ごあいさつ
ひとえにＰＴＡ役員と
言っても、それぞれが
それぞれの事情を抱えて
取り組んでいることもあり、
その辺を踏まえて判断を
求められることがある。
というのはわかってるけど、
まさか初っ端の、まだ新年度
始まっていな今それを
求められるとは思っても
いませんでしたよね(￣▽￣;)
私個人としてはまだ新年度
始まってないんだから、
その辺の調整も今年度の
副会長さん達でやっちゃって
くださいよって感じだけど、
新年度のメンバーのことだから
内々でしっかりと決めて
欲しいという気持ちもわかる。
ここで何かあってこじれても、
今年度の役員さん達は
責任持てませんもんね。
そしてそれぞれの事情を聞いて
私の中での判断はもう決まって
いたので、本当は口出したく
なかったんだけど、話を
進めることにしました。
まず話すべきはママ友。
ちなみに以下、ママ友は
リョウコさんとします。
「リョウちゃんにちょっと
聞きたいんやけど、例えば
私がパソコン仕事を手伝うし
２人で分担するっていうのは
あり？やってもらえそう？」
私の意図を汲み取って
くれたのこ、リョウコさんが
ニコッと笑ってくれました。
リョウコ
「あり♪って言うか、
手伝ってもらわなくて
大丈夫やで！私もそれ
提案しようかなって
思ってたんだけど、
私前職が事務の仕事してて
書類とか作りまくってた
から、パソコン仕事は
得意なんだよね。最初は
書記しようと思ってた
くらいだし。むしろ
性格上調整とかって
苦手な方だから、その辺を
やってくれる人がいた方が
ありがたいかもしれん。」
その言葉を聞いたＢさんこと
マスミさんがスッと
手を上げました。
マスミ
「それなら私、副会長
やっても大丈夫です。
パソコンは本当に苦手で
無理なんだけど、紙の
資料の読み込みとか調整とか
その辺だったらできるんで！
パソコンは本当に
できないけど！」
それぞれがそれぞれの
妥協点を見付けられたことで、
役割が決まる流れができました。
そしてそれを見て周りの
新年度役員達も
ほっとした表情を浮かべます。
副会長
「じゃあこれで決まった
ということでいいですね？」
それぞれが頷くのを見て
もう一人の副会長が
用紙に名前と役割を
記入していきました。
そして再度着席して
今度は引き継ぎに入ります。
