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ヒナギク先生との話も
終わり会計を済ませると、
私は彼女と別れて車に
戻りました。
 
 
 
時間は既に19時前になって
いたので、取り敢えず
夫にLINEで一報入れる。
 
 
 
食事とお風呂は既に済ませて
あるらしく、夫と子ども達は
桃鉄で盛り上がっている
とのことだったので、
私はもう少し遅くなる旨を
伝えて主任に電話をかけました。
 
 
 
主任
「もしもし?」
 
 
 
「お疲れ様です、ぽいです。
今ヒナギク先生との
話が終わりました。」
 
 
 
ヒナギク先生から相談を
持ちかけられた時点で
主任には報告していたので、
今回聞いた話をまとめて
主任に報告します。
 
 
 
取り敢えず静かに聞いて
いた主任も、話が終わると
大きな溜め息を吐きました。
 
 
 
主任
「話はわかりました。
今ちょうど園長達と
ヒナギク先生の話を
していたところでね、
園の方でも対応を
検討していたの。」
 
 
 
帰宅していたと思っていた
主任はまだ保育園にいるらしく、
園長副園長、そしてリーダーも
残って話をしているとのこと。
 
 
 
園としてはやっぱり今回の
ことは大きな問題だと
捉えているようで、本人の
意思に関係なく処分を
検討している模様。
 
 
 
まぁそれは仕方ないと思う。
 
 
 
私としても上の話に口を
出すわけにはいかないので、
取り敢えずできる範囲での
擁護と、今後についての対応を
行いたいことを伝えました。
 
 
 
こういう時に、デイケア系の
学童に勤めておいて
良かったと思います。
 
 
 
というのも、実はデイケアに
通う発達障害児さんの
保護者や家族にも、
ヒナギク先生のお母さん
みたいな価値観の人って
結構いるんですよね。
 
 
 
母親は子どものことだから
と一生懸命になるけど、
父親は子どものことに
全く理解がないとか、
夫婦で協力しているけど
その祖父母世代は子どもの
障害に差別的で、生活の
障害になってしまって
ご家族が悩んでいるとか。
 
 
 
そういう時ってこちらが
資料を用意して、家族が
受けられる講座みたいな時間を
作って理解に励んだり……
みたいなことを実は過去に
何度もやってきていました。
 
 
 
まさかここでその時の
経験が役に立つとは
思ってもみなかったけど、
そういう経緯もあって
私はこういう説明をするのが
苦手ではなかった。
 
 
 
それこそ祖父母世代なんて
価値観凝り固まってるし、
私らみたいな小娘(当時はまだ若かった)
出てきたところで、
でもでもだっての繰り返しで
話なんて聞いてくれやしない。
 
 
 
その点においてはヒナギク先生の
方が何倍も素直だし
話が通る存在でした。
 
 
 
私の話を聞いて、少なくとも
主任は乗り気になってくれて、
スピーカーにして後ろで
聞いていてくれた園長副園長も
対応を検討すると言ってくれた。
 
 
 
リーダーの反応はイマイチ
だったけど、それでも
TOP3の反応が良かったのは
不幸中の幸いでした。
 
 
 
過去にも面談を通して
ヒナギク先生が改善を
してきてくれたことも
大きかったと思う。
 
 
 
本人が改善を行った
実績と言うのは本当に、
周りへの印象を変える。
 
 
 
これが入職当初のあの態度
だったとしたら、多分
即クビになってたんだろうな。