以前にもブログで何度か書いていますが

我が家は旅館です。




正確には

もう我が家ではなくなったわけだけど。


私にとっては生まれ育った実家であり

現在は住み込みをしている場所である。



源泉掛け流しの温泉や

露天風呂には毎日入りたい放題!


と、言うと聞こえはいいかもしれないけれど


娘が温泉アレルギーなので

ここ数年は、

月に1、2回くらいしか入れていない。


しかもハゲ頭になった今となっては

旅館が休業日のときにしか

温泉には入れなくなってしまった。





毎年、ゴールデンウィークや

年末年始のような長期連休になると


旅館は目が回るような忙しさになる。



本来ならば“嬉しい悲鳴”…

と言うべきところなんだろうけど



現場は…

人手不足で激務な修羅場。



ゆえに私の両親と旦那は

早朝からずっと働き詰めだ。



この時期がどれほどキツイのかは

身をもって知っている。



体力も精神力もどんどん疲弊していき

ゴールデンウィークが終わる頃には

フラフラになっている。


そして疲れやストレスで日々口数が減り、

仕事以外のプライベートな時間は

ピリピリとした、

空気が張り詰めているのを

感じられるほどだ。



…で、そんな中


今現在プー太郎(死語真顔?)のワタクシ。



この時期ばかりは


触らぬ神に祟りなし。


モードに突入。


あまり家族の視界に入らぬよう

すみっコぐらしのキャラクターのように

こそっと息を潜めて過ごす様にしている。


…はずだったのに。



ゴールデンウィークが始まって

僅かまだ2日目。



やってしまった無気力



母とバトル勃発。




すでに疲労困憊の母の愚痴を


「うん、うん」と


静かに聞いてあげていれば良かったものを。


私としたことが

うっかりダメ出しをしてしまい…


それを皮切りに

まあ出るわ出るわ。


堰を切ったように母の負の感情が

ドバー!!っと私を飲み込んだ滝汗



副作用のピークが過ぎたとはいえ

体調だってまだまだ万全ではない。


だから私に向けられた母の不満を

笑顔で受け止められるほどの

余裕などなかった。



めちゃくちゃ腹が立った凝視



「この忙しい時期は

みんながピリピリしているから

お互い発言には気をつけよう。

すぐにこういうことになるから。

だからね、この時期は

できることならこの家にいたくない!」



私はそう言ってその場を離れた。



まあ、これは本心なのだけど真顔



できることなら

旅館ではないどこかに

子どもたちを連れて出かけていたい。



どうしたって…

以前は戦力だった私が

働かず、何もせず旅館にいれば

目につくだろうよ。


普段は何も気にしていないようなことも

気になってくるのかもしれない。


もちろん家族は

その事に関しては何も言わないし

納得をしてくれている。


むしろ少しでも働きたいという私を

「今はまだやめとけ!」

と制止するのは母と旦那だ。


そして現状、

今の経営者に私は雇われていないし

雇われたとて


今の私なんて

なんの戦力にもなれん。


猫の手の方がまだマシだろう。



けど、


家族の疲れた背中が

たまに訴えているときがある。


今の私のポジションが

羨ましいとさえ思われているかも…



いや、違うな…。



私自身、

旅館の仕事の大変さが分かるからこそ


負い目や後ろめたさがある。



だからどうしても

そういう風に見られているように

感じてしまうのよね。



あぁ、出かけたい。


長期連休は子どもたちと

ゆっくり過ごせて最高なのだけど、


働いていたときとはまた違った

緊張感が漂っている。


忙しさに追われる両親や旦那の顔色をみながら


地雷を踏まないように

踏まないように…。



でかけたい。


出かけたいけど…

コロナも心配だし


なにより

体力がゼロ←ココ重要



車で近場のコンビニ行って帰ってくるだけで

ヘロヘロになってる。

帰宅してすぐ横になってしまう。


特に今回は

身体の倦怠感がまだ残っているし…


ジーラスタの影響なのか背中も痛い。



逃げ場はないのよね。


外は雨で公園にも行けやしない。



今日も一日雨予報悲しい



やっぱり嵐が過ぎ去るまでは

すみっコぐらしのように

こそっと人目につかないように

静かにしているしかないな。



母とはいつものことだから

朝には仲直りができてるだろうけど。

↑我が家のモットーは

ケンカを翌日に持ち越さないこと。

寝て起きれば大抵のことはリセットできる。



晴れた日には

気晴らしに子どもたちと外にでかけよう。


絶対に虹