人生色々あるけれど

時間は止まってはくれない。




さて先日、

子どもたちの運動会があった。



息子にとっては小学校最後の運動会。


娘にとっては小学校初めての運動会。


なかなかに記念すべき運動会なのだけど…


連休で仕事が超多忙な旦那&私の両親は

観に行くことを断念せざるを得なくなった。


しゃーない。

子どもたちの勇姿は

このあたしが

しかとビデオにおさめてくるから

任せろ!大丈夫だ!


と、前夜に

一人意気込んでいたら


親友からLINEがきた。


どうやら運動会に旦那も行けるのかどうか

気になっていたらしい。


残念ながら仕事で行けなくなっちゃったけど

ビデオにしっかり撮ってくるから大丈夫!

そう返信しかけていたところで



『なら私が行く!』



とな泣き笑い



『いやいやあなた、

そんな観に来てもらうような

大層な運動会じゃねぇー!笑い泣き



とさすがに申し訳なくて

丁重(?)にお断りしたものの


親友は本気だった。



…で、結局一緒に

行ってくれることになった指差し



子どもたちも私の親友のことが大好きだから

彼女が運動会に来てくれると知って

めちゃくちゃ喜んだ。


正直あたしも嬉しかったデレデレ


ぼっちで心細かったし

なにより彼女が隣りにいてくれると

ポカポカ温かくて本当に心地が良い。


ここのところ

週2ペースで会っているような…笑い泣きどんだけ〜


ちなみに子どもたちが通っている小学校は

私と親友の母校でもあるため

校庭に行くと

親となった同級生たち(5~6人)とも遭遇し、

色々と懐かしい思い出がよみがえって

昔話に花が咲いた。



そんな中、

いよいよ我が子の出番到来✨


まず先陣を切るのは娘だ。


運動会の花形


かけっこ



最近はプログラムとは別に

学校から配布されるプリントがあって

それには出場種目ごとに

子どもの順番や位置が

分かりやすく記載されている。


そのお陰で撮影時に

“どこで撮ったらいいのか?”

とか

ダンスの隊形移動で

自分の子どもを見失って

あれ?どこいった!?

などと、

慌てふためいたり

戸惑うこともなくなり


安心してベストポジションで

競技を撮影できるようになった。


この情報は

本当に親としてありがたい。




で、娘のかけっこの順番と位置は


第2走者の1コース!


私は当然良き場所でバッチリと待機した。


左手にスマホ、

右手にビデオカメラを持ち、


伊之助ばりの二刀流で異彩を放つ。


できる母というところを

見せつけてやるぜ!


とばかりに気合いを入れて待ち構えた。


さあ!準備万端!


いよいよ第1走者の子どもたちが

スタートを切った。



まだまだ小さくて可愛い1年生。


ここはみんなを応援するぞ✨


(第2走者)の娘の出番に備えつつ、


「がんばれ〜!がんばれー!」


って第1走者の子どもたちに

声援を送っていたら。




目の前で






娘が


ゴールした。






what!?ポーンポーンポーン







何故そこにいる!?チーン


どっから現れた!?



もうパニック。



第1走者の子どもたちの中に

娘がいると認識した瞬間、

慌ててスマホのシャッターをきったけど


その認識をしたのが


ゴールする瞬間なんだものチーン


時すでに遅し。


私の動揺が伝わる

臨場感あふれる素敵な写真が一応撮れたけど



まあ

たったの1枚だけだよね。



ビデオカメラにいたっては

撮影ボタンを押すことすらできずに撃沈チーン



二刀流…

なんの役にも立たなかった…えーんううっ




何故!?


何故なんだ!?


と、プリントを確認したら



娘は


第2走者の1コースではなく、

第1走者の2コースだったゲローグハッ





痛恨の確認ミスえーん



もうほんとごめん…



娘と

運動会に来られなかった旦那を思い、


心の中でひたすら謝った。


親友にも


「娘、第2走者だからね!ウインクヨロシコ



とドヤ顔で伝えていたので

当然彼女も娘の勇姿を見逃した



こ…これはまずい。


まずいぞー!不安


何としても次、挽回しなければ!


私は慌てて

次に出番を迎える息子の

出場種目が書かれているプリントを

確認することにした。


このプリント、

運動会当日の朝、

出がけに

息子から手渡されたばかり真顔それもどうなのよ


まあ出番直前に確認すれば大丈夫だろう!と

まだ目を通していなかった。


因みに中学年と高学年の子どもたちは

それぞれ自分で自分の順番や位置を

プリントに記入する。


で、娘のかけっこ時の失態を挽回すべく


息子のプリントをしっかりと確認したのだが…







息子よ、

校歌ダンスの『ス』の字が抜けていて

気になって書き足したんだね。




うん、


まあ…それはいい。



ただね、



肝心のサークルリレーのとこが






なぜゆえ無記入なのか!?




何色なのか

何走者なのか

レーンも1なのか2なのか




な・ん・も・

わからーんゲローゴフッ




『ス』書き足す余裕が

あったのなら

肝心な情報を書き足せやチーン!!


いや…むしろ


『ス』いらないから



情報だけ書け!!真顔




きっとあれだね、


序盤に脱字に気付いて

嬉しくなっちゃったんだろうね。


あれ?先生ミスってんじゃん!

俺ってば気付いちゃったぜぇ。


あはは。


“校歌ダン”ってなんだよニヤニヤ



校歌ダン!


ふははははー。


ダンだよ、先生!


ダ・ン・ス!ニヤニヤ



ってな感じで

『ス』書いたら


もう満足して

完結しちゃったんだろう。



完全に本来の目的を見失っちゃってるし


『ス』に全部持っていかれちゃったね。



ん?真顔


あれ?


バカなの?


母子揃ってバカなのかな?




隣で親友が腹かかえて爆笑していたが



私は遠い目で空を見ていた真顔


ため息ひとつついて。



まあ結果、事なきを得て

しっかりとビデオカメラに

おさめることはできた。


けど!


この先が

思いやられるということに違いはない。


息子も、


あたしもチーン



運動会はその後

滞りなく進行して

感動のフィナーレを迎えた。


親友は子どもたちの勇姿を

スマホで沢山撮って

動画や写真を大量に送ってくれたし


要所要所で

細かい配慮が行き届きまくりで


もはやあたしの母になっていたと

言っても過言ではない。


ほんとなにからなにまで

感謝の気持ちでいっぱいだ。


もちろん子どもたちの

一生懸命に取り組んでいる姿にも感動したし


いつもとはちょっと違う


一生忘れることのない運動会となった。