兵庫県三田市で昨年11月、5歳の女児が死亡した事件で、継母の寺本浩子容疑者(27)が虐待死させた疑いが強まったとして、県警三田署が傷害致死容疑で週内にも同容疑者を再逮捕する方針を固めたことが2日、捜査関係者の話で分かった。
 捜査関係者によると、寺本容疑者の長女夏美ちゃんは昨年11月、三田市の自宅で意識不明となって病院に運ばれ、急性硬膜下血腫で死亡した。同容疑者は「ベランダで転んだ」と説明したが、死因に不自然な点があり、同署が捜査していた。
 一方、神戸地検は2日、寺本容疑者を傷害罪で起訴した。起訴状によると、昨年6月24日に三田市の自宅マンションで夏美ちゃんの顔を殴った上、はさみで腕を切りつけ、約1週間のけがを負わせたとされる。
 夏美ちゃんは翌日、通っていた幼稚園からの連絡をきっかけに、川西こども家庭センター(児童相談所)に保護された。寺本容疑者はセンターに「子育てを負担に感じた」と話したため、負担を減らす対策をした結果、センターは約1カ月後の7月下旬、夏美ちゃんを自宅に戻していた。 

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