葉を使うのかね。
続いて『贈与』をwikipediaで調べてみると
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贈与(ぞうよ)とは、当事者(贈与者)の一方がある財産を無償で相手方(受贈者)に与える行為。
==========================================
と出ました。
・・・・。
これも日本一簡単な解説を目指すと
「ただであげる」
ということです。
見返りを求めないということですね。
そのイメージはわかると思います。募金なんかもそうですよね。
赤い羽根募金(あれは赤い羽根がもらえるか)。
セブンイレブンのレジ横にある「○○災害援助募金箱」
どちらもお金を入れます(あげます)。
見返りは求めません。
なので
「ふるさと納税は寄付をする」
という言葉がまず混乱を招きます。
「税金なのに?寄付するの?寄付ってあげるって意味だよね?あげちゃったら無くなっちゃわない?え?どーゆーこと??」
はい、ふるさと納税の混乱第一歩です。
「寄付(寄付金)」という言葉で説明をされているのは税務(税法)?上、「寄付金」というワードが仕組上あてがわれている為そう呼ばれています。
「あげる」という表現は正しくないですし「前払い」という表現も正しくないので、どこにもそうは書いてありません。
わかりづらいですよねー。
私がこう書けるのは私がお金をもらって誰かの税務のサポートをしているわけではなく無償で趣味の範囲で記事を書いているだけなのでかけるのです。
そうではなくお金をもらって誰かの税務処理を代行、あるいは補助をする場合、税理士の資格が必要になり、正しい税務上のワードを使い手続きをしないと「違法行為」となるのです。
なので世の中のふるさと納税サービスを展開しているwebページはすべてわかりづらく書いてあるのです。
イ.控除(こうじょ)
『寄付』をwikipediaで調べると
================
ある金額から一定の金額を差し引くこと
================
と出ました。
・・・・。
これも日本一簡単な解説を目指すと
「対象から取り除くこと」
かなと思います(これはあんまり簡易化できないかも。。)
ふるさと納税の仕組みからいうと
「来年分の税金を今年のうちに払うので、その分は来年の税金から引いておくね」
ということです。
何もせずお給料から天引きされる今年の所得税・住民税が1年間で10万円だったとします。
そして来年も同じく10万円だったとします。
それを今年1万円ふるさと納税をしたとすると
今年納めた税金額が11万円になるので、来年分は今年の1万円分を差し引いて9万円にしますね。
ということです。
※厳密にはほんのちょっと違いますが概念として↑の考え方と理解してください
(2,000円だけ負担してね、というルールがあるため)
ウ・返礼品(へんれいひん)
みなさんこれを目当てにふるさと納税をしているわけですが、
楽天市場やさとふる、JR,ANAのふるさと納税サイトなどを見ると
一例)
アサヒ スーパードライ350ml1ケース 20,000円
などと書いてあります。
この
アサヒ スーパードライ350ml1ケース
が返礼品(返礼品)お礼の品というものです。
「20,000円!?高くね?」
と感じられるかもしれませんが、その仕組みはまた別記事します。
ここでは「返礼品」とはふるさと納税行為によって得られる品物などのことの説明でした。
◆まとめ
ということで長くなりましたが、お伝えしたかった「日本一わかりやすい説明を目指した『ふるさと納税とは?』について」は
===================
来年の税金を先払いして特典をもらえる仕組み
===================
をぼんやりとご理解いただければあなたもふるさと納税活用者への階段を一歩あがりました。
次回は
・ふるさと納税が始まった経緯
・実際に何をしたらいいのか
・大変ではないのか
・損はしないのか
などを解説したいと思います。
ご興味を持っていただいた方はブックマークやいいね、コメントなどよろしくお願いいたします。
それではまた!