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指導の甲斐あって変化が
あったヒナギク先生を
避けるスズラン先生に、
私は理由を聞きました。
 
 
 
すると保育中の見守りが
必要とされている障害児の
A君を、ヒナギク先生が
避けているのが理由とのこと。
 
 
 
A君は加配が付いていないので
保育中は保育士が声を掛け合って、
移動したA君の傍から保育士が
いなくならないようにして
いたのですが、そのA君が
移動すると、ヒナギク先生は
スッと離れるそうです。
 
 
 
もちろんあからさまに避けて
いるわけではないみたい
なんだけど、
 
スズラン先生
「例えばおままごとの
コーナーでA君が遊んでて、
お皿を持ったA君が
ヒナギク先生の近くの
お友達のところに
持って行こうとするじゃ
ないですか?その場合
ぽい先生ならどうします?」
 
 
 
「え?私が近くにいるなら
そのままA君がこっちに
来て他のお友達と遊ぶ傍に
少し移動して、遊びを
邪魔しないようにしながら
見守るかな???」
 
 
 
スズラン先生
「ですよね?
ヒナギク先生はA君が
自分の近くのお友達の
近くに来ようとして
いるのを見た瞬間に
その場を離れて他の子の
ところに行くんです。
『Bちゃん、それ先生
直してあげるよ~』
みたいな感じで他の
場所にいる子の手伝いを
するみたいな雰囲気
出しながら、自然に
その場を離れるんです。」
 
 
 
「それは……A君が
寄って来ていることに
気が付いてなくて、
たまたま目に入っていた
Bちゃんの方に行っちゃった
とかじゃなくて?」
 
 
 
スズラン先生
「Bちゃんのすぐ隣に
ツツジ先生がいて、
Bちゃんはツツジ先生に
直してもらおうと
差し出しているのに?」
 
 
 
「それは……。」
 
 
 
状況的にあり得ないことでは
ないとは思いますが、すぐ隣に
ツツジ先生がいて既にBちゃんんと
やり取りが始まっているところに
入って行くことには、私も少し
違和感を感じました。



基本うちの保育は
ワンブロックに1保育士で、
スペースを見守る形です。
 
 
 
「でもたまたまってことも
あるんじゃないの?
保育中は子どもに合わせて
保育士も結構位置が
変わるから、ヒナギク先生は
Bちゃんの方に行った方が
いいのかなと思った
可能性もあるよね?」
 
 
 
私の言葉にスズラン先生が
小さく溜め息を吐きました。
 
 
 
スズラン先生
「私も最初の頃は
ぽい先生みたくたまたま
A君とヒナギク先生の
移動のタイミングが
重なっただけかなと
思ってました。だから
ヒナギク先生が移動した
後に入って、A君と
他の子の様子を見守る
ようにしてたんですけど、
それが何回も重なったら、
それはもう偶然じゃ
ないですよね。」
 
 
 
スズラン先生の指摘に、
私は言葉を失いました。
 
 
 
スズラン先生は元々障害児施設で
働いていた人で、通常の
保育園での障害児保育の方法を
学びたいという志があって、
うちの園に転職してきた人。
 
 
 
通常保育における障害児への
支援や配慮について凄く
考えている人なので、保育中も
障害児さんに積極的に
関りを持っていました。
 
 
 
そういう視点の先生だから
余計に気付いたのかもしれない。
 
 
 
休憩室に流れる重苦しい
雰囲気に、私はスズラン先生に
かける言葉を探しました。
 
 
 
 

 

 

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