始まりはトンネルを歩く1人の男
手には医療バッグ
足元は白のスニーカー
左右が逆に見えるがもしそうなら
これも意味を持つ事になりそう

顔を痙攣させながら怖い顔をして
先を睨みつける
見る方はこのシーンを覚えておいて欲しい



男はアルツハイマーの獣医
過去に多くの殺人を犯していた
記憶を失いつつある中で
ボイスレコーダーに日々の出来事を入れている

巷では若い女性を狙う連続殺人が起きていた
その犯人と思われる若い男と偶然知り合い
その魔の手が男の娘に忍び寄る
娘を守れるか……

ざっくりこんな話だけど
この映画ぜひ見て欲しいと思いました
上手く説明出来ないから😅

私はこの映画でアメリカの作家
フォークナーの『 響きと怒り』を思い出した
何しろ主人公の思考があちこちに飛ぶ
時間軸がどこにあるのか分からなくなる
現実なのか妄想なのか


そしてラストシーンに鳥肌が立つ
怖いとかそういうことではなく
時間軸が全く分からず私の頭の中が
時空を彷徨った
今どこにいるんだろう……



この映画には別バージョンがあるそうで
タイトルは「殺人者の記憶法 新しい記憶」
ラストシーンだけが違うらしい
ラストが違うという事は
最後に男が発した言葉に意味が出てくる?
見てみようと思います

↓ん?笑ってる?

さて……現実はどっち?


2018 韓国



これ以上感染者が増えると命の選択が始まる
これから私たちは
人の命が平等ではないことを
目の当たりにしていくのだろうか

コロナは人間の「利己」を炙り出す