指原莉乃という女。
彼女はサムライである。

 

指原莉乃、さっしー、さしこ。
別段アイドルファンでもない僕は彼女を何と呼ぼう。
ここでは尊敬をこめて「指原さん」と呼ぼう。

素直に凄い。


その距離感。
大先輩には友達のように懐に入り。
ちょっと先輩には失礼のないように気をつかう。
後輩にはフレンドリーに接するが。
自分からその輪に入る事はしない。
相談にはとことん聞く。聞くだけでアドバイスはしない。
ファンには感謝し。アンチも利用する。
けして相手から目をそらさない。
彼女の周りの人は、きっと老若男女の誰しもが気づいたら彼女の間合いにとりこまれている。
それはまるでサムライである。

 

真剣勝負の道で生きるサムライとは真逆の事を言っている。
「私、真っ向勝負をしないの。戦わなければ負けないから。」と
実はこの価値感にこそ、サムライの中のサムライを見る。
確かに彼女はサムライである。

どうでもいい事はプライドを捨てる。
元々、プライドなどという自分を縛る足かせに執着はしない。
しかし「自分が好き」という信念は曲げない。
絶対に曲げてはならないところを曲げない為には、その他の事はどうでもいいのだ。
否、
絶対に曲げてはならない事を曲げない為には、その他の事はどうでもいいという覚悟が必要なのだ。
故にスキャンダルをも逆転できるのだ。

 

それもこれも意識してか自然なのか。
その距離感とバランス感。
サムライである。

 

 

2014年8月発刊。
シンプルな表詩にまだ幼い指原さんの顔写真の帯が巻かれている。
指原さん22歳の本である。

指原莉乃という女。
サムライである。
僕も簡単に切られちゃった。
ファンになっちゃったウインク
これからの指原さんに注目していきたい。