※数日前の出来事です。


このことは…

ブログに書こうかどうしようかと

ずっと迷っていました。

(豆腐メンタルなので

私や娘への批判コメントが多かったら

かなり落ち込んでしまうだろうと…)



削除することもふまえて

思い切って投稿しました。


想像をこえる沢山のコメントをいただき、

皆さん優しく励ましてくださったり、

共感してくださり…

気持ちが軽くなりました。


いつも本当にありがとうございますえーん



※とはいえ、私の対応や娘のことで

賛否両論あることは重々承知しております。





…………………………………


娘が学校から帰宅した。



「おかえり〜。

今日はプリントある?」



そう声をかけると

いつもなら弾けんばかりの笑顔で

抱きついてくる娘なのだが…



「………うん。」



と、なんだかちょっぴり元気のない返事。


あれ?


と思った瞬間、

私の父が部屋に勢いよく入ってきた。




「なんか、あおたち3人(同じ下校班の1年生)が

通りすがりの車に石を投げたとかで

今その夫婦が旅館に怒鳴り込んできたぞ。

お客さんもお着きになってるし、

忙しい時間帯でバタバタしてるから

とにかくすぐに玄関に来てくれ!!」




「え!?ポーン




矢継ぎ早に言われたので

状況がよく理解できなかった。



パッと娘に顔をやると

なんとも言えない複雑そうな表情をしていた。


…!!滝汗


これは当事者だわ…


慌てて旦那を呼ぶ。


先程じーちゃんに言われたことを

そのまま旦那に伝えて

ひとまず娘と先に玄関に行ってもらった。



「とにかく話をよく聞いて!

私もすぐに行く!!」



私はハゲ頭のルームウェア姿だったので

急いで着替えてヅラを装着。


人生最速ではなかろうかと思えるほどの速さ

(多分1~2分)で支度をして

ダッシュで玄関に向かった。


玄関では車を横付けにして、

70代くらいの夫婦が

大声で旦那と娘を怒鳴りつけていた。



娘は号泣している。



旦那は車のバンパーあたりを

しきりにチェックしながら頭を下げていた。




「遅れてすみません。母親です。」




相手の夫婦は旦那に向かって

状況説明の途中だったようで、

チラリとこちらを一瞥しただけで

私に最初から経緯を話してくれる様子はない。


仕方がないので

しばらく旦那と夫婦のやり取りを聞いていた。


会話の流れで…


下校途中の娘と、

同じ下校班の一年生2人が石を投げていて、

それがたまたま通りかかった

この夫婦の車(バンパー辺り)に

当たってしまったということがわかった。


その場で子どもたちに

「学校に報告する!」と言うと

3人は泣いて

“それはやめてください”と懇願したらしい。


ならば家に行くと伝えると

ひとりの子どもが

“石を当てた子は〇〇旅館の娘です。”

と伝えた。

「ああそこなら場所がわかるから

一旦帰宅してから後ほど行くから。」


…と言って今に至ると…。





娘はひょうきんでお調子者だが

ヤンチャなタイプではない。


おしとやかでもないが…。



しかし今に至るまでに

散々公園で一緒に遊んだり

お散歩をしたりとしてきたが、


“人や車に向かって石を投げる”


という行為を

娘がするのを私は1度も見たことがなかったし


通園していた保育園からも

そういった報告を受けたことは1度もなかった。


そもそもそんなことをするなんて

考えられなかった。


だから今回の話は正直かなり驚き、

にわかには信じがたかった。



石を投げる娘…全く想像できない。






まずは娘の話をちゃんと聞かなくては…。



私はしゃがんで号泣する娘の手を取り、

目線を合わせてゆっくりと声をかけた。




「なにがあったのか話してくれる?」




「わざとじゃ…

わざとじゃなかったのー……!

うわぁーーーーーん!!」




この娘の一言に

すぐさま相手の奥さんが反応した。




「確かにわざとじゃなかったとは思う。

車に向けて投げてるって感じではなかったから。

でもだからって泣いて許されるとは思わないでよ!

