年金についてここ数年ずっと疑問に思っていることがあって、見直し法案に関わった議員さんに直接尋ねても、年金事務所で職員の方に呟いても誰も答えてくれないので、ここで呟きます。

誰か答えを知っている人がいたら教えてください。

日本の政策の失敗なのか、少子高齢化社会を考えていない年金制度自体がもともと成り立たないものだったのか、わかりませんが年金受給開始年齢が図表のように段階的に引き上げられ、今後もなお70歳に引き上げようとされています。

ちょうど私は昭和36年7月生まれだったので、私の年齢から受給年齢65歳になってしまいました。

本来なら2年前に受け取れていたものが3年後まで受け取れないというのは、5年分、数百万円(人によっては1000万円くらい)が削り取られてしまったということです。

これは年金制度が破綻しないように仕方のないことかも知れませんし、民間の年金では破綻してしまってぜんぜんもらえなくなったのもあるようですからまだましなのでしょう。

でも、集めた年金の運用が外圧か何かで失敗、奪い取られたのだとしたらちょっと腹立たしいかも。

まあそれについてはここでは触れませんけど、とにかく国民の命を預かる政治家の皆さん、ちゃんと日本国民を守って欲しい。

そう思います。

年金受給年齢は引き上げられましたが、会社の退職年齢は引き上げられず、私の同級生たちでもそのまま会社に残り、給与半分に減らされて仕事の量は同じで続けています。

でも、会社に残れたり、ほかに何か仕事を見つけられた人はまだ良いです。

そうでない人は生活ができません。

そのために年金の繰り上げ受給ができます。

それを知らないで路頭に迷っている人もいると思うのでこれはぜひ年金事務所に問い合わせてみてください。

ただし、繰り上げ受給をすると65歳の誕生日より早く受給開始一カ月につき0.5％、受給額から引かれます。

これは大きいです。

5年で30％ですから10万もらえるはずだった人は一カ月受給額7万円になってしまうのです。

はやくもらえるからその分は先に多くもらっていることになるのですが、単純に金額だけの損得計算でいくとある年齢を超えるとそこから損をしていくことになります。

たとえ受給額が減っても早くもらうか、なんとか満額もらえる年齢まで頑張るか、それは人によって違うでしょう。

物価変動や、利息、生活の困窮度合いなど、そのとき必要な額と未来にもらう額とでは単純に数字では比べられないからです。

一カ月につき0.5%の減額というのはあまりにも厳しいと我々世代の国民も訴え、政府も考えてくれたのでしょう。

ある議員さんが頑張って、減額率を0.4％に見直すよう働きかけてくれました。

やった～、と私も一瞬喜びましたが、これはさらに理不尽に思える不公平な内容でした。

見直しが適用されたのは昭和37年4月2日以降に生まれた方だけで、ちょうど昭和36年4月2日～37年4月1日生まれの私の同級生たちは対象外なのです。

なんと不公平な。

受給年齢を65歳に引き上げられた中で唯一私たちの学年だけが救済策から外されたのです。

どうして？

救済策の見直し案が施行されたのが昨年からなのでしょうか。

平成3年から繰り上げ開始した人はそんなに多くはないはず。

案内もされず繰り上げ受給できることを知らない人のほうが多かったのですから。

ややこしいかも知れませんが、不公平感をなくすために頭の良い人がもう少し細かく、遡って計算1961年生まれの人も同じように救済することはできなかったのでしょうか。

私は、それでも現在の生活のためと、この日本の年金制度がいつまで守られるのかわからない不安から、この度、繰り上げ受給、0.5×繰り上げ月数減額により78歳以降損になる計算で申請してしまいましたが、この疑問と政府に対する不信感はずっと残り続けることでしょう。

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年金についてこれ不公平じゃない？【昭和36年4月2日～37年4月1日生まれの方】