ヘビにまつわる私の黒歴史 | 平田真実のブログ

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昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

今年岩手で見つけた脱皮中のアオダイショウ

尻尾にまだ絡まっている皮を踏んでやったらスルスルっと剥けて建物の下の方に戻って行きました。

 

パラグアイの息子にオンラインで繋いで見せたら、いいなあと。

 

パラグアイにもいろんなヘビがいますが、息子にとって日本のアオダイショウは特に思い入れのあるヘビなのですね。

 

さて、そんなアオダイショウにまつわる20年~30年前の私の黒歴史2つほど紹介しましょう。

 

まずはその息子が埼玉に住んでいる時、近所の川口自然公園で特別大きなサイズのアオダイショウを捕まえてきました。

その頃、私の家ではヘビ、カメ、トカゲ、ヤモリほかあらゆるたくさんの種類の爬虫類や生き物を飼っていて、爬虫類専用の部屋もあり近所でも有名でした。

子供たちが見せて欲しいと見学に来たりもしていました。

そういえば、テレビの取材も何度かありました。

さて、息子もそんな環境で育ったものですから爬虫類好きは私に負けず、捕まえたアオダイショウも自分で飼っていました。

ところが、息子はヘビをケージから出して遊んでいるうちに疲れて寝てしまう癖がありました。

それで何度か脱走、捕まえたことがあります。

ヘビは脱走するとまず捕まえられないと言われていますが、お腹が空いて自分から餌用生き物のケージに入って満腹になってそこから出られなくて捕まえるといったパターンが多かったのです。

ところが、そのアオダイショウは窓を開けて裏の公園に逃げて行ったようです。

ある朝、公園の方から人が集まってがやがや騒々しい声が聞こえてきたのでまさかと思い、行ってみるとご近所の方たちが集まっていて、大きなヘビが公園の木の上にいるというのです。

もちろん疑われるのは私の家です。

私は危険なヘビを逃がしたのではないかと誤解されないように、「これは外国のヘビじゃなくこの辺りによくいる日本のアオダイショウです」と弁明しながら長い脚立とスネークフックを持ってきて、捕獲しました。

とても恥ずかしかったです。

 

そしてさらにもっとオオゴトになったのは、私が設立した爬虫類飼育器具メーカーポゴナクラブの仕事でアメリカへ行った時のことです。

取引先のアメリカ人に友情の印として日本のアオダイショウを一匹、布袋に入れてさらに靴箱にそれを入れ預け荷物の中に忍ばせてお土産に持って行ったのです。

もちろん、いけないことですよ。

絶対に真似してはいけません。

ロサンゼルスの空港の入国時にX線で見つかりスーツケースを開けろと言われました。

そして靴箱の中からヘビの入った袋を出して、これはヘビであることを素直に認めました。

すると動物検疫官がやってきて袋からヘビを出そうとしました。

そのときにそのアオダイショウが検疫官の手に嚙みついて血がだらだらと垂れたのです。

これはヤバイと思いました。

ひたすら謝ったら、なんと検疫官は「いや私の扱い方が悪かったのです」と。

そして、取り調べの中でヘビを持ってきた理由や私の職業などを説明し、当然私は拘留されるか罰せられると覚悟していたのですが、一切そういうことはなく、「このヘビはあなたに返すわけにはいかないけど、動物園などで保護飼育することになる、殺して処分することはないから安心してくれ」と優しく言われ、ヘビの所有権を放棄する書類にサインだけして放免されアメリカに入国できました。

そんなことがあったのでその後アメリカの取引先からとても慣れていて魅力的なオオトカゲの赤ちゃんペアをくれると言われかなり心が動きましたが、日本へ持って帰る手続きの自信がないからと断りました。

ちょうど同じころに、ある人がアメリカへヘビをやはり無許可で持ち込もうとして捕まり拘留、目玉が飛び出るほど莫大な保釈金を取られたという話を聞いて、よく私はそうならなかったなあと胸を撫で下ろしました。

決して自慢できるような話ではないですが、私の場合はたまたまで、捕まったら大変なことになるリスクがありますし、そもそも許可なしの海外への生き物の持ち込みは違法行為ですので止めましょう。

もう絶対にそんなことはしないと反省し、今だから白状する私の黒歴史でした。

 

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