ものすごい音がしたのよ。

当たったのは事実なんだから。

子どもだからってそんなの関係ないわよ!」




その声に今度は相手の旦那さんも反応。




「おい!警察を呼ぶぞ!!

呼ぶからな!!」




うちの旦那がそれに返答。



「はい。呼んでもらって大丈夫です。」




「………」




私はしゃがんだまま娘から目線を離さずに

会話を続けた。



「うん。わざとじゃなかったんだね。

でも、石は投げたということ?」




「うん……。

ごめ…

ごめんなさいーっっ…!」




あ、投げたんだ…真顔ガーン


なんてこと…。


この一言は私にとって本当に衝撃的だった。


と、同時に

私が見えていなかった娘の一面を

垣間見た気がして反省した。




「石を車に向けて投げたの?」




「ちがう!!

 車のいないとこに向けて投げたはずなのに…」

 



「でも、ぶつかっちゃったんだね。」




「…うん。…うん。

…うわぁーん」




「石を投げたのはあおだけ?」




「……わたしとAくん。

Bちゃんは投げてなかった。

Aくんが最初に

“暇だから石投げしよう”

って言ったから…。

だからわたしも……」




「うん。

でもAくんが石投げしようって誘ったと言っても

Bちゃんはやらなかったんでしょ?

あおは自分でやることを選んだんだよ。

Aくんが誘ったから悪いとかじゃない。」




「…うん。……うん。」




「じゃあ車に当てたのは2人で?」




「ううん。

わたしが投げたのがあたって…

Aくんはあててない。

でもね、

わざとじゃなかったの…」




「そう。わかった。」




私は一息吐いて

娘の目をもう一度しっかりとみつめた。



「まずね。石を投げることは

絶対にいけないこと。

わざとだとか、わざとじゃないとか

そういう問題じゃない。

絶対にしてはいけないことをしたんだよ。


道路に石なんて投げたら

例え車にあたらなかったとしても

その石でタイヤがパンクしちゃうかもしれない。

窓ガラスにあたっていたら

車のガラスが割れてしまっていたかもしれない。

大変な事故になっていたかもしれない。

それだけ危ないことをしたことを

ちゃんと反省しなくちゃいけないよ。

もう絶対に石は投げないこと。」



「……うん。…うん。」



「お母さんも一緒に謝るから、

もう一度しっかりと謝ろう。」



「……!!

もう何度も何度も

あやまってるよー!うぁーん」



「うん。だけど

もう一度、謝ろう。ね?」



私は立ち上がると左手で

娘の右手をギュッと包みこんだ。


そして夫婦に向かって一礼。



「本当に

申し訳ありませんでした!」



「ごめんなさい……!」



旦那も一緒に

「申し訳ありませんでした!」

と頭を下げた。



しかし夫婦の怒りは収まらない。



「謝ってすむ問題じゃない!」




「子どもら3人がその場で泣いて学校には言わないでくれ!と言っていたから

今回は学校には言わないでやってあげたが…

だからって許せる問題じゃない。」




「わざとじゃなかったんだろうけど、やってしまったことは事実だし、小さな子どもだからってしょうがないって話じゃない!」




「家でも再度きちんと言い聞かせます。

今回は本当に申し訳ありません。

車は…キズはこちらで弁償しますので…」



って、言ったところで

車の損傷具合が気になり

バンパーに目をやった。


既にこの夫婦とうちの旦那が

何度もくまなく車のチェックをしていた様で

不幸中の幸いか

無傷だったと知らされた。


すり傷ひとつ付いていなかった。

(これは夫婦も認めてる)


それを見て聞いて、

私は少しだけ安心したのだが…




でもこれでは終わらなかった。




「キズはついてないけど

ものすごい音がしたのよ!

