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謹慎明けたヒナギク先生が
保育に入り、おやつの配膳を
担当することになりました。
 
 
 
そこで彼女はAくんを避ける
ことも、特別扱いすることもなく、
どの子にも平等に接することが
できていました。
 
 
 
それを見た私は一安心。
 
 
 
だけど子ども達のおやつの
補助をしながらそれを見ていた
他の先生達の視線は
かなり厳しいものでした。
 
 
 
子ども達に笑いかけながら
話しかけながらも、
ヒナギク先生の方を見る時に
一瞬視線が鋭くなる。
 
 
 
あ、
見てるな
 
ってわかってしまうので、
ヒナギク先生自身もなかなか
居心地が悪かったと思う。
 
 
 
それでも平静を装い、
お手拭きを配ったり
使い終わった食器を片付けたり、
ヒナギク先生なりに
頑張って動いていました。
 
 
 
まぁあれだけのことを
やらかした後だから、
1回頑張った程度で
回復するような信用じゃ
ないわな( ̄▽ ̄;)
 
 
 
本当に信用って崩れるのは
一瞬だけど、やり直すのは
大変だなと実感する。
 
 
 
そして片付けが終わると
外遊びの時間に。
 
 
 
子ども達にお帽子を被らせ、
靴下を履いてテラスで
靴を履かせます。
 
 
 
先に外に出たのはダリア先生と
ヒナギク先生とナズナ先生。
 
 
 
ナズナ先生
「ねぇ、いや、
そこにいたら
靴履かせられんから。
周り見てくんない?」
 
 
 
テラスの真ん中にいる
ヒナギク先生に、少し遅れて
出てきたナズナ先生が
言外に邪魔だと言う。
 
 
 
かなり冷たい言い方
だったと思います。
 
 
 
確かにヒナギク先生は
ど真ん中を陣取っていて、
他の先生が並ぶのが
ちょっと並びにくいかなと
思う位置ではありました。
 
 
 
でもそこまで邪魔だと
思う位置でもないし、
普段から子ども複数と
保育士が3名並ぶとちょっと
棚が邪魔になるので
声掛けし合って保育を
行っていました。
 
 
 
でもこれまでにそういう
やり取りをしたことは
ありませんでした。
 
 
 
ヒナギク先生がまだ
お口が元気だった頃ですら、
もうちょっと穏やかな言い方
していたように思う。
 
 
 
それに対してヒナギク先生が
慌てて場所を譲ります。
 
 
 
ダリア先生
「ヒナギク先生、
こっちやってもらえる?」
 
 
 
そこに声をかけたのが
ダリア先生でした。
 
 
 
自分が位置をずらす形で
ヒナギク先生が作業を
しやすいようにしてくれる。
 
 
 
そしてそこにはAくんと
他の子が座っていました。
 
 
 
ヒナギク先生
「ありがとうございます!」
 
 
 
ダリア先生
「スズラン先生!
私ぱんだ組さんから
事務所から借りてくるから、
子ども達と一緒にお花のとこ
行っといてくれる?」
 
 
 
ヒナギク先生のお礼に
チラリと視線だけ送ると、
ダリア先生は事務所の方に
歩いて行きました。