ごあいさつ
園長達が会議をしている間に
異動予定のヒナギク先生に
園案内を行いました。
色々あったけど案内も終わり
余った時間に資料などを
渡していると、会議を終えた
園長達が戻ってきました。
園長
「ぽい先生、案内して
くれてありがとうね!
ヒナギク先生、うちの園は
どうだった?うちはどこの
クラスの先生達も優しいし
雰囲気の良い先生ばかり
だからね!異動しても
安心して保育して
もらえると思うわ!」
ヒナギク先生
「はい、色々と施設を
みせていただいて
とっても勉強に
なりました!」
園長
「それは良かったわ!
先生が移動して来られるのを
楽しみにしていますね!」
若干、さっきと態度
違うくね?笑って思ったりも
したけど、ヒナギク先生は
園長に対してはにこやかに
話をしています。
そうやってうちの園長と
ヒナギク先生が雑談していると、
系列園の園長がそそっと
私の方に寄って来ました。
あくまでも視線は
談笑する二人の方を
向いたまま。
系列園園長
「ぽい先生、どうだった?
ヒナギク先生はここで
上手くやっていけそう?」
その言葉に一瞬詰まる。
それを系列園の園長は
見逃しませんでした。
系列園園長
「やっぱり……。
悪い子ではないのだけど、
ちょっと対人能力が
低い子なのよね。
うちの園でもその辺で
他の先生とトラブルに
なってしまったんだけど、
フォローしてあげて
もらえたら嬉しいわ。」
困ったように笑う系列園の
園長だけど、そんな対人関係で
トラブった人を任せられても
ぶっちゃけ困りますよね。
というか、
もう既に
一悶着
ありました
(笑)
なんて口が裂けても
言えません( ̄▽ ̄;)
幸いうちの園長はそういうとこ
気付いていない様子だし、
ヒナギク先生も何か言うわけでも
なく園長と楽しそうに
談笑しているので、
私も何も言わずに黙っておく。
そうこうしている間に
系列園に戻る時間になったので、
挨拶もそこそこにあっちの園長と
ヒナギク先生は帰って行きました。