FEC療法4クール 11日目
ようやく吐き気の副作用は抜けたけど
やっぱり貧血だからか
ちょっと歩いただけでも
ゼーハーゼーハー息切れをして
体力の衰えを痛感している今日この頃。
さて。
先日、娘の小学校入学式があった。
私はまだ副作用中だったこともあって
ちょっぴり不安な気持ちで学校へ行った。
すると早速
駐車場で娘と同級生の保護者に会い、
互いにぺこりと会釈。
そのママさん、
淡いピンクの可愛らしい着物を着ていた。
それは暖かい春の日差しによく映えて
キラキラと本当に美しかった。
正直、すごく羨ましかった。
本来なら私も着物をきて
入学式に参加する予定だった。
息子の入学式のときにも着たし
入学式だけは着物で…と
漠然と思っていたから。
でも、今のこの体調では
着物なんて…とても無理
七五三のときには着るからね。
娘と一緒に着物きて写真撮るからね。
そう心の中で自分に言い聞かせた。
着物をきるのなんて、
単なる自己満足なのに
ちょっと涙ぐんでしまった自分に驚く。
気を取り直して
校舎に入るとまずは教室へ。
入学式は夫婦で参加したものの
コロナ禍のため、
教室には娘とともに大人1人しか入れない。
もう1人は体育館の2階席で
待機しててください。
とのこと。
ひとまず、教室には私が行くことにした。
娘は自分の机、ロッカー、
そしてスーツやワンピースを着た同級生たちに
目をキラキラと輝かせていた。
いつもとは違う
特別な1日なんだと実感している様子だった。
まずはランドセルをロッカーにしまい、
自分の名前が書かれた席に座る。
親は教室の端に立ちながら
そんな子どもたちを見守っている。
私も例にならって
しばらく立っていると
だんだんとしんどくなってきた。
息苦しくて
壁に背中をつけて寄りかかる。
す…座りたい…
早く…
早く…体育館へ行きたい。
式はまだなの！？
と、時計ばかりに目がいく。
やっとのこと体育館へ促され
椅子に座れたときには
とにかく息苦しくて冷や汗ダラダラ。
肩で息をするくらいになっていた。
ヤバイ…
倒れたらどうしよう
倒れた瞬間にヅラが取れたら
周りの大人たちは
きっとものすごく気まずいだろうな。
とか、
そんなどうでもいいことを考えながら
ゆっくりと深呼吸をして息を整えた。
それにしても娘の成長が嬉しい。
もう小学生になったんだね。
大きくなったね。
緊張しながら
椅子にちょこんと座っている姿をみていると
自然と笑みがこぼれた。
コロナ禍の為、式は思いのほか
めちゃくちゃ短縮されて
あっという間に終了。←すごく助かりました！
その後の教室での説明とかは、
旦那に行ってもらって
私はひと足先に車に戻って待機。
10分ほど経って
ようやく体調も良くなってきた。
…で、先程スマホで撮ったばかりの
娘の写真を見ながらのほほんとしてたら
旦那から電話。
「もしもし？今から写真撮るみたいだけど…
どうする？」
「は!?今から集合写真!?
」
衝撃。
保育園の卒園式もコロナで
集合写真は撮らなかったので
てっきり入学式も撮らないもんだと
勝手に思っていた。
「集合写真…そりゃ〜
もちろん一緒にうつるっしょ！！」
と、慌てて電話を切って
再び体育館に向かってダッシュ！
歩くのも精一杯だったのに
まさかのダッシュ。
嘘だろ。
マジでか。
とかブツブツ呟きながらダッシュ。
マジでぶっ倒れるかと思った。
めちゃくちゃゼーハーゼーハーしながら
体育館に到着すると
先生に
「大丈夫ですか？！」
と声をかけられる。
「だ…だ…大丈夫で…す
」
全然大丈夫じゃなかったけど
今にも消えそうな声で
なんとか返事をした。
息も絶え絶え、
顔面蒼白で膝に手を付き
しばし呼吸が落ち着くまで
くの字になってフリーズ。
もう吐きそうである。
その後、フラフラしながら
保護者席に移動して
娘にとって、一生に1度しかない
小学校入学式の記念写真に
一緒に入ることができた。
えらかったね。
頑張ったね。
よくできました
娘…
とあたし。
でもひとつだけ。
すごく心配なのは
ヅ…ヅラが…
鏡なんて見る余裕なんてなかったし
汗だくで顔に髪の毛へばりついてたし…
ちょっと
写真の出来上がりを見るのが今から怖い。
ボサボサでも
ズレてたとしても
そこはもうご愛嬌で。
てか誰も見ないか！
主役は子どもたちだしね。
娘と一緒に入学式に参加できたこと。
それに意義がある✨
入学おめでとう!!
