主人公は「ツェ」という名前のねずみ。
ツェねずみ。

彼は「いたち」とか「柱」とか「バケツ」とか「ほうき」とかの数少ないお友達がいる。
そんなお友達は優しさからお得な情報をツェねずみに教えて
ツェねずみはその情報に飛びつくんだけど。
邪魔が入って思い通りに手に入らない。
するとツェねずみは逆恨みして、そんな情報をくれた仲間達に
「償うて(まどうて)ください。償うて(まどうて)ください。」としつこく迫る。
故に、当然、友達はいなくなる。

 

そこに「ねずみ捕り」が
「ねずちゃん、おいで。今夜のごちそうはあじのおつむだよ。お前さんの食べる間、わたしはしっかり押えておいてあげるから。ね、安心しておいで。入り口をパタンとしめるようなそんなことをするもんかね。わたしも人間にはもうこりこりしてるんだから。おいでよ。そら。」

とねずみを呼ぶ。

 

それには「ねずみ捕り」に悲哀があるのだ

ねずみ捕りは全体、人間の味方なはずですが、ちかごろは、どうも毎日の新聞にさえ、猫ねこといっしょにお払い物という札をつけた絵にまでして、広告されるのですし、そうでなくても、元来人間は、この針金のねずみ捕りを、一ぺんも優待したことはありませんでした。ええ、それはもうたしかにありませんとも。それに、さもさわるのさえきたないようにみんなから思われています。それですから実は、ねずみ捕りは人間よりはねずみの方に、よけい同情があるのです。

↑こういう文章が上手いと思う。よって切り抜き。


そこにツェねずみが通りかかり。
1度は「ねずみ捕り」の言葉通り美味しく餌だけをいただいたのだが。
いつものように横暴になったツェねずみは、餌が腐ったはんぺんだった事に怒りだし
いつもの
「償うてください。償うてください。」
を始める。
ついに頭に来た「ねずみ捕り」はツェねずみと捕えてしまう。
という物語。

 

まあ、想像通りの物語だよね。

上記の切り抜きの「ねずみ捕り」の悲哀文章から、ツェねずみを捕えてしまったが、それでもホントは捕まえたくなかったんだよ。。。的な行間があるかと思いきや。

 

ない!

 

シンプルにクレーマーねずみは哀れ捕まったのでした。という物語。


そういう意味だと。ブルーハーツってすげーーと思うんだよ。

♪ドブネズミみたいに美しくなりたい~♪
♪写真には写らない美しさがあるから~♪
だよ。


やっぱりすげ~よ。ブルーハーツ。

将来、学校の教科書に載せるべきだよな。