現場に連れて行ってあげるから

車に乗って!」




奥さんが私たち夫婦に車に乗れと言う。




「現場は娘に聞けばわかりますから…。」




「でもいいわよ。

連れて行ってあげるから

ほら!乗って!




「現場というよりも…

こういったことが二度とないように、

石を投げたことについて家で娘としっかりと

話をしたいので…。

本当に申し訳ありません。




「………」




すると相手の旦那さん。




「子どもだからって

許せることじゃないわな。

警察呼ぶからな!!」



娘が震えながら号泣。



旦那がすかさず言った。



「あの…

本当に警察を呼んでもらっていいので

もうそうしてください。」



私も同意。


「はい。呼んでください。」



相手の旦那さん押し黙る。




これを10分ほど繰り返した。




私は娘がトラウマになってしまうんじゃないかと

不安になってきた。


娘の号泣は過呼吸になりかけていた。



娘と繋いだ手をさらにきつく握りしめた。




そもそもは娘が悪い。


100%悪い。


親である私たち夫婦も悪い。


それは分かっている。



だけど、

謝っても謝っても

大の大人に罵声を浴びせられ

許してもらえない。



これは、もう警察を呼ぶしかなかろう。


てか、

呼ぶ呼ぶと何度も叫んでらっしゃるのに

なぜ呼ばない…?



そう思いつつ、

ただひたすら私と旦那は

「申し訳ありませんでした。」

と頭を下げた。



相手が警察を呼ばないのなら

こちらから呼ぼう。。

その方がもう絶対丸く収まる。。


そう思ったとき…



相手の旦那さんが捨て台詞を吐いて、

その後夫婦はやっと車に乗り込み

去っていった。



家に戻ってから娘は

いつも以上に私にべったりで離れようとしない。


そのうち宿題をしながら

泣き疲れて寝てしまった。


少しして、

同じ下校班の子どもたちの親からも電話がきた。


一連の経緯を話すと

“一緒に謝るべきだったのに

その場にいなくて本当にごめんなさい!”

と何度も謝ってくれた。



いやいや…


直接当ててしまったのは

うちの娘なんです悲しい



例えばこれが

2人で、または3人で当てた。


とかだったら

すぐに連絡をして家に来て頂くように

声をかけていたと思う。



ちなみに

他の2人の子どもたちも

うちの娘と同様に

現場では既にあの夫婦に

こてんぱんに叱られていたので


帰宅後、

号泣して泣き疲れて寝てしまったそうだ。


唯一石を投げていなかった子が

本当に気の毒で…えーん


ごめんね。。。




その後、旦那と話し合い、

当事者ではあるものの

この件は学校にも伝えておいた方が良いだろう…

と言う事になって

1時間ほど経ってから


私は学校に電話をした。




そしたらなんと。



学校は既に

知っていた無気力




結局あの夫婦は

うちからそのまま学校に向かったらしい。


子どもたちに

今回だけは学校に言わないどいてやる!


ってあれだけ言っていたのに…無気力




学校でも校長、教頭、担任に対し

家での剣幕と同様に怒鳴りつけ

30分ほどはいたらしい。



学校にも

多大なる迷惑をかけてしまったと知り、

申し訳なさすぎて目眩がした。






………その後の経過………


うちの娘含めた3人は

その後ケロリと元気復活!


翌日も笑顔で登校しました。


学校では全校集会で名前は出さずに

登下校での諸注意を丁寧に話して

指導して下さったそうです。


相手の夫婦には

その旨を学校から電話連絡。


一晩経って大分落ち着かれていたそうで

一応は納得してくれたらしいです。




だけど、今となっては


もっと早い段階で

警察を呼ぶべきだったと深く後悔。


事故証明もそうだし…。


第三者に間に入ってもらった方が

相手ももう少し冷静に

話をしてくれたかもしれない。




あれから3日。


下校時を心配したうちの母と

下校班の子どもたちの祖母。


今週いっぱいは

どちらかの車で

学校まで迎えに行ってます。(三人一緒に)



子育て。


色々あります。


私も日々反省です。