妻が残してくれた緊急告知ラジオ、Jアラート | 妻と生きた誇り

妻が残してくれた緊急告知ラジオ、Jアラート

我が家には、緊急告知ラジオというものがあります


これは緊急災害などがあると警告音とともに、緊急情報がアナウンスされるものです


言うなれば、市役所などから発せられる緊急避難情報の家庭用のものです


5年程前だったと思うのですが、妻が子宮体癌の手術をした翌年ぐらいです。市役所広報に緊急告知ラジオ提供の知らせが入り、


妻がもしもの時には、避難に手間取るかもしれないから準備しようと提案して購入し今も正常に動作しております


今となっては、これも妻が私に残してくれた生活必需品です


実際役立っているのは地震の時ですね


11年経ちましたが、東日本大震災の被災地でありますから、地震は恐いです


今年の3月にも大きな地震がありました。

私が住んでいる宮城県は、東日本大震災ほど被害はありませんでしたが、実家の福島県は東日本大震災より被害が酷かったようです


妻が納骨されている菩提寺でも被害がありました


幸い我が家の墓石は多少のずれですみましたが、我が家の本家の墓石は倒壊してしまいました


我が家の墓石は、多少のずれですみましたから、翌月4月の妻の一周忌法要は無事に行われました


この緊急告知ラジオアラームがなると、まず地震かと身構えるのですが


3日前朝は、明らかに地震アラームとは異なる不気味な音がながれました


そうです北朝鮮ミサイルによるJアラートでした


以前も聞いた記憶もあるのですが、宮城県と都道府県指定されたのは、初めてのJアラートだと思いますので緊張が走りました


後は、テレビをつけて見守るだけですが


「安全なところに避難してください」


といわれても、私の住まいの近くには、地下避難所も鉄筋コンクリート建物もありません


最悪の場合は、妻の位牌、遺影そして分骨した納骨を抱きしめて天に祈るしかありません


幸い被害は、ありませんが北朝鮮にもいい加減にしてもらいたいですね


しかしこれだけ、北朝鮮が頻繁にミサイル発射すると悪い意味での慣れが出てしまうのではないかと心配にもなります


こんなこと言いながら、私からすると北朝鮮のミサイル以上に現実的には、地震のほうが恐いです


そんな日常ですが、妻が残してくれた、緊急告知ラジオに守られながら毎日暮らしているのだとも感じられます