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リーダーの先生からも
クラスの先生達の話を聞けた
ことなので、お昼休憩を利用して
副園長と話をしました。
 
 
 
まずは昨日の退職から。
 
 
 
私としては恩師からの
紹介もあって、途中で辞めると
恩師の顔を潰してしまうことと、
やっぱりこの園が好きだから
辞めたくない気持ちがあることを
しっかりと伝えました。
 
 
 
副園長は頷きながら
真剣に話を聞いてくれました。
 
 
 
ただ私が急に何度も抜けたことで
同じクラスの先生達には
精神的に負担をかけてしまって
いたと思うし、もしこのまま
継続できる可能性があるので
あれば、働き方を変えることで
保育に従事していきたいと
いうことを伝えました。
 
 
 
そう、
 
リモート
ワーク!
 
 
 
正直保育士でリモートワークなんて
あり得ないので、この話を
出した時の副園長は
 
何言ってんだコイツ( ゚Д゚)
 
っていうのが若干顔に
出てましたけどね、
お帳面を除いても私の
事務仕事というのは
それなりにあったんです。
 
 
 
しかも壁面のお飾りを作ったり、
子ども達の作品作りの下準備を
手伝ったりすることも多くて、
そういうのって別の保育園じゃ
なくてもできるじゃないですか?
 
 
 
もちろん個人情報の問題が
あるから、自宅で仕事をするには
内容が限られてくるけど、
でもくしくも世の中はコロナ禍で
リモートワークの時代に
突入していました。
 
 
 
世の中の流れがリモートに
進んでいて、保護者さんの
中にもリモートワークに
切り替わっている人もいて、
保育園であってもリモートと
いうのが認識の中にはあった。
 
 
 
あとはそれを実行できる環境を
整えるかどうかの問題です。
 
 
 
幸い私はシステム導入を
行った側の人間なので、
今のシステムを個人の他のPCに
入れたりだとか、セキュリティが
どうだとかの話は得意中の
得意でした。
 
 
 
やってて良かった公文式ならぬ、
やってて良かったシステム導入だわ。
 
 
 
園内の誰よりもシステムに詳しい
人間が自宅での作業の可能性を
伝えることは、副園長には
衝撃的ではあったものの、
その反応は悪くなかったです。
 
 
 
副園長
「確かにそれだと個人で
自宅で仕事をするのは
可能だわね。個人情報の
心配はあるけど、それは
誓約書でしっかりとして、
ぽい先生が守ってくれるなら
問題もなさそうね。」
 
 
 
システム自体がネットを利用して
成り立っているものだし、
自宅のPCからもアクセスは
簡単にできます。
 

 
幸いPCオタクの私は新しい
機種が出ては色々試してって
やっているので使っていない
ノートPCなどもあったし、
園の出費なしに専用のPCを
用意することもできました。
 
 
 
後は、許可が下りるかよ。
 
 
 
私の説明を聞いた副園長は
しばらく考えていました。
 
 
 
「ご迷惑をおかけしている
身でこのようなことを
お願いするのは恐縮ですが、
どうか本部の方に掛け合って
もらうことはできない
でしょうか……。」
 
 
 
副園長
「私はね、システム導入の
時にぽい先生がかなり活躍
してくれたことも知ってるし、
事務長からも色々と話を
聞いていたから、私としても
辞めて欲しくないのね。
保育士としての職務上
突然の早退欠勤が困るから
という話だったけど、
そうやって残ってもらえる
可能性があるのであれば、
残って欲しいのが本音よ。」
 
 
 
副園長が大きな溜め息を
吐いてから背もたれに
体を預けました。
 
 
 
副園長
「わかりました。
上と交渉してみましょう!
ただしリモートワークに
ついては園の一存では
決められないし、本当に
本部の判断になるのね?
当然ぽい先生にも審議に
出てもらわないといけない
ことにもなるだろうし、
そうなると私達はぽい先生の
必要性を訴えることは
できるけど、専門的な
話まではできないことの
方が多いから、ぽい先生が
自分で上を説得することに
なると思うわ。正直
一筋縄じゃいかない人も
多いから、今以上に
嫌な思いをするかも
しれないわよ?
それでも本当に大丈夫?」
 
 
 
確かに嫌な思いをするかも
しれないけど、一方的に
クビ宣告されて一人で
モヤモヤするより何倍もいい。
 
 


どうせクビになるなら、
 
当たって砕けろ!

だよね。
 
 
 
「よろしくお願いします!」
 
と思いっ切り頭を下げると、
副園長も大きく頷いてくれました。
 
 

 

 

 

 

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