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謹慎が解けて園長室で
話をしたヒナギク先生は、
研修までの時間保育に
入ることになりました。
 
 
 
私は一足先に保育に
入っていたんだけど、
朝のおやつ前くらいの時間帯、
ヒナギク先生が保育室に
入ってきた瞬間、部屋の
空気が変わりました。
 
 
 
子ども達がいるのであからさまに
嫌な顔はしませんし、みんな
笑顔で子ども達に接しています。
 
 
 
でも一瞬空気が止まった。
 
 
 
何ていえば伝わるかな。
 
 
 
本当に一瞬だったんだけど、
ヒナギク先生がドアを開けて
挨拶をしながら入って来た
その瞬間に、全員の目が
ヒナギク先生を捕らえました。
 
 
 
ギロリ
 
 
 
という効果音が相応しいくらい、
厳しい視線が一気に向いた。
 
 
 
本当に一瞬だけど彼女に
怒りの感情と、そして
疑うような視線が向けられた。
 
 
 
それを感じ取ったヒナギク先生は
一瞬身体を硬直させてその視線を
全身で受け止めました。
 
 
 
そしてグッと息を飲んで
言葉に詰まってしまう。
 
 
 
それを見た他の先生達は
すっと視線を逸らして元の
保育に入って行きます。
 
 
 
これはちょっと
キツイだろうなタラー
 
と思ったりもしたけど、
ここで私が駆けつけてしまうと
私に対しての甘えが出て
しまうかもしれないので、
私は他の先生達がどう動くのか
様子を見ることにしました。



これは彼女自身がちゃんと
受け止めないといけない
ことだと思いますので。



私はこれまでもヒナギク先生の
味方をしてきたから、これ以上
彼女を表立って庇うことは
逆効果だろうなと思った。
 
 
 
そして一番最初にアクションを
起こしたのはスズラン先生でした。
 
 
 
A君に対する差別を見付けた
先生だから、多分一番彼女に
厳しい目を向けるだろうと
思っていたんだけど、
意外にもスズラン先生は
優しく話しかけました。
 
 
 
スズラン先生
「もうすぐ朝のおやつだから
準備手伝ってもらえる?」
 
 
 
見た感じ裏のない笑顔で
いつも通り他の先生に
話しかけるみたいに
話すスズラン先生に、
硬直していたヒナギク先生が
身体の緊張を解いたのが
わかりました。
 

 

 

 

 

 

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