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朝から準備を整えて
法人本部のお偉いさんを
迎え入れ、ついにA社の
システム導入をすることに。



あんま表立っては言えないけど、
担当者揃って裏で色々画策して
勝ち取ったシステム導入なので、
私も主任も担当さんもこの日が
来るのを心待ちにしていました。



本部の会計担当者と本部の
担当者が揃ったところで、
主任が議事進行を進めながら
A車の担当者と保育園の関係者が
改めて挨拶と名刺交換を行い、
A社の担当者さんが契約についての
説明を行っていました。



まぁ内容的には契約事項の
説明になるので、別にこれと
言って拗れる話はありません。



そもそも契約書は予め
保育園の方で確認していて、
それを本部の方にも提出して
本部決済ももらい済みです。



稟議書も私が作って提出して
いるので、契約書の説明が
終われば会計担当が契約印を
押して終わりになります。



ぶっちゃけ、
これ郵送の
やり取りで
よくね?

って思いますよね?



私もそう思います。



ただ園長曰く、本部からの
申し出で対面での契約と
なったので、面倒だなと
思いながらも契約内容の
説明を聞いていました。



ちなみにこれ、私は個別で
担当さんから話を聞いている
ことなので、実質二回目の
契約内容の説明になる。



そして担当さんが一通りの
説明を終えて、

担当者
「ここまでのところで
ご不明な点などは
ありましたでしょうか?」

って契約する時の定型句を
述べると、会計担当者が
スっと手を挙げました。



会計担当者
「今回の契約について
説明していただきたい
ことがありますが、
皆様よろしいでしょうか?」



何となく険のある言い方に、
A社の担当者や園長が
身構えたのがわかりました。



会計担当者
「これについて
ご説明いただけます?」



会計担当者が手に持って
見せたのは、一番最初に
もらったシステムの説明書。



私と担当者が話をする前、
相見積をした時にA者が
出てきた、変更前の物でした。



それに注目したA者担当者は
ちょっと面食らった様子。



A者担当
「はい…え~、どういった
ことでしょうか?」



初期のパンフレットについての
質問ということで、担当者さんも
わかりかねるようでした。



会計担当者
「金額、全然違いますよね?
うちとしてはかなりお安く
してもらっている状態ですが、
あまりにも金額が違い
過ぎると思います。」



淡々と言っているんだけど、
どこか指摘してやったぜ感を
出してきているので、私も
担当者も密かに顔を見合わせました。



「主任……あれ本部にも
渡してたんですか?」



主任
「渡してないわ。
うちでもらった分は私と
ぽい先生と、園長室に
1セット保管してあったけど、
新しい契約内容になった時に
園長に捨てといてって
言われたから、私のと一緒に
捨てちゃったわよ。」



そのまま隣に座っている
主任に小声で確認すると、
本部には渡していないとのこと。



ということは、あれは
会計担当者が個人で
取り寄せたものになります。



まぁ会計の人は会計管理上
システムの詳細の載った
パンフレットなどを取り寄せる
こともあると言えばあるので、
それはまぁ別に良かったのだけど、



「え、システムの契約内容、
うち用に変更してもらってる
ことって本部には伝えて
あるんですよね?」



主任
「あなたも稟議書にちゃんと
書いてあったわよね?」



本来のシステムの仕様とは
変わっている部分があり、
添付したパンフレットと
見積もりの仕様が違うので、
稟議書出す時にその経緯を
まとめた物も添付していました。



なので契約に伴う稟議書を
ちゃんと見ていたら、
うちには不要なシステムが
付属してくるので、それを
無くす代わりに金額を変更して
いるということはわかるはず。



となると、会計担当が経緯を
知らずに聞いているわけでは
なさそうなのだけど、それなら
尚更なんでそんなものを持ち出して
いるのかがわからなかった。



そしてそのまま私も
A社の担当者さんに困り顔で

ワカラナイ( ̄▽ ̄;)

と首をかしげると、
A者担当者も困ったように
苦笑いをしていました。